今年は鉄道150周年てことで、あちこちで記念イベントやってますね。次男が電車好きまっさかりなこともあり、いろいろと楽しそうで気になっております。
一方で全国のローカル線の状況は厳しく、廃線か存続かという議論があちこちから聞こえてきています。その報道の中でひっかかったのが「情緒価値を過大評価しすぎている」という識者のコメント。
僕なんかつい、ローカル線残してほしい!と感傷的に思ってしまうのですが、当然のことながらそれには維持コストがかかり、収支という現実が立ちはだかります。それを差し置いて「そうだね、思い出いっぱいだし、なくなると寂しいから残しておこう!」となるはずもなく。実際問題、存続アンケートにはたいていの人が残したいと答えるも、じゃあ利用するのか、お金出すかと言われると閉口してしまうのが実状だそうです。利用者も、自治体も。
話は少し変わりますが、あるお店が閉店となると急にお客さんが押し寄せて「なくならないでほしい」とコメントしたり、あるいは大改革でリニューアルをすると「前のほうがよかった」と言われたりする光景があります。でも、やっぱり情緒だけじゃやっていけないことはたくさんありますよね。オレのセンチメンタルのために負担かけるわけにはいかないぜ。
ところで、鉄道が失われたあと、廃線を利用したBRT(高速バス輸送)というのもでき始めているそうで、鉄道よりもはるかに低コストで輸送力を維持する方法として注目されているそうです。鉄道じゃないけど、そういえば東京もオリンピックがらみでスタートしてましたね。結局まだ本格運行いていませんが。
150年前と今では何もかもが違うのは当たり前の話で、鉄道の在り方、求めるものは日々変わっていくのですね。観光列車はどんどん増えていて、鉄道の未来は日常の足から、エンターテインメントに変わっていくのかもしれません。自動運転とか空飛ぶ車とか出てきたらますますそうなのかも。
200周年の頃にはどんな未来が待っているんでしょうね。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。
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