スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

3月, 2022の投稿を表示しています

感想_ジャングル・ブック

  ソニーとホンダのEVってちょっとワクワクしますね。どんなブランド名になるのか。 さて。ジョセフ・R・キップリング『ジャングル・ブック』読了。集英社の「子どものための世界文学の森」シリーズです。祖父が長男に買い与えてくれたものを、読み聞かせしました。文字だけの本の読み聞かせ、そこそこ長いし、なかなかハード。 読み聞かせではありますが、僕自身読んだことなかったので自分の興味優先で読みました。トラにさらわれた赤子がオオカミに育てられ成長するも、人間ゆえにやがて群れを追われ、しかし人間社会にも居場所がなく、という物語。ワイルドだぜ。 動物たちはジャングルの掟を守りながら生きてはいるものの、対立もあれば逸脱もあり、一筋縄ではいきません。一方で、ここに出てくる人間たちも、よそものである主人公を受け入れられないために、かなり悪者として描かれます。どんな社会にもルールがあり、しかしそれを破るものがいる。善良なものもいれば、そうでないものもいる。 主人公自身も決して紳士というわけではなく(ジャングル育ちだしね)、怒りっぽいし、お調子ものっぽいし、最後には群れを捨てて独立しちゃうし。現代に置き換えても、なんともいえないですね。もう少し平和的にいけかなかったものかな、と。 ただ、本作はいくつもの短編の3編をまとめたものということなので、これだけで物語を評価はしないほうがよさそうです。そういえば、少し前に映画化もされてましたっけ。急に観てみたくなりました。子供と一緒に観れるかしら。 そして、この小学校低学年向けのシリーズ、全40作あるのですが、恐ろしいことにほとんど読んだことないです。「若草物語」とか「海底二万里」とか「ロビンソン・クルーソー」とか。だいぶ遅いけど、子供用とかこつけて一緒に読むことにしようと思います。これもまた学び直し。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

横須賀カフェによりみちを

さて。横須賀に行った時に、どこでご飯食べようかとGoogleマップで「カフェ」と検索して出てきた「 toirowa 」さんにお邪魔してきましたが、とても素敵でしたよー。2021年の9月だかにオープンしたばかり。 地元出身の3人組が民家をリノベーションしてオープンさせたというカフェ、古家具(販売もしてる)をゆったりした居心地のいい空間で、コーヒーや日本茶、中国茶と、食事を提供しています。キッシュをオーダーしましたが、おそらく周辺で採れた野菜をたっぷり使っていて美味しかったです。最初にコーヒーも頼もうとしたら、よかったら食事を終えた後の気分で決めてくださいね。と言われるくらい、ゆったり過ごす事を推奨しています。 ところで、横須賀はちょっとしか来たことがないのですが、何やら町歩きが楽しげですよね。観光地としてもそうですし、どぶ板通りとか、風情があって散歩のしがいがありそうです。洒落た雰囲気のお店もちょこちょこあるみたいですし、海軍カレーだって食べたいし。海も近ければ公園もあるさ。 フラット歩いたら線路の下にこんなアートもありまして。今度ゆっくり散歩したいと思います。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_『ドライブ・マイ・カー』(2回目)

  アカデミー賞は 『コーダ あいのうた』 が獲得しましたね〜! 手をパタパタする拍手、胸熱! そして、我らが『ドライブ・マイ・カー』も下馬評通り、国際長編映画賞を受賞しました! おめでとうございます!! ということで記念して2度目の鑑賞です( 初見のレビューはこちら )。( あと原作のレビューはこちら )。『コーダ』もこれも、手話が重要なファクターになってますね。前者では家族の絆であり主人公を縛る足かせとして。後者では分断を乗り越える可能性のメタファーとして。 2度目でもやはりその美しい映画としての佇まいに惹かれました。物静かで、多くを言葉で語るわけではないのに、全体としては雄弁に語ります。今回印象に残ったのは「僕は正しく傷つくことができなかった」という家福のセリフ。妻の秘密を知った彼は、それを受け止め切ることができずに逃げてしまった。その悔いが、2年経った今も深い傷を負わせている。 一方で、ドライバーのみさきもまた誰にも言えない罪と秘密を抱えていた。北海道、上十二滝町で二人はそれぞれの罪を交換し、ようやく自分を赦すことができます。嘘も間違いもなくて、それは起こるべくして起きたことであり、どんな過去も後ろへと流れ去っていくものであること。北海道に向かう途中。車の後ろへと流れていった景色は、このシーンへと繋がっていたように思いました。あらゆるものは、僕たちの中を通り過ぎていく。 それでも、道は続いていく。僕たちは人生という車を走らせ、生きていくしかないのです。いつかすべてが過ぎ去ってしまうとしても、その一つ一つには何かしらの意味があるということ。それはその時には気づかないかもしれないけれど、あるいは、まったく意味がなかったとしても、僕たちを形成する欠かせない何かではあるのでしょう。ラスト、海を越え、車を受け継いだみさきの表情は、だからこそ人生は美しくて面白いと、語っていたように思います。思えば遠くに来たもんだ。 いや本当にすごい快挙ですね。濱口監督の過去の作品も、ぜひ拝見したいと思います。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

