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11月, 2021の投稿を表示しています

写真とは誰かの目となる行為だ

  11/30火曜日おはようございます。オペラシティでやってる和田誠展も行きたいんですよねー。 さて。昨日の松江泰治さんの展示のほかにやっていた展示も見てきました@東京都写真美術館。 3F展示室で開催されていた「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家vol.18」では、その名の通り新しい才能5組6名にフォーカス。単純な写真を超えた作品が多く、その拡張性は現代アートそのもの。 特に心を捉えたのは、山本彩香さんの作品。さまざまな土地の少女のポートレートを収めることで、人物からその土地の風俗や空気までをも写しとることに成功しています。着ているもの、肌の色、建物の雰囲気。モデル選び、ロケーション、質感と色彩、そのすべてが調和して、あらゆる物質と非物質の記憶を凝縮したような印象でした。これからも注目したい写真家。 B1Fではプリピクテ 東京展「FIRE/火」が開催中。これはサステナビリティに関する議論や対話を引き出すことを目的とした国際写真賞だそうで、13名の作家の作品が展示されていました。日本からは川内倫子さん、横田大輔さんも選出! こちらも力強い作品が並んでいましたが、注目はちょうど東京都現代美術館でも個展をやっている(行かないと!)クリスチャン・マークレーの作品。アニメなどから「火」にまつわる写真を切り出してコラージュしているそう。 いやー、写真てつくづく面白い。自分の目では観ることのできない世界へといざなってくれるから。小説が誰かの心の中を擬似体験するとしたら、写真は誰かの目を借りる行為かもしれませんね。僕が写真の中の彼女と会うことはおそらくないけれど、写真を通してなら出会える。こんなにもたくさんの見方、見え方がある。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

都市風景は人ほどにものを言う。

  11/29月曜日おはようございます。焼肉でも行きたいですね。 さて。東京都写真美術館で開催中の「松江泰治 マエキタCC」を鑑賞してきました。木村伊兵衛賞作家である松江さんの「CC」と「マエキタ」という2つのシリーズが同時に展示されています。 都市風景を幾何学的に切り取ったようなスタイルが大好きで、上空から街を見下ろす視点はこの世のものとは思えない異彩を放ちます。「CC」とはcity codeの略で、世界中の都市を同一のルールで撮影しています。空や地平線を入れないこと、影が入らないよう順光で撮ること、だそう。 そして「マエキタ」というのは、模型を撮影したシリーズだそうで、ちょっと見ただけではCCとの違いに気づかないほどに精巧です。よーく見て、あ、これ模型か!と気づくレベル。現実を作り物のように見せるCCと、作り物を本物の街かのように見せるマエキタ、この2つが交錯した虚々実々の世界が実にユニーク。 特にCCのほうは、街にはこんな切り取り方があったのかと驚かされるのです。普通に歩いているだけでは見られるはずもないアングルだから見たことない風景なのは当たり前なんですけど、日中なのに人がほとんど写っておらず、一つひとつの建物には個性があり生活感もあるのに、全体で見ると不思議に無機的に調和見えるという。ある意味、都市も人間も同じだな。群れると没個性になる奇妙さ。 視点を変えれば世界は変わるんだということを、見事に言い当てたシリーズで、新しいものの見方の可能性を獲得できるのが醍醐味ですね。動画作品も興味深かった! 純粋にこれはどこの国だろう?と想像するのも楽しいです(日本もあります)。そして、海外旅行に行きたくなりんですよねー。会期は来年1月23日まで。ぜひ足を運んでみてください。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ

  11/28日曜日おはようございます。日本シリーズ終わっちゃいましたね。もう一度宮城を観たかったです。 さて。よりみちシネマ第23回。『すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』(2021年)鑑賞。5年に一度の青くて大きな満月の夜に、まほうの国のコたちが、すみっコたちの国にやってくる。 大人も子供も大好きなすみっコぐらしの劇場版、かわいくてほっこり。「夢があるからがんばれる」という素直なメッセージがやさしく、温かく届きます。最小限のナレーションと、ささやかなユーモアで、これができるのスゴイ。 いやもう、イチにも二にもかわいいですよねー。すみっコたちは安定のかわいさで、今回はとかげにフィーチャー。そして「すみっしー」とか最高じゃん!と萌えるわけです。魔法のコたちももちろんかわいいわけで。 他愛ないといえば他愛ないですが、これをきっかけに子供たちが映画好きになったらいいなーと。僕が映画に目覚めたのは20代の後わりで、もっと早く好きになっていたら、もっともっとたくさん映画を観れていたのになと思ったりもするものですから。 たくさん観ればいいというものではないですが、映画っていう面白いものがあるよってことは、教えてあげられたらと思うのでした。そして劇場にいると観たい映画が増えるあるある。僕は『エターナルズ』と『コーダ あいのうた』で、息子は『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

いちはらアート×ミックス2020+に行こう!

