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感想_不運からの最強男

プロ野球開幕! 新庄BB、残念でしたね。そして阪神大逆転負けェ…。


さて。『不運からの最強男』1巻読了。不運過ぎる前世から転生したジークベルトは、規格外の運を持つ「幸運者」だった。家族を守るため、強くなることを誓ったジークは、鑑定眼と圧倒的な魔力で頭角を現すが、幸運ゆえにチャンスとともに強敵さえも引き寄せるのだった。


かなり面白いです! 異世界転生のテンプレートではありますが、ストーリーが秀逸。まず「幸運者」の考え方がよくて、単なるラッキーではなく、ピンチを引き寄せることさえもチャンス【機会】としてとらえ、それを乗り越えることでさらに強くなるという設定。俗にいうピンチはチャンスをこんな形で表現した時点で勝利かも。


そして登場人物の奥行きもいい感じで、謎めいた叔父さんに、ジークを目の敵にする離れて暮らす兄、ジークを愛する家族たちと、配置もバッチリ。布石も効いてて、特典ポイントを家族のため惜しみなく使う決断をしたジークを見るヘルプの目や、魔術学校の怪しさ、そして母の最期の言葉と、これから回収されそうな案件もいろいろでとても楽しみ。


画力も高いし、強敵ゴブリンジェネラルとのバトルでは、いきなり3人のコンビネーションからの上級魔法炸裂が実に爽快でした。決め台詞「俺にはそれができる力がある!」もしびれました。


ということで、今後の展開を超楽しみに。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

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