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旅するメトロミニッツの20年

NBAの渡邊雄太選手が大活躍していて連日本当に嬉しいです。この調子で頑張れ! さて。メトロミニッツローカリズムの最新号が配布中でーす。特集は「ローカルフードとステイケーション」ということで、大きく石垣島と大分県の日田が取り上げられています。どちらも素晴らしいスポットとロケーションが紹介されていて、めちゃくちゃ行きたい。行ったことはあるけど、もっと行きたい。 というか、旅に行きたいなー!と改めて思わせてくれる誌面でした。毎号のことですが、日本にはこんなに素敵なところがあるのか!と発見の連続です。多分これは増え続ける一方ですよね。新しいものがあちこちに生まれ、もちろん静かに去っていくものもあるでしょうが、おそらくそれ以上に生まれている。生まれなくても、いいものはいいし、あまりパッとしないものだって味わいがあっていいじゃないか。大事なのはここではないどこかに行くことだし、そしてまた戻って来る場所があるってことなのだから。 旅立つ前に脳内がトリップしちゃってますが、行きたい場所があるのは幸せなことだなと思いましたよ。日本だけでこれなんですから、世界中にもっともっと行きたい場所があるってことで、何回でも言いますけど世界は広い。知らないことだらけ。そうこう言っているうちに宇宙にまで行けるようになるっていうんだから、どうしたらいいのやら! 旅行ってなんなんでしょうね。わざわざ時間とお金と体力を使って、遠くへ行く。そこで食べたり見たり触れたりする。見たことないものがあって、知らないものがあって、自分ちとあまり変わらないこともあるだろうし、全然違うこともあるでしょう。そして家に帰ってくる。やっぱり日常だけだと飽きちゃうんですかね。変化を嫌い安定を求めながらも、刺激は欲しいとは贅沢ですが、そんなもんですよねー。全部欲しいのさ。 他にも、石川、京都、千葉などの情報もたくさんです。最近静岡に浮気気味ですが、僕は千葉の出なので、南房総めちゃくちゃ行きたくなったぞ。 そして最後に大事なお知らせで、 メトロミニッツ は今年創刊20周年で、11/25から12/11まで築地KYビル2FでPOP UPイベントをやるそうです毎日11〜18時まで、金土は20時まで。厳選した日本各地のアイテム&限定のコラボグッズが並びます。これは僕も行かねば(そしてリポートせねば!)。誌面と合わせてこちらもぜひ、です。 よ

オズマガジン2022年12月号「ひとり銀座・丸の内」

先日亡くなったクワガタくんを標本にすることにしました。初体験だわ。 さて。オズマガジン最新号「ひとり銀座・丸の内」特集が発売しました〜! コロナ以降やってなかったと思うので3年ぶりですかね、秋の恒例特集。以前はインバウンドもあって、どんどん新しいものが、観光客目線で作られていた印象ですが、それも崩れた今、もう一度銀座が作り直されているような印象があります。銀座ルネサンス。 資生堂パーラーは120周年、東京會舘は100周年、銀座和光は90周年でSEIKO HOUSE GINZAにリネームと、老舗もあれば、この数年でできたニューオープンももちろんあって、銀座の懐はますます深く。個人的にはお肉で有名なマルディグラのランチコース3800円てのに惹かれましたね。めちゃくちゃ食べたい。 GINZA SIXにそういえばイータリーが入ったんだよな、てかおなじみの天井アートワークが新しくなったはずだから見に行かなくちゃ。へぇ、コリドー街にもロイヤルパークホテルのキャンバスができたんだってさ。とかなんとか、読んでたら行きたいところが次々と。あーこの感覚久しぶりかも。 雑誌見ながら、これ気になる、今度ここ行こう、さて誰を誘うか一人で行くか。そんなことを考えるのも豊かな時間ですね。実際にはなかなか時間がなかったり、誘う相手が難しかったりするとしても、それはそれとして、ですよ。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