  11/27土曜日おはようございます。おみくじ引いたら大吉でした! ラッキー。 さて。ついに「いちはらアート×ミックス2020+」が開幕しました。タイトルで分かる通り、本当ならば2020年の春に開催するはずだったものが、延期に延期を重ねての開幕です。これは千葉県の市原市を舞台にした芸術祭で、2014年、2017年に続いての3回目。 見所は里山の風景と、小湊鐵道というローカル線を舞台にしているところで、なおかつ都心から1時間ちょっとというアクセスのよさ。駅舎、廃校などを活かしたサイトスペシフィックな展示を見る事ができます。 目玉は駅舎プロジェクトと、月出校舎、平三小学校ですかね。どれも力作揃いで、とてもフォトジェニックです。駅舎プロジェクトは、小湊鐵道の風情と相まって、ここでしか見られない趣に仕上がっています。 菜の花にあふれる春でも、カエルの合唱がこだまする夏でも、黄金色の稲穂が揺れる秋でもないですが、きっと素晴らしい時間を過ごせると思います。あわせて、いちはらゾウの国改めて「アニマルワンダーリゾート」や、お隣木更津の「クルックフィールズ」、小さなミュージアムの「as it is」などと一緒に回るとなお楽しいと思います。 会期は12/26まで(月、火はお休み)という事で僕は来週遠征予定。行ったらまたリポートしたいと思います。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

喫茶店にて。

   11/26金曜日おはようございます。代打・川端選手の打球はサヨナラホームランかと思いましたよ。 さて。オズマガジンの東京ノスタルジーさんぽにちなんで、新宿に出たついでに老舗喫茶店のらんぶるさんでランチ。久しぶりに来ましたが、流れる空気は全然変わりませんね。古めかしいそのムードで外国に来たような気分だなぁと思いました。 地下に広がるその空間は秘密基地のようで、たとえわずかな滞在だったとしても、新宿の喧騒と隔絶されたその時間は、なんと名前をつければいいのでしょうね。ぴったりの言葉が思い浮かばないのですけれど、ワープ感ありますね。時間を超えているのか、空間を超えているのか、はたまた。 ピカピカの新店でわくわくするのも、たくさんの人に愛される老舗に静かに浸るのも、そのどちらでもないたくさんの店を通り過ぎるのも、時々悪者のように扱われるチェーン店(お世話になっています)に紛れ込むのも、どれも楽しいことですね。 次に新宿に来たら、らんぶるの斜向かいくらいにある「珈琲西武」に行こうと思います。2号店もあるらしいからハシゴしよかな。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

グラストCOMICS&NOVELS創刊

  11/25木曜日おはようございます。ドラクエとファイナルファンタジーなら、ファイナルファンタジーのほうが好きだった僕です。 さて。新しいコミックのレーベルが立ち上がります。その名は「グラストCOMICS」。今、人気の異世界ファンタジーもので、明日26日、『勇者パーティをクビになった忍者、忍ばずに生きます』(バトルファンタジー)と『腹ペコ魔王と捕虜勇者! 魔王が俺の部屋に飯を食いに来るんだが』(ラブコメ)の2タイトルが発売! 異世界ものってついこの間まで全然知らなかったのですが、主にウェブサイトで発表された作品が中心で、小説も漫画も今やものすごい規模の市場になっているのでした。小説でいうと、今や売上全体の4割がウェブ発の作品だそうです(異世界には限りません)。 『転スラ』あたりが代表的だと思いますが、ゲームの世界観が下敷きになっているものが多くて(そしてそこから派生しまくる)、ドラクエとFFにどっぷりだった人間(僕のような)に特に刺さるのもよくわかります。あの剣と魔法の世界は、もはやDNAレベルで刻み込まれている気が。 昨日ポストした藤原さんもそうですが、インターネットを媒介にしながら広がる異能って、すごいですね。ネット前では考えられなかったルートで、ブレイクしている。今更ながらその破壊力を感じています。 そんなわけで、いろんな異世界ファンタジーを勉強中の僕。面白いものはときどきご紹介しようと思います。世界が広がるのは素晴らしい。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

