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完走_東京レガシーハーフマラソン2022

PCR検査は無事に陰性でした僕です。結果通知はちょっと緊張するぜ。 さて。本日は東京レガシーハーフマラソン! スタートが8時05分と激早なことに今更驚きつつ、朝6時に自宅出発。横浜駅ですでに目的地が同じと思しき人がちらほらいるのは東京マラソンと同じですね。お天気は曇り。暑くなくてちょうどよさそう。 国立競技場に到着して着がえて荷物預けて、準備完了。トイレがかなり混んでいてどうかな~と思いましたが、並んだのは15分程度で、スタートに遅れることはなかったから必要十分だったのかな。自分はDブロックに整列完了。競技場の裏通路みたいなところで、これもまたテンションあがるな~。そしていざトラックに入ってスタートです。これが憧れの国立のフィールドだ!!! コースは、競技場を出て四谷三丁目をすぎて靖国通り(だっけ?)を右に曲がり、水道橋~神保町~神田~日本橋で折り返し的な感じの21km。半分くらい東京マラソンとかぶっていて、MGCでも使用したコース。ところどころ沿道にお客さんがいて(ランナーの身内と思われます)、ほんと東京マラソン気分。東京マラソン走るのはいろいろハードル高いから、まずこっちに出るというのはいいかもしれません。 本日の目標は2時間切りたいけれど、あんまり練習できてないから難しいだろうな~というところで、2時間5分くらいで走れたら御の字。すなわち1kmほぼ6分ペース。序盤は6分切るくらいで入り、7kmくらいから折り返してきたエリートランナーを見ていると、ぐんぐんテンションが上がってきました。先頭のケニア集団がきて、日本人選手がきて、川内優輝さんに、俺たちの(?)猫ひろしさんも! みんな素晴らしい肉体で快走していて、見惚れました。アスリートって素晴らしい! オレもあんな風に走りたい…とか妄想していたら、ペースあがってました。暴走ともいう。 12kmくらいまでその調子でいって貯金ができたんですが、後半はじわじわ上りとなり、このあたりで足がなくなりペースダウン。まあ想定の範囲内ですね。バランスだけは崩さないようにマイペースで走って、残り3km、2km、最後の1kmはくだりでありがたい! わーい国立が見えてきたぞ~。カーブを曲がってスタジアムに入る瞬間は、テレビで見るマラソンレースさながらでこれまた最高! 最後のトラック3/4周はほんとご褒美ですね。満員の観客はいないけど、金

東京レガシーハーフマラソン前夜

市民マラソンが定員割れ起こし始めているそうで。大阪、京都、那覇…。 さて。いよいよ明日は第1回東京レガシーハーフマラソン出場です。ということで、ランナー受付に行ってきましたよ@国立競技場。もう"新"国立競技場とは呼ばない。 あらためて説明しておくとこの大会は、東京オリンピックのレガシーを受け継ぐために創設されたもの。東京都と陸連が主催なのかな。なので、ミニ東京マラソンと考えて差し支えないと思います。全体の流れはもろもろ東京マラソンとほぼ同じでした。エントリー15000人に対して倍率がどのくらいだったかは知らない。抽選にはなった模様? コロナ対策で、ランナー受付も事前予約が必要なのですが(東京マラソンと同じ)、時間に行ったら大行列でギョッとしましたが、10分足らずで入場出来てひと安心。QRで予約チケットを出し、検温+写真照合が同時に行われ、ゼッケン並びに参加賞のTシャツ受け取りや、PCR検査などは、一応スムーズだったかな。スマホ必須かつ、事前準備をちゃんとしておくことが前提で設計されてるので、なんにもしないでいくとえらく時間がかかると思われます。 無事に受付を済ませたら、プチEXPOが待っていました。アシックスや大塚製薬など主要スポンサーが小さめのブースを出していました。フォトスポットがあったり、グッズ販売があったり、このあたりも東京マラソンと同じ。アシックスと、公式グッズのブースはたいそうにぎわっていましたね。なんとレガシーハーフマラソン仕様のビールが売っていた(by石川酒造さん、梅酒もあった)のでお買い上げ。明日の完走後のお楽しみ。 さて、ハーフマラソンで前日受付は負担が重いな~というのが正直な感想ではありますが、国立競技場の中に入ることができたのはとっても嬉しい体験でした。やっぱりきれいだし、気持ちよかった。個人的には、ザハ・ハディドのプランも見てみたかったとも思いますが(予算度外視したたらればです)、隈さんの設計はとても日本に合っていると実感しました。時間を経て、あの木材がどんなふうに変化していくのも楽しみだな~。 ということで、明日がんばってきます。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