魔女の宅急便は北欧からやってきた

なんと東京リベンジャーズ終わるのか。どんなオチが待っているのか楽しみです。 さて。雑誌のFUDGEが素敵な企画をやっておりました! 写真左が10日発売のFUDGEで創刊20周年、右は25日発売のmen's FUDGEで創刊15周年。Wの周年を記念して、『魔女の宅急便』&スウェーデン特集を、ご覧の2冊並べて1枚絵というユニークな表紙で表現していました〜! 1冊だけじゃ不完全なこの表紙、2週間の発売日タイムラグがありながら攻めましたね! 魔女の宅急便の街のモデルの一つがストックホルムと言われているそうで(全然知らなかった)、そこと引っ掛けての特集でした。序盤はストックホルムロケによるファッション特集、からのストックホルムのお店ガイド、センターで『魔女の宅急便』を振り返りつつ、そこに題材をとったキキとトンボのファッションコーデ特集。これを、レディースと、メンズそれぞれの視点でやっています。中身も含めて2冊で1冊ですね。共通するカットももちろんある。 いやー、なんか全編通してスウェーデン熱、北欧熱が高まりました。あのカラフルな町並みを思い浮かべると胸高鳴ります。洒落てるし都会だけど、程よく落ち着きもあって行きたいな〜! そして『魔女の宅急便』も観たくなりましたよ(僕はジブリで一番好き)。長男に「魔法使いの女の子が宅急便をする映画なんだよ」って教えたら「宅急便? なんか普通じゃない?」って言われて吹きました。魔女のウーバーイーツの方が良かったか?(違う) でもその後、誌面の場面写真を色々見せたら「面白そう!」って興味持ってくれたので近々鑑賞会を開こうと思います。 ということで、楽しい企画をありがとう。FUDGE&men's FUDGEさん周年おめでとうございます! ちなみにFUDGEの方は売り切れ店出始めていて軽く入手困難でしたよ。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

日本ワインはさらに前へ

仲本工事さんの事故、残念すぎるよ。。。 さて。メトロミニッツローカリズムが本日発行、特集は「日本ワインの現在地2022」。定期的に行われるワイン特集の最新版です。日本のワイナリーは年々増え続けて今や440軒にものぼるとか。しかもそのうち200軒以上は2014年以降にできたそう(2014年に何があった?)。増えている数は長野、北海道、山梨の順に多いそうで、ここはイメージ通りですかね。山梨もっと多いかと思ったけど。 誌面では最新のワイン(というと語弊がありますが)を求めて、函館でナチュラルなワインとチーズと料理を作り出しているコミュニティを訪ねたり、髭男爵のひぐち君(ワインエキスパーの資格をお持ちだそうで、余市町ワイン大使をお務め。ルネッサ〜ンス!古)が余市のワイナリーを巡ったり、ワイナリーとレストランをコンビで紹介したり、見目麗しいです。 地産地消とか、オーガニックとか、この10年くらいで随分浸透したよなと、ワインを通して実感しました。遠くの珍しいものを持ってくるのもいいけれど、こんな風に身近な美味しいを地に足つけて生み出していくのも尊いものだなと。「つながり」って簡単に言うと安っぽいですが、つまるところ信頼関係なんですよね。この人の作るぶどうとワインは美味しい。だからそれを安心して料理できるし、お客さんに提供できる。 身近な信頼は、濃くて安定するのだな。年に1度しか会えない友人より、毎日顔を合わせられる関係の方がやっぱりね。いい悪いではなくて。 今宵は美味しいワインで乾杯といきますか。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