「無駄づくり」とは、なんて素敵なコンセプト。

11/24水曜日おはようございます。第3戦も手に汗握りましたよね〜(日本シリーズ)。 さて。ちょっと前のセブンルールに出てらした藤原麻里菜さん。初めてお見受けしたのですが、今注目の発明家で、そのコンセプトがズバリ「無駄づくり」というもの。「キレるルンバ」とか、まるで役に立たないであろう、ずばり「無駄」なものを発明(工作)する方だそうです。アレクサ用黒電話、最高だったな。 番組で紹介されていたその奇抜なアイデア、とてもユニークで楽しい気持ちになりました。ご本人のやや体温低めな感じと、マイペースなリズム、斜め上の発想に、意外とロジカルでもある面、そして無駄にたどり着いた感じも、とても好感が持てて。高校時代、好きな人のことを彫刻にしたのが創作の始まりというのも、イカスぜ! だいたひかるさん的テンションだなと思いましたが、実際、藤原さん吉本興業に所属なさっていたそうで(今は退社)。 時短がもてはやされて、生産性があちこちで取り沙汰される今、無駄ってときに肩身が狭いところありますけれど、よりみちるずとしては無駄は愛すべきものなので、ものすごいシンパシーだったんですよね。合理を突き詰めるとわりと同じになっていっちゃうので、面白くないこともありますよね。僕はわりと合理的な人間なので、だからこそ無駄に惹かれるというか、憧れるというか、そういうところがあります。 こういう方が注目されていること自体が、みんなが実は無駄を求めているってことでもありますよねー。YouTubeでその発明が見られるようなのでぜひに! 無駄づくり=よりみち、しながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

近所は宇宙、隣の町は冒険だ。

  11/23勤労感謝の日、おはようございます。子供に野球のルール説明しようとしたら難しすぎました。なんて複雑な競技なんだ! さて。ご近所探索もこの2年でひと通りやり尽くした感もあり、マンネリしてきたなぁと思っていたところ、あ、隣の駅まで遠征すればいいじゃん!と気づいて自転車で東横線の反町駅へ。 ゴルジュさんという素敵なパン屋さんがあるので、こちらで明日のパンを購入。店主のご親戚が営まれていたオグラベーカリーさんを引き継いだそうで、外観は古い趣を残していて、おしゃれな店内とのギャップもいい感じ。パンは湘南小麦を使用したり、食パンから惣菜パン、菓子パンまで充実するので毎日でも通いたい感じ。全粒粉の食パン買って、卵サラダのせたり、しらすトーストやったりして、楽しみました。 ひと駅だけ足を伸ばすだけでもけっこう楽しいことってあるもんですね。新しいお店ができてるのも見つけたのでまた今度行くことにしよう。やっぱり近所は宇宙。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_ファクトフルネス

  11/22月曜日おはようございます。日本シリーズ第二戦も痺れましたね。オリックス応援してます。 さて。よりみちライブラリ第53回。ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著『ファクトフルネス 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』(2019年刊)読了。言わずと知れたベストセラーです。 お仕事相手の方に薦められて読みました。ボリュームありますが、内容は冒頭にほぼ集約されていて、13問のクイズに回答してみればOKです。その結果から、私たちはいかに世界のことや、その他いろいろなことに対して、間違った思い込みをしているかということに気づけるはず。 例えばアフリカはまだまだ最貧困国が多くて、治安も衛生環境も劣悪で、というようなイメージを持ってないでしょうか(僕は持っていました)。ですが、実情は決してそんなことはないということ。もちろん、目を背けたいような状況が残る国はあるものの、20年前よりもはるかに改善しているというのが事実だそうです。なのに多くの人は、昔のイメージや、限定的な悪いニュースの印象だけで、全体を決めつけてしまうことが多いということ。 しかも、イメージで決めるだけではなく、より悪い方、より悲劇的なほうを選んでしまいがちな本能が備わっていることも喝破しているところがミソです。メディアから聞こえてくるのは、良いニュースよりも悪いニュースの方が多くて、そしてそれは良いニュースよりもはるかに記憶に残りやす。なぜのら、よりドラマチックでもあるから。 ちょうど、マンガの『ミステリという勿れ』でも本書とまったく同じことを言っていて、それは「真実は人の数だけあるけれど、事実はただひとつ」ということ、これに尽きます。何が正義だとか、誰が被害者だとか、そういう「真実」は立場や見方によって変わってしまう。でも、起きた「事実」というものは、どこから見てもただ一つであり、そこを見ないことにはあちこちでボタンを掛け違えてしまうということを、私たちに教えてくれます。 このファクトフルネスの考え方は、特に「誰かの考え(=事実とは限らない)」が大量にあふれる今こそ、必要なものだと思いました。どんなにもっともらしい意見も、多くの人が共感するストーリーも、100万ものBUZZも、裏付ける事実がなければそれはあくまでひとつの可能性に過ぎないとい