「誤り」のその先に価値がある

本屋さんをぐるぐる回るのは楽しいです。次々と新しい本が出ているから新しもの好きには最高。 さて。そんな前フリでご紹介したいのがこちらのXD MAGAZINE(クロスディーマガジン)。初めて見ましたが「日常の価値を問い直すビジネス・カルチャーマガジン」だそうで、季刊。で、このvol.5の特集は「誤る」。人間は間違えるものだけど、間違えた後どうしますか?って話と、そもそも間違えるって何だっけ?って話がまとまっていました。 結論から言うとめちゃくちゃ面白かったです。なんせ誌面のトップバッターは加護亜依さんインタビュー。喫煙騒動に始まるあれこれを経た現在地と当時の心境を聞いていて、それはとても清々しかったです。なにしろ僕は加護ちゃん好き、てのは置いといて、とてもいい言葉がありましたので引用させていただきます。 「偽ることでしか加護亜依でいられないと思っていたから。だけど、今は自分にウソをつくことこそ『誤り』だと思うから、逆に自分に正直でいる以上は『誤ること』なんてないんです。」 本質はここにあるなって思いました。失敗や間違いがいけないのではなくて、「ウソをつくこと、偽ること」こそが良くないことの根源なような気がします。つい本心にないことを言ってしまったり、周りに合わせたりというのは避けて通れないけど、やりすぎないようにってことですかね。 次に登場した言語学者の金田一秀穂さんも、正しい言葉や日本語の誤りというテーマからこう言っています。 「正しい・正しくない、乱れている・乱れていない、じゃなくてね。正直な言葉なら『りょ』だって、『ぴえん』だっていいよね。ことばって誰かのものじゃなくて、誰でもない全員のもの。一人ひとりのものなんだからさ。それが健全ですよ」 失敗を恐れ、不正は隠蔽され、とにかく間違えないことが重視されがちな空気の世の中ですが、多分誤ることなく生きるのは不可能なわけで(不可能ですよね?)、正論すぎますけど、間違えた後どうするかが大事ってことを、あらゆる角度で教えてくれる特集でした。 思想家の東浩紀さんの言葉も引用させていただきます。 「なにかが成功した、間違ってなかったといえるときは、たまたま自分の思った通りになった結果から逆算してそう感じられているだけです。大体のことはうまくいかない。生きることは誤ること。その副産物から次のステージに進めていくもの。正しく予想通