「誤り」のその先に価値がある

本屋さんをぐるぐる回るのは楽しいです。次々と新しい本が出ているから新しもの好きには最高。 さて。そんな前フリでご紹介したいのがこちらのXD MAGAZINE(クロスディーマガジン)。初めて見ましたが「日常の価値を問い直すビジネス・カルチャーマガジン」だそうで、季刊。で、このvol.5の特集は「誤る」。人間は間違えるものだけど、間違えた後どうしますか?って話と、そもそも間違えるって何だっけ?って話がまとまっていました。 結論から言うとめちゃくちゃ面白かったです。なんせ誌面のトップバッターは加護亜依さんインタビュー。喫煙騒動に始まるあれこれを経た現在地と当時の心境を聞いていて、それはとても清々しかったです。なにしろ僕は加護ちゃん好き、てのは置いといて、とてもいい言葉がありましたので引用させていただきます。 「偽ることでしか加護亜依でいられないと思っていたから。だけど、今は自分にウソをつくことこそ『誤り』だと思うから、逆に自分に正直でいる以上は『誤ること』なんてないんです。」 本質はここにあるなって思いました。失敗や間違いがいけないのではなくて、「ウソをつくこと、偽ること」こそが良くないことの根源なような気がします。つい本心にないことを言ってしまったり、周りに合わせたりというのは避けて通れないけど、やりすぎないようにってことですかね。 次に登場した言語学者の金田一秀穂さんも、正しい言葉や日本語の誤りというテーマからこう言っています。 「正しい・正しくない、乱れている・乱れていない、じゃなくてね。正直な言葉なら『りょ』だって、『ぴえん』だっていいよね。ことばって誰かのものじゃなくて、誰でもない全員のもの。一人ひとりのものなんだからさ。それが健全ですよ」 失敗を恐れ、不正は隠蔽され、とにかく間違えないことが重視されがちな空気の世の中ですが、多分誤ることなく生きるのは不可能なわけで(不可能ですよね?)、正論すぎますけど、間違えた後どうするかが大事ってことを、あらゆる角度で教えてくれる特集でした。 思想家の東浩紀さんの言葉も引用させていただきます。 「なにかが成功した、間違ってなかったといえるときは、たまたま自分の思った通りになった結果から逆算してそう感じられているだけです。大体のことはうまくいかない。生きることは誤ること。その副産物から次のステージに進めていくもの。正しく予想通

オズマガジン2022年11月号「新宿・中央線さんぽ」

中央線よりも総武線になじみのある千葉出身の僕です。 さて。オズマガジンの最新号「新宿・中央線さんぽ」特集が発売になりました。いつだって人気の中央線沿線の街を紹介しつつ、後半は新宿界隈をガイドするハンドブックに。沿線ユーザーはもちろん、お出かけに行くにも楽しい内容がいろいろ。トップバッターの吉祥寺には気になるお菓子屋さんや雑貨屋さんが続々! 二番手の西荻は、文筆家・甲斐みのりさんと写真家・衛藤キヨコさんがコラボレート。ページ数は少ないけれど、西荻散歩に想いが募る内容で美味です。そして高円寺、東中野、中野のクリーンナップ(?)に続いていく! 本当、東京はなんて気になるお店ばかりなんだ(横浜にはこんなにないと思うぞ)。 クローザーは新宿ハンドブック。中央公園と、新宿御苑という二大憩いの場周辺を手始めに、オススメのカフェとグルメを網羅して、新宿のイメージを一新するような内容でした。公園散歩したいね。個人的にはSOMPO美術館や東京オペラシティアートギャラリーと合わせたアート散歩もオススメです。 最後にもう一つニュースを。リニューアルしたばかりの新宿紀伊国屋さんでオズマガジンを買うと粗品がもらえるそうです! そして中野のブックファーストさん2Fのカフェではオズマガジンのミニ写真展を開催中。どちらも11/10までなのでお楽しみに。 来月は「銀座・丸ノ内特集」! よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

電車旅で行こう

旅行割なるものが始まるようで。ゴートゥートラベルよりシンプルなお名前。 さて。OZmagazine TRIP「秋の電車旅へ」特集が発売されました。コロナもあって3年ぶりとなったこちら、人気企画だったので待っていたという方もいるかもしれません。全国各地で増え続けるさまざまな観光列車とあわせて現地の旅情報をパッケージ。 奈良の「あをによし」に始まり、和歌山には「たま電車ミュージアム号」なるものが登場、新潟はほくほく線の「大地の芸術祭ラッピング列車」なんて変わり種もあれば、石川の「のと里山里海号」もいいですね。かと思えば、都電荒川線(今は東京さくらトラムだっけ)にもフィーチャー。 いやはやほんといいですね、電車。鉄道にハマる気持ちもわかります。今時モダン観光系に、リッチなリゾート列車に、レトロを生かしたローカル線。だけじゃなくて、普通に特急電車もカッコいいぜ! 次男くんが電車好きで、絵本やらプラレールやらあるのですが、写真の特急年鑑買ったらビンゴでした。新幹線から始まり、JRの全特急電車を網羅していて圧巻! 山形で見た「いなほ」も良かったけど、こういう知らない特急めちゃくちゃたくさんあるんですよねー。サンダーバードだって名前は知ってるけど乗ったことないし、乗り鉄気分の旅、楽しそうだな。 しかし世界各国どこもこんなにたくさん電車の種類ってあるんでしょうか? ということで、この秋の旅行割はぜひ電車で。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