ウイスキーツーリズムに出かけよう

  11/21日曜日おはようございます。日本シリーズ激アツのスタートでしたね。観に行きたい。 さて。メトロミニッツ ローカリズムの最新号「日本のウイスキーツーリズム」特集が発行されました! 目印はこちらのキャット紳士のイラストです。ウイスキーがよくお似合いで。 今、日本のウイスキーが空前の盛り上がりを見せてるそうです。蒸留所がどんどん増え、その評価もうなぎのぼりだとか。きっかけは、クラフト、ハイボール、マッサン。知らなかったー! 誌面でそのあたりがしっかり解説されていて勉強になります。 メインディッシュは全国の蒸留所ガイド。北は北海道から南は鹿児島まで、おすすめ蒸留所と周辺スポットをご案内。僕は普段ウイスキーもハイボールも飲みませんけど、嫌いなわけではないので、ウイスキーツーリズムめちゃ楽しそうだと思いました。日本地図観てるだけで盛り上がるぜ。 ふと思い出したのは映画『天使の分け前』。スコットランドの青年とウイスキーを巡るハートフルな物語ですので、ウイスキーお好きな方はぜひ。監督は名匠ケン・ローチ。 話を戻して、裏表紙に現れたのは、キャット紳士のパートナー?と思しきニャロメ婦人。手元にはお猪口が添えられております。内容はぜひお近くの東京メトロで誌面をお手に取ってご覧くださいね。29日からはKindle版も出ますので〜。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

群馬よりみち記その4。続・中之条ビエンナーレへ。

11/20土曜日おはようございます。期せずして紅葉狩りできて嬉しかった僕です。 さて。引き続きの中之条ビエンナーレレポート。ところで宿泊は四万温泉に。宿の方に聞くところ、だいぶ予約が戻ってきたそうで。ちょうど紅葉の見頃にあたり、朝の雨に濡れそぼった山は、その色づきをより鮮やかに見ることができました。 廃校が芸術祭会場になるのはもう珍しくありませんが、どこの展示でも古い校舎にはかつての子供たちの残響のようなものがあって、それだけで強い印象を残します。そしてそれは作品のパワーを増幅させるように感じます。ホワイトキューブとは全然違う贅沢な世界。 もっとも目を惹かれたのは、平家校舎のいちばん奥の教室で、静かに佇む鳳凰のような作品。それを形作っているのは小さな機械のパーツたちで、この地の産業にゆかりあるものでしょうか。作品の神意はわかりませんが、まさに不死鳥のようによみがえる土地の記憶といったふうで、釘付けになりました。とにかくキレイだった。 それから、里山の特徴をマンガのセリフのように表現した作品も印象深かった。クマが出た時のコミュニティの反応にインスパイアされたそうですが、校舎の1Fから2Fへ、観客の移動も作品化することで、時間の流れや情報が広がるスピード感も疑似的に体験で気がします。おもしろいスケールだなー! 帰り道、クルマを走らせていると、カフェルトープという看板が見えました。その佇まいにビビっときてあとで検索してみると、カエルトープという店名の空目だったのですが、HP見る限り素敵そうでした。今度中之条に来るときはここにも行かないとな、と思って群馬を後にするのでした。 アートと静かな街と温泉て、いい組み合わせですね。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

群馬よりみち記その3。中之条ビエンナーレへ!