春は映画の季節

いよいよ本日、アカデミー賞の発表ですね。楽しみです! ということで、週刊文春から映画特集(年に2回出ている模様? いつから??)が出ていたので思わず手に取りました。映画雑誌を買うのはいつ以来でしょう。最新作情報、そしてアカデミー賞情報、いろいろなインタビューやコラムもあって充実の一冊。映画じゃんじゃか観たくなるよ。 僕が映画をたくさん観るようになったのは、2007年くらいからで、雑誌の映画ページの編集を担当してからでした。映画の紹介をするからには、責任持ってやらなくてはらならない。そのためには映画に詳しくならなくては!の一念です。それまでは月に1本観ればいいほうだったのが、年に200本以上観るように。で、まんまと沼にはまりました。映画、こんなに面白いのかよ!って。 映画の面白さは到底僕には語り切れませんが、確信をもって言えることがあるとすれば、「世の中にはこんなにたくさんいい映画があるのか!」です。ランキング上位には入らないかもしれない、全国でわずかな劇場でしかかからないかもしれない、だけど、とんでもなく素晴らしい映画が、世界中で生まれているということ。それが最大の衝撃であり、そしてその衝撃にいくつも出会えたことがこのうえない喜びでした。 当然、映画に関する知識や情報も増えていって、そうするとさらに楽しみは増していきます。この監督がどうで、このモチーフはどうで。予備知識を必要とすることがいいとは言いませんが、深く浸る楽しみが存在するというのは確かですよね。さらに楽しいのは、いろいろな人の感想や解釈をネットで観ること。自分はここが刺さった。こんな風に感じた。では、他の人はどうだろう。今はうなるほどレビューがあふれていて、それを貪るように読むのも、映画の楽しみ方のひとつと言えるかもしれません。映画ってそういうプラットフォームでもあるんだな。 今僕が15歳だったら、映画に関わる仕事がしたいと、本気で思っていたような気がします。『パワー・オブ・ザ・ドッグ』と『ドリームプラン』が観たいですね~。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_女のいない男たち(2回目)

無事に長男卒園式を迎えることができました。色々と感慨深いのでそれについてはまた今度。 さて。村上春樹『女のいない男たち』再読。2014年刊行の短編集。映画『ドライブ・マイ・カー』( レビューはこちら )の評価が高まるとともに、原作が入っているこちらも急上昇中。映画鑑賞後に読もう読もうと思いながら、ようやく再読しました。文庫の帯は映画仕様になってますね。 文春文庫『女のいない男たち』村上春樹 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS 映画を観たときには小説の内容はすっかり忘れてしまっていましたが、改めてなるほど映画の原作になっているなと再確認(なんだそりゃ)。ご存知の通り、『ドライブ・マイ・カー』を骨格としつつ、『シェラザード』『木野』の2作も重要なモチーフとして取り入れられています。 しかし、よくこの短編を映画化したなというのが改めての感想で、確かに骨格は原作からスタートしているし、小説にあるセリフも使われている。でも、主人公の家福の生活や仕事ぶりやロケーションは映画独自のものだし、それがあるからこそ180分もの大作になり、結果として小説が描いていた世界を次元の違う豊かな物語として成立させていました。もう一度映画が観たくなる。 映画とは少し離れて、改めて小説としては、どのお話も、大切な女性を何かしらの理由で失う男たちの話です。死であったり、離婚であったり、あるいはただただ選択としての別れであったり。村上さんの作品は大抵どれも大切な女性を失っているとは思いますが、この短編集もそこから物語が始まります。それは人生を大きく変えるほどの痛みにもなっていますし、結果として自分と向き合うことにもなる。小説にも映画にもある通り、他人を知ろうと思ったら、自分の中を深く覗き込むしかない。それこそが、村上さんが一貫してメッセージしていることなのかもしれません。 大切なものを失った時に初めて、自分にとって大切なものとは一体何だったのか。なぜそれは失われてしまったのか。失ったことで自分はどうなってしまうのか。そういうことと向き合いうことになる。そこに何が残るとしても(残らないとしても)できればそれを受け入れ、乗り越えることが、人生の大きな意味を占めるということかもしれません。 小説単体としても十分に面白いですが、やはりもう映画とは切り離せない一作になったと思いました。ぜひ両方を行き来しながら楽しん