瀬戸芸に行けなかったよ2022

来週出張のしわ寄せで小忙しくしております。 さて。現在瀬戸内国際芸術祭2022の秋会期が開催中です。11/6までなのであと少し。僕は行けそうになくとても残念2022。ご存知の方も多いと思いますが、瀬戸内海の12の島を中心に行われる芸術祭で国内外の様々なアーティストの作品を楽しめます。写真の草間さんの南瓜のように、最大の特徴はロケーションを生かしたサイトスペシフィックであること。とにかく素晴らしいとしか言いようのない体験が、ここにはあります。 瀬戸内国際芸術祭 行きたいなぁと思っていたところに、ベネッセアートサイト直島の広報誌が届きました。季刊ペースで発行されているもので、ここに芸術祭の総合プロデューサーである福武さん(ベネッセ代表)のコメントが載っているのですが、とても良かったです。ウェブでも読めるのでよろしければ。 Benesse Art Site Naoshima PERIODICAL MAGAZINE 曰く、「経済は文化のしもべ」であると。つまりは文化的な豊かさなくして、繁栄はないと言い切っています。日本は経済成長を優先してきたけど文化的成長に乏しかった。その反動が今きていると。だから、この芸術祭はその流れに対抗するためにも必要だったと(かなり意訳)。 少なくとも、この芸術祭の島々には唯一無二の体験が待っていることは確かで、アートをきっかけにして人々が集い、過疎化した島に明かりが灯り始め、経済的にも発展を見せていることを考えると、福武さんの言葉にも説得力があります。今僕たちが求めているのは、あるいは人類に求められているのは、文化的交流なのかもしれません。 と、小難しいことを言いましたが、とにかく瀬戸内海の静かな海、おおらかな島の人々、のどかな集落の風景、それら全てが最高なんですよね。 芸術祭は間も無く幕を閉じますが、それ以外の時期もまた落ち着いていていいんですよね。来年の夏休みあたり、子供たち連れて遊びに行こうかな。直島で海水浴すると、冒頭の南瓜を海から眺めることができるんですよね。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

オズマガジン2022年11月号「新宿・中央線さんぽ」

中央線よりも総武線になじみのある千葉出身の僕です。 さて。オズマガジンの最新号「新宿・中央線さんぽ」特集が発売になりました。いつだって人気の中央線沿線の街を紹介しつつ、後半は新宿界隈をガイドするハンドブックに。沿線ユーザーはもちろん、お出かけに行くにも楽しい内容がいろいろ。トップバッターの吉祥寺には気になるお菓子屋さんや雑貨屋さんが続々! 二番手の西荻は、文筆家・甲斐みのりさんと写真家・衛藤キヨコさんがコラボレート。ページ数は少ないけれど、西荻散歩に想いが募る内容で美味です。そして高円寺、東中野、中野のクリーンナップ(?)に続いていく! 本当、東京はなんて気になるお店ばかりなんだ(横浜にはこんなにないと思うぞ)。 クローザーは新宿ハンドブック。中央公園と、新宿御苑という二大憩いの場周辺を手始めに、オススメのカフェとグルメを網羅して、新宿のイメージを一新するような内容でした。公園散歩したいね。個人的にはSOMPO美術館や東京オペラシティアートギャラリーと合わせたアート散歩もオススメです。 最後にもう一つニュースを。リニューアルしたばかりの新宿紀伊国屋さんでオズマガジンを買うと粗品がもらえるそうです! そして中野のブックファーストさん2Fのカフェではオズマガジンのミニ写真展を開催中。どちらも11/10までなのでお楽しみに。 来月は「銀座・丸ノ内特集」! よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

お父さんのキャリアデザイン

マッチング拠出がよく理解できていない僕です。ちゃんと考えねば…。 さて。去年の9月に部署異動してはや1年ちょっとが立ちました。なんとなく一人前ぽくなれたのかどうか微妙なところではありますが、とりあえず一通りの仕事は覚えたけど、まだまだ、初めてのこともできていないことも多いという現在地。引き続きがんばります。 あらためて、どんな仕事であれまずは目の前で求められていることに全力でアジャストしていくタイプだったんだな自分はと振り返っております(普通だな)。 小学生もキャリアデザインを考える時代 ですが、恥ずかしながら約45年の人生で一度も将来のプランを考えたこがもなく、でもこのタイミングでこの先何をどうしていくのか考えると、なかなか途方に暮れてしまうような焦りもあったり。自分は何がしたいんだっけ? 何になりたいんだっけ?? 正体は、「このままで大丈夫なのか?」という漠然とした不安ですね。 ただただ今がよければそれでいい、が基本方針だったと思います。方針と言っても意識的に考えたことはなく、ただ成り行き任せ、流れるままにのほほんと来ただけ。それでやってこれたのはラッキーだったと思いますし、でもそれで最後までやってけいるのかはちょっと怪しいよな、と思う今です。リスキリングの時代。 でも、一つ言えることがあるとすれば、偶然の産物でしかないとしても、仕事として本に関われていることの喜びは感じています。なんとなーく出版業界に入れてもらい、雑誌編集を長く続け、今は営業というまた違った角度から本の流通に携わっている。自分の代わりはいくらでもいるとしても、これが自分のやりたいことなのかどうか確信を持っては言えないけれど。少なくとも、やりたくない仕事なんかではない。でも、この先20年、30年、これで食べていけるのか(いけるのか)はわからないから悩ましい。 他の人がどのくらいキャリアのことを考えて、将来の見通しをどこまで持っているのかわかりませんけれど、時にはちゃんと振り返っていきたいと思います。全然違うけど、スポーツにも興味があるし、地域やまちづくりにも興味はあります。なんとなく。 日々しっかり向き合っていかないとな。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