11/19金曜日おはようございます。家のWi-Fi環境アップデートしてさくさくです。もっと早くやればよかった。 さて。群馬県の中之条という町で、2年に1度行われるアートイベントが、中之条ビエンナーレ。2007年のスタートから今年で8回目。当初の会期よりひと月遅れましたが無事に開催されました。僕は2019年に続いての訪問です。 中之条の町のほか、四万温泉などいくつかの温泉街や山村なども含めたけっこう広域が舞台で、廃校や空き家などを使ったインスタレーションを見ることができます。 新潟の大地の芸術祭ほどの規模や、国際的な知名度はありませんが(僕が知らないだけかもしれませんが)、インパクトのあるアート作品がいくつもありました。突如現れる巨大なカマキリ、大小さまざまの石が織りなす小さな宇宙、足湯を見守るようなやわらかな絵画、空き地に張り巡らされた結界のような血流のような枝。 アートを見るたびに思うことですが、なぜ、そしてどうやって、こんな作品を作ったんだろうと圧倒されますね。「どうぞお好きなように」と言われても、途方に暮れてしまいそうですが、アーティストたちはそれぞれに想いを表現に変えてくる。自分には真似できそうにないそのプロセスを思うだけで、僕はアートに触れてよかったと思えるのです。圧倒的インプット。 そこに存在しなかったものを生み出すチカラに、一生憧れ続けるんだろうなぁ。その感覚を求めて、またアートに会いにいくのでした。つづく。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

群馬よりみち記その2。町を見守るアートな本屋さん。

11/18木曜日おはようございます。譲り受けたクラシックカメラをオーバーホールに出しました。仕上がりは1月の終わりで、楽しみです。 さて。群馬を訪ねた目的のひとつが、前橋の老舗本屋さん、フリッツアートセンター。こちらも半年前に訪ねて以来ですが、実は10年以上前にオズマガジンでも掲載させてもらっているのでした。古今東西の絵本を中心にしたセレクト書店兼、マイクロ複合施設。 こちらで、ベルギー発の絵本、『タンタンの冒険』シリーズを扱っているのですが、前回一冊買ったら長男が気に入って、新しいのが欲しいというのでやってきたのでした。タンタンのオフィシャルショップなのでグッズなどもあるほか、ギャラリースペースに、大人向けのセレクト本、それからコーヒースタンドにパン屋さんもあるんです。周りには雄大な敷島公園も。 こちらは10年以上にわたって前橋のカルチャー発進基地であり、オーナーさんはアート業界にも通じている方だそう。とても居心地がよくて、発見のあるお店だと思います。メディアではそんなに目にしない気がするのですが、わざわざ行く価値のある1軒。 前橋にくるたびに、必ず寄るべき1軒ですね。というより、ここを目指して前橋に行きたくなる。また、そう遠くないうちにお邪魔させていただくような気がしています。旅先になんとなくの行きつけがあるっていいものですね。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

群馬よりみち記その1。アートなホテル再訪。

   11/17水曜日おはようございます。いちはらアート×ミックスが今週末よりついに開幕しますよ〜! 行かなくちゃ。 さて。群馬に行ってきましたので、おすすめなどまとめます。まずは、半年ぶりに再訪したSHIROIYA HOTELさん。ちょうどオープン1周年となるリノベ系アートホテル。 見所はもちろんアートで、建築、外観、客室、そのすべてにアートが施されています。大通りからはヘリテージ棟が見え、裏側からはグリーン棟が。同じホテルとは思えないほど世界観が違って圧巻です。 客室やフロント、パブリックスペースにもふんだんにアートピースが設置され、宿泊者だけが見られる宮島達夫さんの作品も。肩肘張らないホスピタリティもいいんですよね。 そしてわずか半年の間にホテル内にパン屋さんと、ブルーボトルコーヒーがオープンしてました。パン屋さんの監修は小伝馬町のビーバーブレッドさん。なんと群馬出身なんだそうです。ちなみにアメニティも高崎発のOSAJIと地元尽くし。 パン屋さんは朝から行列で、おそらくその多くは近隣の方たち。こんな風にホテルを観光客だけのものにせず、街のハブになっているのはすごくいいことだと思いました。 2度目の宿泊も大満足で、また次も泊まってしまうような気がします。前橋方面にお越しの際はぜひ! よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。