感想_不運からの最強男

プロ野球開幕! 新庄BB、残念でしたね。そして阪神大逆転負けェ…。 さて。『不運からの最強男』1巻読了。不運過ぎる前世から転生したジークベルトは、規格外の運を持つ「幸運者」だった。家族を守るため、強くなることを誓ったジークは、鑑定眼と圧倒的な魔力で頭角を現すが、幸運ゆえにチャンスとともに強敵さえも引き寄せるのだった。 かなり面白いです! 異世界転生のテンプレートではありますが、ストーリーが秀逸。まず「幸運者」の考え方がよくて、単なるラッキーではなく、ピンチを引き寄せることさえもチャンス【機会】としてとらえ、それを乗り越えることでさらに強くなるという設定。俗にいうピンチはチャンスをこんな形で表現した時点で勝利かも。 そして登場人物の奥行きもいい感じで、謎めいた叔父さんに、ジークを目の敵にする離れて暮らす兄、ジークを愛する家族たちと、配置もバッチリ。布石も効いてて、特典ポイントを家族のため惜しみなく使う決断をしたジークを見るヘルプの目や、魔術学校の怪しさ、そして母の最期の言葉と、これから回収されそうな案件もいろいろでとても楽しみ。 画力も高いし、強敵ゴブリンジェネラルとのバトルでは、いきなり3人のコンビネーションからの上級魔法炸裂が実に爽快でした。決め台詞「俺にはそれができる力がある!」もしびれました。 ということで、今後の展開を超楽しみに。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

さあ、ひとり旅の時間だ

  ゼレンスキー大統領の演説、テキストで読みましたが、上手だたなと感じました。映像だとどんな印象だろう。 さて。オズマガジントリップ「春のひとり旅」特集が発売中。テーマは「古都」ということで、京都、名古屋の四間道(しけみち。初めて聞いた)、鎌倉、会津、宮崎の飫肥(おび。難読!)、桐生、四万十が紹介されていました。古都というだけあって古い街並みが残りつつ、新しいスポットが増えているそうで、どこも魅力的です。 そろそろね、また旅に出たい季節ですね。ひとりであれ、それ以上であれ。古都であれ、どこであれ。前にもどこかで書きましたけど、僕たちはときどき日常を離れることで、自分のことを客観的に、俯瞰的に見れたりするものですよね。旅に出ると「やっぱり我が家がいちばん」とか言ってしまうように。 日々はとめどなく流れ続けるもので、どうしても僕たちはその流れの中で生きていかなくちゃいけません。流れの中にいるということは、ある意味で前に前にと急かされることであり、留まろうと思えばしっかり足を踏ん張るなり、藁か何かを握りしめるなり、余分な力が必要で。 でも、物理的に離れてしまえば、がんばらなくても「いつもの流れ」から逃れることができて、その流れの速さとか、透明度とか、そういうものを他人事のように見ることができる。まあ、そんなものが本当に必要かどうかは、意見の分かれるところではあると思いますが、僕はそういうふうに遠くから日常を眺めてみるのがわりかし好きだということです。そういう種類のメンテナンスもある。 そんなわけで、近々、旅に出かけようと思うのでした。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

壁とアートとざわめきの午後。

さて。横浜美術館は現在修繕のため長期休館中。横浜はここ以外大きな美術館ないので寂しいです。が、工事の仮囲いをギャラリーとした小企画展「Nea Artist Picks」がスタートしていました。たまたまお向かいのマークイズの4Fテラスから外を見たらご覧の景色が見えました。なかなか気持ちいいです。 取り上げられていたのは村上早さんで、「Stay Child」というタイトルで、18点の銅版画が展示されていました。上から見た時は、一連のストーリーのように見えましたが、実際には独立した作品のようです。一点ずつに、豊かな物語性がある。 例えば、大きな蜂に刺される女性。その横には女性をかつぐ動物(?)。といった具合に。人物には顔がなく抽象性がありながらも、前後の文脈を感じさせるのです。あるいは、動物と人間が対等に同居しているのも、寓話性があっていいんですよね。 解説によるとこれは作者のトラウマなどネガティブな記憶や痛みからきているそうで、なるほど確かにそういう重さはありますが、映画『パンズラビリンス』のようなダークファンタジーの趣で僕は捉えました(十分暗いか)。 非常に見応えがありましたので、ぜひ横浜にお出かけの際は足を伸ばしていただきたいです。11月まで展示されているようです。 ところで、ここは公園広場でもあるわけで、子供たちがはしゃぎ、たくさんの人が行き交う、賑やかなエリア。なかなか足を止めて作品を観る人が多くなかったのがちょっともったいないかなと。そのひはMMアリーナで「美少年」のライブがあったようで、そこから流れてきた方達が、囲いをバックにめっちゃ撮影会していました。おもしろいスポットです。 そんなこんなで。村上早さんの名前は憶えておきたいと思ったのでした。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