6歳から始まるキャリアデザイン ~長男6歳10ヶ月、次男2歳3ヶ月~

知らない間に位置情報アプリのzenly、サービス終了していました。。 さて。長男君の小学校は二期制のため(夏休みまで知らなかった)9月で前期修了とのことで、通知表的なものをもらってきました。国語や算数など各教科ごとに「オッケー」と「もうちょい」の2段階評価(注:かなり噛み砕いています)。予想以上にざっくりでした。あとは学校生活全般に関しての先生の所見が文章で記されてました。これを見る限りはおおむね問題なく1年生ライフを送れているようでひと安心。 さてさて、本題はここからです。2020年度からキャリア教育がスタートしたそうです。国を挙げた教育施策で、小学校からキャリア教育を実践していくとのことで、「キャリアパスポート」なるものが作られ始めました。僕は全く知らなくて、最近の学校はいろいろやるんだな〜くらいに受け止めていましたが、もっと大きなプロジェクトだった。旗振りは文科省。 小学生にキャリアデザイン??て感じですが、もちろん段階を踏んでいるので、まずは「自分が前期に好きなことや頑張ったこと」を振り返り、来期の目標や、大きくなったらなりたいものなどを記録し、これを継続的にまとめていくのだそう。半期単位でこれを実施して、なんと小学校で終わらず卒業後は中学校、さらには高校にまで引き継がれていくのだとか。思った以上にスケールが大きかった。 キャリアデザインという言葉はちょっと大人びているし、小難しくも考えてしまいますが、もちろん年次と発達段階に合わせて調整していくと思うので、良いことではないかと思います。とりあえず長男の目標は「漢字を頑張る」でしたし。少なくとも自分には全くなかった発想と体験であり、これからの時代を生きていくには必要なことなのかも。と、とりあえずは好意的に受け止めてみる。始まったばかりですし、修正しながらよりよくしていくしかない。 つまるところは「キッザニア(行ったことないけど)」であり「13歳のハローワーク(読んだことないけど)」でありを体系的にやりましょうってことですかね。知ることは大事だし、選択肢があることも大事。昔のようにある程度のレールに乗っておけばそれなりのところに連れてってもらえるという時代ではないだけに。常々、子供たちにはなるべく広い世界を見せてあげたいというのが、我が家のざっくりした教育方針、てほどのものじゃないですが、心がけです。 そんなわ