僕にとってのケの日の美学

お米の消費量が下げ止まらないらしいです。自分ちも減ってるのか気になるな(実感ないけど減っていそうだ)。 さて。メトロミニッツ・ローカリズム最新号「ケの日の美学」が配布中です。メトロミニッツが考える、ケの日の4つの美学が紹介されていました。すなわち、使い手の美意識が宿る台所道具、器、食事、日用品を訪ねて日本の各地をご案内。 この特集を象徴していたのは、イントロダクションとして掲載されていた松浦弥太郎さんのインタビュー「日々是好日」で、幾つかのエピソードから何気ない日常をよく生きることについてのヒントが散りばめられていました。実家のお母様が手入れした大根の葉の美味しさのこと、モノは自分が気に入ったものを大事に長く使うこと、食事では食後の余韻までをも楽しむこと、ご飯の後の散歩を欠かさないこと(よりみちだ!)。つまるところ、日々をよく味わうべしということ。 この考えは、このブログの名付け親(?)でもある『暇と退屈の倫理学』にも通じるように思う。毎日はケの日の連続であり、それは繰り返す日常であり、退屈との戦いの日々である。古来より人々はこの退屈というなかなかの強大な敵と戦ってきたわけだが、その攻略法こそ、「よく味わう」ことなのだと僕は解釈している。そこには実は、ハレもケもないのだ。 どんなに刺激的なハレの日も、それがもしも毎日続くとしたらそれはやがてケの日と化し、退屈へと成り代わっていく。だからハレの日は暇つぶしにはなり得るかもしれないけれど、根本的な退屈への対処法ではないのだ。ハレであれ、ケであれ、その奥底に楽しみを見出して付き合うからこそ、退屈の対極にある深い満足を、持続的に得られるのだと思う。表層だけでは通過して終わり。 なので、僕としてはメトロミニッツの特集とは、ちょっと考え方が違うということになるのだ。ケの日を豊かにするために必要なのは、美意識の宿る道具とは限らない。松浦さんがなんでもない瀬戸物に愛着を持っているように、愛着の理由を外から与えられる価値観ではなく自分の内に求めることこそが肝要なのだと思う。ケの日を慈しむのは、自分自身であり、誰かに見せびらかすものではないのだから。美意識の宿る道具を、自分の物差しを通して愛でるのであれば、それはとてもいいことだと思う。 代わり映えのしない通勤路であれ、だいたい同じ食事であれ、他愛のない会話であれ、それは繰り返しのようで

オズマガジン2022年10月号「みんなの日本橋・八重洲・京橋」

上野動物園の双子のパンダに会いたいです。和歌山のアドベンチャーワールドでもいいのだけど。 さて。オズマガジン最新号「みんなの日本橋・八重洲・京橋」特集が発売になりました。大きな再開発と、小さな名店が混じり合って、そもそもは江戸から続く伝統もあるわけで、なかなかユニークになってきたこのエリア。散歩のしがいがありますよ。 誌面では、新スポット続々の「兜町〜茅場町」、老舗の若旦那が集う「八重洲〜日本橋〜京橋」、新旧の名店がひしめく「人形町〜浜町」、コレド室町にニュースがたくさんの「三越前〜室町」、インディペンデントな空気が魅力の「小伝馬町〜馬喰町」と、5つのエリアにわけてご案内。ナビゲーターはご当地にゆかりある人々で、それぞれの主観で街の魅力を教えてくれます。地元目線がいい感じ。 最後に特集全エリアにまたがるグルメガイドで締めているのですが、こちらも新旧あわせて食のレベルの高さは特筆すべきものがあって、焼き鳥の伊勢廣さんから、クラフトビールにスパイスカレーと旬のお店も集まって、どれもこれもハズレなしの名店揃いといって差し支えないかと。気取り過ぎていないのは江戸人情のなせる技でしょうか。 あらためて街は生き物で、常に変化し続けているものだなぁと、教えられた気がします。常に新陳代謝を続けて、なのに連綿と受け継がれているその街らしさというのも確かにあって。そういうものを見過ごさずに暮らしていきたいなと、ふと思ったのでした。 さて、どこにごはん食べに行こうかな。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