ニッポンカルチャーをまだまだ僕は知らない。

僕の生活範囲は幸にして停電しませんでしたが、あらためて、何があるかわかりませんね。 さて。メトロミニッツ ローカリズムの最新号は「ニッポンカルチャー見聞録」。日本の文化といえばさまざまありますが、この特集では「銭湯」「民藝」「工芸」「スナック」の4つのカルチャーをセレクトしていました。なかなか、ニッチというかディープというか。当然、日本の文化がこれだけのはずはなく、シリーズ化していく特集のようです(多分)。 どのジャンルも、知っているようで知らないというか、もちろん銭湯は行ったことあるけれど行ったことのない銭湯のほうがはるかに多いし、民藝品も工芸品も持ってはいるけれど、誌面には「こんなのあるんだ~」しかありませんでした。スナックは、あれ、行ったことないぞ。 そう思うと、つくづく、人生にはやったことのないことばかりで、考えようによっては可能性の塊だし、知らないままというのはもったいないっちゃもったいないし、限りある時間のことを思うといくぶん途方にもくれちゃうし、そんな中で取捨選択しながら生きていくんだよなぁと意味もなく大げさに考えてみたり。文化って壮大ですね。ところで、どこからが文化なんだろ? 多分それは、誰かの営みの集積で、生活だったり仕事だったり娯楽だったり、いろんなものを含んでいるものですが、最少2人以上の人が愛好したもの、と言えるでしょうか。生活必需品ではないけれど、少し余計なものを、2つ3つ持っていたほうが、ゆとりのある暮らしになるように思います。自宅にお風呂はあるけれど、わざわざ銭湯に行くのはけっこう楽しいし、お皿はどこにでもあるけれど好きな器を探して旅をするのもわくわくします。また行きたいと思えるスナックがあったら、きっと豊かでしょうね。 ことさらに意識する必要はないのかもしれませんが、文化というのは生活の潤いだなぁと、ページをめくりながら思うのでした。ぜひ東京メトロのラックで。もしくは29日以降は電子版が購読できます。 Kindleストア-メトロミニッツ編集部 文化的なよりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

本当はどこまでだって歩いていける。

ちょっとラグビーの真似事したらものすごく楽しかったです。なんでラグビー部じゃなかったかなー(学校になかったけど)。 さて。雑誌Tarzanが「歩き入門」なる特集をしていたので、興味を惹かれて購入しました。「いま、みんなが歩いている。」ということで、歩く人、統計的にも増えているそうです。かねてからの健康意識の高まりに加えて、コロナが直接的に影響したことは想像に難くないですね。ウォーキングシューズの売り上げも伸びているんだとか。 「病気の9割は歩けば治る」と、医師の方がおっしゃるくらいで、頭の働きは良くなるわ、腸内環境も睡眠の質も良くなるわ、血液の循環も良くなるわ、姿勢が良くなるわと、ウォーキングはいいことづくめ。まあ、現代人はとりわけ歩かないですからね〜。ウーバーイーツもあるし。なんとなく僕自身、コロナ前よりもやや体のコンディションが良くない気がするのですが、通勤が減って歩く量が減ったことが関係していると睨んでいます。 よりみちを推奨する当ブログですので、歩くことは基本的には大好きです。ゴミゴミしたところにさえいかなければ、自由ですし、気分もいいし、休みたければすぐ休めるし、準備もいらないし、体にも良さそうだし。ランニングよりははるかにハードル低いですよね。走れない人はいるけど、歩けない人はそれよりだいぶ少ないはず。 あと、歩くことのいいところは、「すべての道はローマに通ず」を身体的に実感できることだと思うのです。5km先でも10km先でも、ちゃんと歩きで行けるんですよね。相応の時間と体力は必要ですが、乗り物じゃないといけないと思い込んでいた場所に、歩いて行けるんですよ。なんというか、自分たちが何を省略しているのかを、体感できる。そこには結構象徴的な意味があると思っていて。 つまり、今は便利なツールが様々あって、多くのものがどんどん省略されています。移動も、コミュニケーションも、ものづくりも、買い物も、ほとんど何もかもが、昔よりも短く早く簡単になっている。それは要求された進化であり全然構わないのですが、何が省略されたのか(場合によっては失われたのか)を知っておくのは、それなりに意味があるはず。お手軽に見えるものも、どこかで誰かが頑張ってくれてるからこそ、なんですよね。決して自分が偉くなった訳ではないとうこと。 と、それこそローマに辿り着けそうなくらいに飛躍しちゃいまし

横浜屈指の洋食店発見!