目を凝らせば見えるもの

電気の点検で1日停電でした。冷蔵庫カラにするの大変。 さて。資生堂ギャラリーで行われている「第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界 2nd season」を観てきました。こちら昨年に続く2回目で、気鋭のアーティストたちによるグループ展。メンバーは固定で来年まで全3回行われるのが特徴です。 去年も良かったですが、今年も良かったな〜! 地下への階段を降りるとき、謎のロープ綱があることに気づきつつ、薄暗い展示室へ。暗いのでよく見えないため、必然的に目を凝らすことになります。ああ、これも現代社会へのメッセージなのかもしれません。キミハセカイヲヨクミテイルカ? 展示室内も引き続きロープが存在し、安直かもしれませんがこれが分断の象徴のようであり、見えない国境線を可視化しているようにも感じました。簡単に変更されてしまうし飛び越えられてしまうロープの心もとなさ。失ったら取り戻せない一線。 大きなディスプレーにはほぼ真っ暗な画面の中を小さな光が移動しています。最初はデジタルの信号かなと思いましたが、途中で車のヘッドライトだと気付きます。これも目を凝らす行為だ。動いていく光と留まり続ける光。その僅かな明滅とほんの少しの言葉から目が離せなくなる。 前回よりも作品同士のクロスオーバー感があって、また作品未満とされる私物も展示されていていろんな境界が曖昧でした。それは大きな変化のただ中にある今っぽいとも思うのでした。目を凝らすこと、思考を巡らせることで感じられることがある。12/18までの開催。 これは今から来年が楽しみです。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

スマホの画面は小さいな。

半袖半ズボンの季節が終わりつつあって寂しい今日この頃です。 さて。京橋駅~東京駅周辺で、「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」が開催されています。僕は去年に続いての鑑賞ですが、今年もとても良かったです。お近くの方はもちろん、わざわざ足を運ぶ価値もあると思う。 T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 東京スクエアガーデンや、東京駅のグランルーフ、大丸東京に東京ミッドタウン八重洲と、このエリアの商業施設などに大きくプリントされた写真が掲出されているのですが、単純に迫力があっていいです。それから戸田建設の工事囲いにもプリントがあって、工事現場とのコントラストが美しい。ただただ素直に大きい写真っていいな~って思えます。スマホの画面は、やっぱり小さいですね。 街は生き物で、通行人もいれば、朝と昼と夕方と夜では光の当たり方も影の伸び方も違うので、写真の雰囲気もそれぞれずいぶん違っていて面白い。ついついその様子の写真を撮りたくなってしまって、パシャリ、カシャリ。町からすれば異物なんだけど、でも溶け込んでいるのは写真家のチカラでしょうか。町の懐の深さなのでしょうか。 もちろん、写真そのものにも注目したいところで、それぞれのフォトグラファーのテーマや世界観をじっくり足を止めて深堀します。僕が好きだったのは京橋通郵便局で展示されていた臼井達也さんの作品。不思議なスタジオをガラクタのようなもので表現していて、なんと写真の裏にはセットに使われていた小道具のインスタレーションも。その遊び心にワオです。 やっぱりこういう誰かの視点を映し出した作品というのはいいものですね。これからもどんどん大きく育っていってほしいイベントです。また来年会いましょうね。会期は10/30まで。急げ! よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

