電気の点検で1日停電でした。冷蔵庫カラにするの大変。
さて。資生堂ギャラリーで行われている「第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界 2nd season」を観てきました。こちら昨年に続く2回目で、気鋭のアーティストたちによるグループ展。メンバーは固定で来年まで全3回行われるのが特徴です。
去年も良かったですが、今年も良かったな〜! 地下への階段を降りるとき、謎のロープ綱があることに気づきつつ、薄暗い展示室へ。暗いのでよく見えないため、必然的に目を凝らすことになります。ああ、これも現代社会へのメッセージなのかもしれません。キミハセカイヲヨクミテイルカ?
展示室内も引き続きロープが存在し、安直かもしれませんがこれが分断の象徴のようであり、見えない国境線を可視化しているようにも感じました。簡単に変更されてしまうし飛び越えられてしまうロープの心もとなさ。失ったら取り戻せない一線。
大きなディスプレーにはほぼ真っ暗な画面の中を小さな光が移動しています。最初はデジタルの信号かなと思いましたが、途中で車のヘッドライトだと気付きます。これも目を凝らす行為だ。動いていく光と留まり続ける光。その僅かな明滅とほんの少しの言葉から目が離せなくなる。
前回よりも作品同士のクロスオーバー感があって、また作品未満とされる私物も展示されていていろんな境界が曖昧でした。それは大きな変化のただ中にある今っぽいとも思うのでした。目を凝らすこと、思考を巡らせることで感じられることがある。12/18までの開催。
これは今から来年が楽しみです。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。
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