左手の小指をひどくうちつけて内出血している僕です。「a」をタイプするたび、ズキっとします。 さて。横浜で素敵な洋食店を見つけました。関内駅から5分くらい、伊勢佐木町モールの裏手にある「イタリーノ」さん。1972年オープンだそうなので、50周年ですね。 ナポリタンが美味しいと聞いたので、それを食べるつもりだったのですが、なんかメニュー見てたらチキンカツをオーダーしてしまったのですが、これが絶品すぎて。サクサクで風味のある衣、やわらかなチキン、主張がありながらもチキンの味を消すことのないソース、そして付け合わせのパスタも絶品! これはちょっとそんじょそこらではお目にかかれないレベル。 おまけにボリュームが凄くて、あやうく食べ切れないところでした。ハンバーグとかとのコンビメニューもあったけど、そんなの頼んだらどうなっちまうんだ!? お店の中も外も、レトロと呼ぶにふさわしい佇まいで、だけどちゃんと清潔で、お客さんはひっきりなしにやってきて。名店と呼ぶに相応しい一軒だったのでした。次こそ、ナポリタン食べるぞ(壁に、ナポリタン学会による認定証みたいなのが貼ってありました)。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_村上春樹語辞典

  村上春樹さんの小説を読み始めたのは、社会人になってからだったと思います。最初に読んだのは『ダンス・ダンス・ダンス』だった気がしますが定かではありません。 ということでナカムラクニオ・道前宏子著『村上春樹語辞典』読了。ハルキスト御用達で知られる荻窪のカフェ6次元を主宰するお二人による、村上春樹にまつわる言葉をまとめた一冊。2018年刊行です。 作品タイトルから、登場人物、交友関係から、作中に頻出する「あるいは」「やれやれ」「悪くない」といった単語、そして「料理」「音楽」「翻訳」「ランニング」など村上さんを読み解くキーワードまでが辞書形式でまとめられていて、「そうそう」とか「あったな〜」とか「これは知らない」とか、読むと村上作品が読みたくなる本でした。ある程度村上作品を読んでいないと楽しめないかもしれませんが、どうですかね。あえてここから始めて、その後著作を読んで答えあわせしていくような楽しみ方もあるかも。 もっとも興味深かったのは、フランスで村上作品を研究しているというアントナン・ベシュレル教授へのインタビュー。大雑把に切り取ると、村上文学はジブリ的なファンタジーだと言っています。主人公はだいたい孤立したり孤独を抱えながら、物語の中で人間関係を修復したりするところに癒しがある。一方で、筋とは無関係な比喩が放り込まれたり、ポップカルチャー的記号が多用されていたりするから、若い世代にウケると。そして主人公の生活や考え方が西洋的なため、西洋人から見て違和感を感じにくいのだそう。なるほど。 村上作品の評論だったり、海外での評価というのを読んだことがなかったので、とても新鮮でした。ベシュレルさんの指摘はとても納得ができるもので、ジブリと同じかどうかはわからないけれど、大人が耐えうるファンタジーというのはまさしくという感じ。マジックリアリズム的手法と、村上さんならではのユーモアと、音楽にしても文学にしても西洋カルチャーが織り混ざってのあのスタイルなんだなと思いました。なんというか、洒落てますもんね。ジャズやクラシックやアメリカ文学に精通してるって教養を感じちゃうフラグ。 そんなわけで、積ん読していた『騎士団長殺し』は今こそ読むときがきた!と思ったので、手をつけようと思いました。短編は、楽しみを取っておこうとあえて読んでなかったのですが、そろそろ読みどきなのかも。ところで、長編

思い通りにならなさも、楽しみのうち。

さて。 ブルータスの「はじめる」特集を読んで 、さて自分は何を始めよう?と考えましたが、そういえば クラシックカメラを始めるんだった! と思い出しました。というか、始めていた。コンタックスII型なるクラシックカメラ。で、ちょうど現像が上がってきたのですが……全然ピント合ってないよ! いやー恐る恐るではありましたが、まさかこんなにあってないとはね! まともに撮れてたのは36枚撮りのうち3枚くらい。うーん、難しいぜ。 しかし、件のブルータスで「写真をはじめる」を提唱していた写真家の滝本幹也さんは言ってましたよ。スマホはあまりにも簡単に撮れすぎるゆえに「身体性が失われがち」と。フィルムは、装填して露出見てピントを合わせてと、すごく手間がかかるけど、だからこそ現像された写真に感動が生まれるって。 残念ながらピンボケすぎて感動は生まれなかったのですが、でも、これを糧に次は頑張ろうと思いますし、さてどこを改善すればいいんだろうと考えることにもつながります。そういう苦労する体験て、幾らかの肥やしになるだろうという発想は昭和的なのかしら。 ま、あくまで趣味であり何かの結果を求められているわけではないので、こういうプロセスも合わせて楽しもうと思います。負け惜しみみたいだけど、重量感あるボディを持って、必死に露出とかフォーカス考えてシャッターを切るのは、なかなか気持ちよかったです。 ところで、もう一つ初めてやったことがありました。写真を引き延ばす、です。少し前に撮った写真をA4サイズでプリントしてもらったのですが(byビックカメラ)、とってもよかったです。自分で撮った写真を大きなサイズで見ることって、普通に生活しているとあまりないですよね。でも、大きい写真てすごくいいと、実感しました。よかったら試してみてくださいね。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