「木曜日は本曜日」始まる。

プレミアムフライデーさん、お元気でしょうか。あなたのことが大好きです。 さて。「木曜日は本曜日」なるプロジェクトが昨日の木曜日から始動したそうです。これは東京都書店組合によるもので(なので東京のお店だけ)、毎週木曜日に著名人が「人生を変えた10冊」を挙げ、書店ではその書籍の棚を作り展開するもの。 週替わりなので、週に1度、書店に来て欲しいという願いが込められています。10/6にスタートした第一弾は、上白石萌音さんのセレクト。購入者には限定しおりもあるようです。選んだ10冊は、サイトでも見られますよ〜。プロジェクト名、ウィットがあって好きです。 #木曜日は本曜日 週に1度はちょっと忙しないなと思ってしまった部分はあるものの(作る方も大変だろうし)、楽しい試みなので、陰ながら応援させて頂きたいなーと思っています。本を買わないまでも、書店をぶらぶら眺めるのはなかなか発見があるものです。書店の店頭は世相を反映しているから、今世の中で起きていること、流れがきているものがわかります。メタバース本が出まくっているなとか。 また、それとは別に自分のアンテナに響くものが何なのか、という自分の中の「今」を知ることもできるはず。軽い読み物を読みたいと思うのか、自己啓発本が気になるのか、ふと目に入った雑誌の特集に食指が動くのかとかとか。 いうまでもなく書店は減り続けていて、町の小さな書店はどんどん淘汰されています。それでも、CDショップを目にすることはほとんどなくなりましたが、本屋さんはまだまだあるとも言えます。もしかしたら今までが多すぎたのかもしれません。 この1年、たくさんの書店さんを訪れましたが、いい本屋さんだなと思うお店は、棚に血が通っているのがわかります。書店員さんの情熱とか、丁寧さとか、そういう姿勢が、やっぱり伝わってくるんです。心地いい飲食店はトイレが清潔とか、そういう次元の話ですが、要するに手をかけられているものは、伝わるんですよね。 木曜日は本曜日が、どんな風につながっていくのか。それは、このプロジェクトを推進する人たちの熱量次第なのかもしれません。少なくとも選者の知名度とか、そういうことではないような気がします。読んで欲しい本があるとか、このお店でお客さんを楽しませたいとか、そういうことなんだろうなと、個人的には思うのでした。 部外者が偉そうにすみません。よりみちしなが

ドーナツの森に迷い込む

7月に捕獲したカブトムシのメスがなくなり、後を追うようにオスも旅立ちました。2ヶ月ちょっとの間、ありがとう。クワガタ君はまだ元気そう。 さて。ずいぶん前から行きたいと思っていた、神楽坂のドーナツショップ「ドーナツもり」さんにお邪魔してきました。赤城神社の横を入っていった路地にひっそりと佇む小さな小さな古民家。 先日のブルータスのドーナツ特集 にも大々的に載ってたよ。 とっても小さいので入店は1組ずつかつ、記事によるとやはり並ぶっぽかったのですが、この日はすんなり入れてラッキー(だったのか、最近は特に並ばないのかは知らない)。ショーケースの中に見目麗しいドーナツたちが並んでいます。 こちらのお店は、フランス菓子の製法で作られたスイーツ色の強いドーナツたち。とりあえずオールドファッションのオリジナルグレーズと、季節限定のモンブランのベニエ(写真2枚目)と、フランボワーズのを買いました。もっと買いたかったけれど。 いやもう、それはそれは美味しかったです。オールドファッションはしっかりした生地だけど重さはなくて、グレーズも甘いけどしつこくなくて、これはかなりの絶品。ベニエはもはやケーキですな。お髭がクリームだらけになりました。もちろんフランボワーズも最高さ。とにかく素材にも製法にもこだわってらっしゃることは記事を読んで存じてましたが、生地からももちろん伝わりましたとも!(ドーナツを穢すひどいダジャレ) ところで、このお店の場所は以前スイーツのデセールのお店だったのですが、店主の森さんはそのお店のパティシエのお弟子さんだそうです。で、その師匠の師匠はオーボンヴュータンの河田さんということなので、河田さんの孫弟子ということになりますね。美味しさのDNA遺伝しまくり。 とても期待していったお店でしたが、期待以上のカウンターを浴びて、とっても幸せでした。ぜひお近くにお越しの際は、いや、無理やりお近くにお越しの上、訪ねてみてください。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

