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ドーナツの森に迷い込む

7月に捕獲したカブトムシのメスがなくなり、後を追うようにオスも旅立ちました。2ヶ月ちょっとの間、ありがとう。クワガタ君はまだ元気そう。

さて。ずいぶん前から行きたいと思っていた、神楽坂のドーナツショップ「ドーナツもり」さんにお邪魔してきました。赤城神社の横を入っていった路地にひっそりと佇む小さな小さな古民家。先日のブルータスのドーナツ特集にも大々的に載ってたよ。

とっても小さいので入店は1組ずつかつ、記事によるとやはり並ぶっぽかったのですが、この日はすんなり入れてラッキー(だったのか、最近は特に並ばないのかは知らない)。ショーケースの中に見目麗しいドーナツたちが並んでいます。

こちらのお店は、フランス菓子の製法で作られたスイーツ色の強いドーナツたち。とりあえずオールドファッションのオリジナルグレーズと、季節限定のモンブランのベニエ(写真2枚目)と、フランボワーズのを買いました。もっと買いたかったけれど。

いやもう、それはそれは美味しかったです。オールドファッションはしっかりした生地だけど重さはなくて、グレーズも甘いけどしつこくなくて、これはかなりの絶品。ベニエはもはやケーキですな。お髭がクリームだらけになりました。もちろんフランボワーズも最高さ。とにかく素材にも製法にもこだわってらっしゃることは記事を読んで存じてましたが、生地からももちろん伝わりましたとも!(ドーナツを穢すひどいダジャレ)

ところで、このお店の場所は以前スイーツのデセールのお店だったのですが、店主の森さんはそのお店のパティシエのお弟子さんだそうです。で、その師匠の師匠はオーボンヴュータンの河田さんということなので、河田さんの孫弟子ということになりますね。美味しさのDNA遺伝しまくり。

とても期待していったお店でしたが、期待以上のカウンターを浴びて、とっても幸せでした。ぜひお近くにお越しの際は、いや、無理やりお近くにお越しの上、訪ねてみてください。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。







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