始めたいよね、春だもの。

  MLBもNPBも動き出して、球春もすぐそこまで来てますねぇ。 さて。ブルータス「はじめる。」特集読了。ストレートなタイトルですね。ニューノーマル、を意識したかどうかはわかりませんが、いろんな「はじめる」を50個集めた特集です。扉ページ(下の写真)のピクトグラムがナイスな感じ。 「ランニング」や「ガーデニング」「写真」と言った、割と定番的な趣味のものから、「吉本新喜劇」「ドストエフスキー」「ポッドキャスト」といった、ブルータスらしいちょっと尖ったカルチャー、はたまた「環境に優しい暮らし」「スケートボード」「2拠点生活」といったタイムリーなものまで、これだけあると一つ二つ、気になるものがありますね。数のパワー。 なんていうか、全部楽しそうです。だって、どれもすでに楽しんでいる人がたくさんいるわけですから、つまらないわけないと思います。そりゃあ、自分に合う合わないというか、興味が向くかどうかはありますが、気が向かなかったからといってその対象が詰まらないということにはならないですよね。誰とでも恋愛関係になるわけないけど、それは別に相手が悪人だからじゃないさ。 すごく「暇と退屈とよりみちの倫理学」的な発想になるのですが、すべては「楽しもう」という心持ちを持てるかどうか、だろうなと思うのです。特集内で片岡鶴太郎さんが「はじめるとは、何かを断つこと」とおっしゃってますが、確かに色々なものが飽和している中で新しいものを取り入れるのは、結構大変なことですものね。「断つ」までストイックでなくてもいいと思いますが、「楽しもう」という自発性は必要だろうなと思いました。「楽しませてもらおう」だと、あんまりうまくいかないかもしれません。他力本願になっちゃうから。 さて、僕は何をはじめましょうか。明日へと続く。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

桜の季節がダミアン・ハーストと一緒にやってきた

ここのところ左まぶたがピクピクしている僕です。時々なるんだよな。 さて。国立新美術館で開催中のダミアン・ハースト「桜」を観てきました。FB広告でこの展覧会を知りましたが、地下鉄でもずいぶん広告売ってましたね。 僕の印象ではダミアン・ハーストはけっこうエキセントリックな現代アートの人ですが、今回の展覧会はそのイメージとはずいぶん違っていて、なんと桜の絵画作品のみで展開されています。が、かなり大型の作品24点で、かなり迫力ありました。 ダミアン・ハーストの代表作のひとつが、カラフルなドットを機械的に並べた作品「スポットペインティング」だと思いますが、同じアーティストが今度は手触りのあるドットを塗り重ねて桜を表現したことがとても興味深く思えました。大量の絵の具、さまざまな色彩を塗り重ねて、アクションペインティングのような肉感のある桜の有機的な立体感よ! 空が見えないほどの花びらで埋め尽くされたもの、浅いピンクでまとめられたもの、超大型のもの。1点ずつを切り取っても引き込まれますが、連作としても楽しめます。引いてみるのもいいし、ぐっとフォーカスしてその筆致を確かめるのもいい。なお、このシリーズですでに100点以上描いているそうで、今回はその中から選りすぐって持ってきているそう。 ところで、ダミアン・ハーストってたくさんのスタッフが制作するファクトリーシステムを採用してたように記憶してますが、このシリーズは全部本人が単独でやっているんですかね。インタビューを見る限りはそのように見えましたが。 シンプルなモチーフですが、それゆえの美しさと強度を感じる展覧会でした。パンデミックに戦争と、不確実性の高まる今、それでも季節は巡り桜が花開くということ。その尊さを、あらためて感じるのでした。本物の開花ももうすぐですかね。美術館前の桜とあわせて堪能できそうです。会期は5/23まで。 そして、来るたびに思いますが、国立新美術館てハコとしても格好いいですよね。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