BeRealというアプリが注目らしい

「zenly」というアプリを使ってみようとしたけど放置しています。 さて。「BeReal」ってアプリご存知でしょうか(ビリールと読むそうですが、みんななんて読んでいるんだろう)。近頃注目度急上昇中のSNSだそうで、僕は新聞だったかのメディアで目にしました。 特徴は、通知が来たら2分以内に写真を撮影して投稿するというルールで、この制約によって「映え」や「盛る」ことが事実上不可能で、リアルな日常が共有されるのだそう。さらに前面と背面の両方のカメラが起動するらしいので、寝癖の自分&散らかったままの部屋、みたいなことにもなりかねないのだとか。もちろん投稿したくなければスルーするだけ(スルーすると友達の投稿が見られないそう)。そして投稿は1日だかで消えるんだって。 あくまで親しい間柄で使われているそうですが、これがZ世代にウケているとかなんとか(本当にウケているのかは知りません。今度会社のZ世代に聞いてみよう。誰だっけ、Z世代? 記号的に使ってるわりに、実像と結びつかないあるある)。でもこの、SNS疲れを逆手に取る発想は、割と共感できます。 気づけば僕はSNSをあまり触らなくなっていて、FBを時々覗いてたま〜に投稿して、インスタはもっとたま〜に投稿するけど誰のこともフォローしてないのでタイムラインは全然見ていません。クラブハウスは……あんなに招待してくれ〜!ってわめいたのに一度も使いませんでしたごめんなさい。 投稿するときはやっぱりそれなりに見栄えのするものを選んでしまっている自分なので、いやらしいな〜と自分でも思うのですが、地味な投稿は案の定いいねがつかないので、それはそれでちぇって気持ちにもなるし、「地味な投稿をあえてスカしておりまぜているオレってやっぱ意識高いじゃん」てことを見透かされていたのかもしれません。いや、ただセンスがないだけか。 そういう無駄な自意識を削ぎ落としてくれるこのアプリのあり方ってのは確かにいいですね。つながるという目的に関してはとても自然に果たしてくれそうな気がします。どこまで日常を晒すのかってのはありますが、普通の毎日を普通に共有できる関係ってとても健全。学生時代の、約束しなくても毎日学校で会えるあの感じなのかな〜。 自分がこのアプリを入れる予定は今の所ないですが、とても興味深いと思うのでした。欲しいのはつながりというより、信頼関係なのかもしれま

感想_SPY×FAMILY(1~3巻)

チェーンソーマン、アニメ化ってすごいな。どんな感じになるんだろ。 さて。こちらもアニメ化で大ヒット中の『SPY×FAMILY』を3巻まで読了。凄腕のスパイ「黄昏」は戦争を未然に防ぐため、敵国の首脳に近づくミッションをアサインされる。そのため、疑似家族を作り、とある学園に侵入しようとするのだが、娘はエスパー、妻はアサシンだった。。秘密だらけのこの家族は、世界の平和を守れるのか!? タイトルがすべてで、スパイと家族というまったく違うテーマを掛け合わせてしまった設定が素晴らしいですね! そしてそこに学園ものと言う要素までぶちこまれて、スパイもエスパーもアサシンも学園も家族も、単独でも成り立つテーマを全部ミックスして、極上エンタメに。上手いな~! まだまだ物語は序盤なので、この先どうなるのか。次の話で登場するイヌの役割もめちゃくちゃ気になります。 余談ですが、「エレガンスが伝統を作る」ってセリフありましたが、これ絶対キングスマンの「manners makerh man」へのオマージュですよね。ある意味のスパイファミリー。 ところで、こちらはジャンププラス発かと思いますが、とっても少年マンガっぽいな~とは思いました。怪獣8号とか、鬼滅には、感じなかったんですけど、なんでしょうね。作品のテイストがライトだから? コメディ感が強いからかな。鬼滅のギャグには大人の妙味を感じたよ。 何はともあれ、マンガってほんとすごいカルチャーだ。どれもこれも面白くて沼というか広大すぎる海、いや、宇宙か。僕が読んだ数なんてほんの一握りだからな。次は『葬送のフリーレン』を読んでみようかなと思います。 全然考察になってなくてすみません。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