大腸内視鏡検査を受けながら健康第一だと考えた

IKEAで買ったプラントラーメンをいただきました。フードテック、どんどん新しいものが生まれてますね〜。 さて。先日、初めての大腸内視鏡検査を受けてきました。人間ドックで便に潜血が見つかっての精密検査でしたが、結果は異常なしということでひと安心。ほ。いやー、もしかしたら最悪の事態もありえるのかと、初めて健康について身構えました。 前日は夜21時までに食事を摂り、下剤を服用。当日朝は絶食(水のみ)で病院に行き、2時間かけて腸をきれいにする飲み物2L+水1Lを飲み(普通にいけた)、午後から検査開始。ちょっと緊張しましたが、するすると進行して検査自体はおしゃべりしながら30分ほどでした(鎮静剤不使用)。途中、今何合目くらいでしょうか?と聞くと、「もうすぐいろは坂に差し掛かります」というユニークな答えが返ってきました。いやーなかなかすごい体験ですね。これを毎日やってるお医者さんへの敬意が僕の中でかなり盛り上がりました。 なお、ポリープなどが見つかった際は、だいたいその場で切除するそうで、よほどの時は1泊入院になることもあるそうですが、僕は何事もなかったので(結局、診ただけ)、検査終了後即帰れました。水分をしっかり摂取するように言われた以外は、食事もアルコールも採ってオーケー。大腸癌は進行が遅めだそうで、定期的に検診しておけば、おおごとになる前に発見できるケースが多いそうです。そういえば、行政からも大腸がん検診のお知らせ来てたな(いつかいつかと、スルーしちゃってました)。結局、潜血自体はちょくちょくある現象だそうで、問題なしという結論になりました(検査結果の詳しい説明は後日ですが)。 余談ですが、診てくれた先生曰く、どうやら私は平均より腸が長くて、盲腸が大きいそうです。あと、便を押し出すヒダのようなものが少ないとかで、将来的に便秘に要注意だそう。いろいろ勉強になりました。しかし、体の中さえも覗けてしまう医学の進化って今更ながら凄まじいなと思いましたし、それを的確に行う医者のプロフェッショナリズムにも頭が下がります。お医者さんに限らずですが、どんな仕事であれ、みんなその道のプロですね。 とにもかくにも健康第一ということで、生活習慣に気をつけつつ、人間ドックはしっかり受けていこうと、半日病院にこもりながら考えたのでした。 つまんない話ですみません。よりみちしながら、いきましょう。今

感想_コーダ あいのうた

たまの一人時間に何をしたいかというと、映画かランニングとなる僕です。 ということで。アカデミー賞ノミネートも話題の『コーダ あいのうた』鑑賞。アメリカの港町で暮らす高校生のルビーは、早朝から漁の仕事を手伝いながら学校に通う。彼女は家族で唯一の健聴者として、世間との窓口役を背負って家族を支えていた。そんなルビーは、ひょんなことから合唱クラブに入ることになり、そこで類まれなる歌の才能を見出されるが…。 映画『Coda コーダ あいのうた』公式サイト リメイク元である 『エール!』を予習して 臨んだわけですが、『コーダ』とてもよかったです! 冒頭から船の上で気持ちよく歌うルビーに、彼女が音楽を愛していることと、才能に恵まれていることが端的に伝わってきます。まずこのオープニングだけで良作の予感。そこからシームレスにつながっていく、耳は聴こえないけれど、ユーモアがあって明るい家族の様子の伝え方もいい感じ。そういう前提に説得力があるので、そこからの展開にどんどん感情移入していきました。 ルビー達は、その特性ゆえに家族がずっと一丸となって暮らしてきた。それは固い絆であり、とても濃密な時間だったからこそ、ルビーはそれ以外の世界をあまり見ることが叶わなかった。ゆえに外の世界に踏み出すことに抵抗があること、家族も当たり前にルビーに依存してしまっていること、そういう世界観が、短いシーンの中にもしっかり落とし込まれていました。ルビーが歌う時の気持ちを問われて、うまく言葉にならないことを、手話で応えていたのもとても良かった。生まれつき手話がそばにあり、家族との唯一のコミュニケーションツールであることを考えると、健聴者であるルビーにとっても手話は第一言語なんだよね。 そして、そのフリがあるからこそ、ルビーの歌う意味や喜びをサウンドでもビジュアルでも感じさせてくれているのが音楽映画として観ても素敵なわけで。合唱クラブでは楽しく開放的に、デュエットではその素晴らしい歌唱力を披露、そしてクライマックスでは単なる歌を超越した彼女だけがなしえる音楽を表現していて、それは家族をつなぎ、そしてこれから先多くの人の魂を震わせる唯一無二の個性となることさえ予感させました。彼女にしかできないそのスキルは、あの家族だからこそ生み出し得たもの。序盤のシークエンスがしっかり活かされていて、また泣けるぜ。 細かいところも

感想_エール!

新しい床屋さんに行ってみました。なかなか良かったので、また機会があれば利用したいと思います。 さて。映画『エール!』(2015年公開)を鑑賞しました。自分以外の家族全員が聾唖者である高校生のポーラ。ある日、音楽教師より歌の才能を認められ、パリの音楽学校受験を勧められるが、彼女なしの生活が考えられない家族は反対。ポーラ自身も家族を置いていくことに葛藤を抱えて…。 エール! : 作品情報 - 映画.com 『コーダ あいのうた』が観たくって、その原作にあたるこちらの作品がAmazon primeに入っていたので観ました。題材はとても繊細で、いくらでもエモーショナルにできそうなところを、ずいぶんカラっと仕立てていて、拍子抜けしたというのが率直な感想。高評価を聞いていたので、もっと深く心打たれると期待していたのですが。そして、そもそもポーラ、歌、上手いかな? あまり伝わりませんでした。 基本的にはコメディ路線で、明るい家族関係をベースに、酪農家の父が村長選に立候補したり、弟がセックスに夢中だったり、笑いの要素を前に出してきます(笑えるかどうかは別として)。お話はポーラ中心に進み、ハイライトの歌唱シーンでは音を消すことで、家族の目線が入ります。すなわち、音のない、娘の歌を聴くことの叶わない世界。 でも、このシーンも非常にサラッと描かれるため琴線を震わせるには至らなかったような印象。その後の父親がポーラの喉に手をあて歌唱を促すシーンも、演出らしいものはほとんどありません。ここは、聴こえることのない娘の歌を受け入れる場面だと思うけれど、ここまであっさりいくとは。もちろん、感情の変化を読み取れはするのですが、もう少し盛り上げても良かったような。 クライマックスの受験シーンも、先生が伴奏に飛び入りとか、そんなのアリかよ!って感じで、ツッコミどころのほうが多い一作でした。果たしてこれをどうリメイクしたのか、どっちにしても期待が高まったのですが。 ということで、『コーダ』を観た上でもう一度振り返ろうと思います。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。 <3/15追記> ということで、 『コーダ あいのうた』もレビューさせていただきました 。 最大の違いは、主人公の「歌うことが好きだ」という気持ちが見えたかどうか、だったと思いました。『エール!』はそこがあまり描かれなかったよう