ローカル線はどこへ行く

横浜駅近くで小一時間電車ウォッチしてたら黄色い京急も、青い京急も見れて大満足です。 今年は鉄道150周年てことで、あちこちで記念イベントやってますね。次男が電車好きまっさかりなこともあり、いろいろと楽しそうで気になっております。 一方で全国のローカル線の状況は厳しく、廃線か存続かという議論があちこちから聞こえてきています。その報道の中でひっかかったのが「情緒価値を過大評価しすぎている」という識者のコメント。 僕なんかつい、ローカル線残してほしい!と感傷的に思ってしまうのですが、当然のことながらそれには維持コストがかかり、収支という現実が立ちはだかります。それを差し置いて「そうだね、思い出いっぱいだし、なくなると寂しいから残しておこう!」となるはずもなく。実際問題、存続アンケートにはたいていの人が残したいと答えるも、じゃあ利用するのか、お金出すかと言われると閉口してしまうのが実状だそうです。利用者も、自治体も。 話は少し変わりますが、あるお店が閉店となると急にお客さんが押し寄せて「なくならないでほしい」とコメントしたり、あるいは大改革でリニューアルをすると「前のほうがよかった」と言われたりする光景があります。でも、やっぱり情緒だけじゃやっていけないことはたくさんありますよね。オレのセンチメンタルのために負担かけるわけにはいかないぜ。 ところで、鉄道が失われたあと、廃線を利用したBRT(高速バス輸送)というのもでき始めているそうで、鉄道よりもはるかに低コストで輸送力を維持する方法として注目されているそうです。鉄道じゃないけど、そういえば東京もオリンピックがらみでスタートしてましたね。結局まだ本格運行いていませんが。 150年前と今では何もかもが違うのは当たり前の話で、鉄道の在り方、求めるものは日々変わっていくのですね。観光列車はどんどん増えていて、鉄道の未来は日常の足から、エンターテインメントに変わっていくのかもしれません。自動運転とか空飛ぶ車とか出てきたらますますそうなのかも。 200周年の頃にはどんな未来が待っているんでしょうね。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

NBAがやってきた!

ブログの更新が遅れに遅れており申し訳ありません。今年一番の佳境を迎えております。 さて。NBAのジャパンゲームが開催されまして、八村選手活躍していたようです。あっという間に4年目のシーズン、がんばってほしいですね。そして渡辺雄太選手も開幕ロスターに残れますように! ジャパンゲーム観に行こうと思ってたのにいつの間にか当日だった…。 NBAを見始めたのは96年くらいで、スラムダンク⇒バスケが好きに⇒なんとなくNBA、という流れでした。当時は視聴手段も限られていたのですが、NHK BSで週に2回くらいの放送を見たり(時間の都合でカットされる部分がけっこうあった)、NBA FAST BREAKという週に1度の情報番組を見たり、DUNKSHOOTという月刊誌を読んだりしていましたね。ネット? もちろんまだないよ。 その頃にもジャパンゲームが一度開催されて、98年? 99年か、そのときは観に行ったことを思い出します。今年のはプレシーズンだけど、当時は開幕戦だったからガチンコ勝負で楽しかったな。2試合あって、当初1試合だけのつもりでしたが、いやいやせっかくの機会だぞ!と2試合とも観に行ったっけ(2試合目はいちばん安い5000円の席にひとりで)。当日券あったんだよな確か。東京ドームでやったんだっけかな。とか検索してたら、なかなかいいページが残ってたぜ。 sahi.comスポーツ天国:NBAジャパンゲームズ うん、ネットあるじゃんね! 嘘ついてすみません。 さらにNBAにのめりこんで、ポンテルというサイトでNBAの試合のVHSを購入するようになり、気が付けばNBAリーグパスというのに契約すればネット経由で試合見放題になり、年間100試合くらい観るようになり、ついには現地での観戦もすることができ、今に至ると。めっきり時間とれなくなったのでこの数年は試合結果やハイライトだけを追っかける日々。 20年ちょっとで環境もいろいろ変わりましたが、バスケットの中身も激変していて、そういう歴史もまた面白いんですよねー。僕の推しはニューオーリンズ・ペリカンズ。いつかニューオーリンズで観戦するのも夢のひとつです。 開幕を楽しみに待ちましょう。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。