オズマガジン2022年4月号「横浜へ」③

  桜のつぼみがぐんぐん膨らんでますね。カウントダウン。 さて。オズマガジン横浜特集をもう少しご紹介します。「いま、横浜でしたいこと15」。写真のような建築散歩に野毛のサク飲みなど、ニューノーマルの中で楽しみたいコンテンツが紹介されています。 こうして並べてみると、横浜暮らしでもできたないことたくさんあるんですよね。洋館も通りかかることはあってもちゃんと中を見られてないし、野毛もしばらく行けたないし。気になるお店もたくさんあるし、あれもこれも! と、めくってるうちにワクワクが湧いてくる。 こういうのが雑誌の楽しみだよなーと改めて。顕在化された欲求への回答だけを求めるのではなく、新しい手の届くほどよい刺激をもらえること。選択肢が増えまくった時代の中で相対的に存在感は薄れてしまっているけど、雑誌の面白さが損なわれたわけではないなと思います。 グルメページも見応えありますね。ナポリタンもプリンもハンバーガーも中華街も食べに行きたいよ! てことで、春はぜひとも横浜へ。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

オズマガジン2022年4月号「横浜へ」②

  久しぶりにジョッキで生ビールをいただきました。最高かよ! さて。昨日に続いて、オズマガジン最新号「横浜」特集のご紹介です。巻頭はニュースなヨコハマと題して、注目トピックが並びます。昨年開業したエアキャビン(気持ちいいです)の紹介や、人気パン屋さん(美味しそう)、注目エリアのナビ(行きたい)などなど。 その中に横浜駅周辺がイタリアン激戦区というトピックがありますが、ほんとにそうで、駅から徒歩10分圏内に新旧人気店が集っています。誌面に載っていて、僕も行ったことがなかった「GastronomiaHeritage Yokohama」さん(の隣の姉妹店)で早速ランチをしてみると、確かに素敵でこれはリピートしたい一軒に(写真、いちばん下の2枚)。 コロナに苦しんだこの2年ですが、それでもたくさんのニュースがこの街にはあって、なんだかたくましさすら感じられます。そして、ここにきて気温も急上昇。去年をのぞいて10年くらい春の横浜を特集してきたオズマガジンですが、今年は例年以上に「春は横浜!」って気がしています。 ぜひ誌面から気になる一軒を探してみてくださいね。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

祝・リニューアル! オズマガジン2022年4月号「横浜へ」①

東日本大震災から11年。あの日のことは忘れません。 さて。本日オズマガジンの発売日。今月はリニューアル号です! 大きく変わったところは、背表紙アリの平綴じとなり、紙を変更して手触りとボリュームを改善、それから文字を読みやすい大きさに変更しています。表紙のデザインもブラッシュアップ。 中身に関しては、大きな変更ではなく、引き続き「よりみち」をテーマにしながら街歩きによりフォーカスして、これまで以上に一冊丸ごと街を掘り下げる形を貫いています。コロナ禍を踏まえてなお、いえ、むしろこれまで以上に、顔を上げて街を歩くことの必要性を感じ、そして私たちは街と共に生活しているという確信から、この形にたどり着いたようです。 ということで、リニューアル一発目は、2年ぶりの横浜特集です。この2年、横浜もいろいろと変化があり、新しいものもたくさん生まれています。一方で、変わらずにあるものももちろんあります。そして、新旧や洋の東西が織り交ざるそれは、まさに横浜のアイデンティティそのもので、そういった意味では横浜はずっと横浜だなぁと誌面を見ながら思うのでした。 気温もずいぶん上がって、春の気配がぐっと増してきました。冬のコートももうそろそろひと休みですかね。良く晴れた暖かい日の横浜散歩は格別です。ぜひ、お手に取ってみてくださいね。 なお、発売日の今日3/11は有隣堂横浜西口店さんで、デモ販売も実施します。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。