ドーナツは本当においしい

朝ごはんのレパートリーが少ないのが悩みです。トーストかTKG。 さて。ブルータスさんが「本当においしいドーナツ」特集を発売中! 待ってましたよドーナツ大好き男のオレ得特集、中身も最高でした。昨今は何度目かのブームと言われていますが、オレはそんなの関係なくずっと好き。 いやしかし、心躍る誌面でした。出るわ出るわの美味しいドーナツ100連発(100かどうかは知りません)! 英国由来のドーナツが京都「Kew」さんにあれば(行きたすぎる)、神楽坂「ドーナツもり」さんはフランス菓子の技術でドーナツ作り。「yup!」さんはクラフトビールとペアリングですか、そうですか。 全体通してみて、とってもバリエーション豊かに広がっていることがわかります。クラシカルなオールドファッションから、とってもデコラティブなもの、そしてイタリアやハワイなどいろんな国で親しまれているスタイルと、なんてグローバルなのさ! そうかこれこそが、みんなでつなごうドーナツの輪。 全国のドーナツ屋さん情報がギュッと集まっていますがそれだけじゃなくて、カルチャー考やミスド特集もあれば、ソウルだNYだの最新ドーナツに、平野紗季子さんが石垣島にサーターアンダギー食べに行ったりと、縦横無尽。ドーナツは、宇宙。 ということでめくるめくるドーナツの世界をぜひお楽しみください。大人も子供も男も女もこんなにとりこにするドーナツってすごいよな。ドーナツは、愛。 特集タイトルは「本当においしいドーナツ」ですが、僕に言わせれば「ドーナツは本当においしい」です。輪っかで穴あいてればそれでいいのだ!(穴がないとカタルシスに欠けるんだよな。マラサダ、ごめん!) 村上さんもそんなこと言ってなかったっけ?(たぶん言ってない) よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

「運」を味方につけましょう。

謎の肩の背中側付け根痛に悩まされています。様子見で大丈夫かな…。 さて。雑誌好きとかいいながら似たようなのしか読んでないよなと反省して新しい雑誌を手に取りました。季刊誌の「kotoba」。多様性を考える言論誌ということで、22年夏号の特集は「運の研究」。カバーイラスト(スイカ割り!?)は一条ひかるさん。 なかなか面白く読み応えありました。「運」という目に見えず数値化もできない要素を、さまざまな視点から取り上げていきます。哲学、宗教、占星術、数学、経済学、文学、スポーツ、将棋などなどあらゆる角度で「運」について論じられている。 こういうひとつのテーマを多角的にアプローチするのは雑誌のひとつの常套手段で面白いですよね。餃子特集で美味しい餃子屋さんの紹介だけではなく、レシピに起源、アート(あるのか?)、小説(あるのか??)、などなど広げていくことで新しい姿が見えてくるというやつ。 はたして「運」も、掴みどころがないだけに捉えどころもさまざま。運という不確定要素を最小限にすることを是とする考え方もあれば、それを掴み取るための準備こそが真価とするセレンディピティ論も。興味深かったのは意思決定や代表者をくじ引きで選ぶというもの。公平性を確保するのが主旨でなるほどそういう考え方もあるのか! あみだくじがいちばん公平。ただし最良の結果が出る保証はないぜ。 自分の考える「運」論は、準備と分母を増やすこと。確率1%の幸運ならば、それがいつ起きてもいいように備えることと、100回やることが肝要と考えます。1000に1度の当たり目を引くには1000回やればいつかは当たりが出ると考えます。999回出なくて次の1回は、それはもう幸運とは違うものになっているようにも思えますが、それこそが運を味方につけるってことなんじゃないかと。 こう言う実態のないものを多角的に切るのは言論誌の真骨頂という気がして面白かったです。知らない雑誌、楽しいな。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

クリエイティブ魂を感じる雑誌

  新海監督の新作映画が楽しみな今日この頃です。 さて。書店で雑誌を見ていたら、GINZAがアニメ特集だったので手を取ってみました。8月はファッション誌はネタがない時期なのですが、アニメできますか〜。その横では装苑がクリエイター特集と似たような感じだったので、こちらも購入。モードな人たちはクリエイティブに夢中? アニメって一大産業なのに、漫画や映画ほど大衆に知られた個人の名前が多くない気がすると、なんとなく思っていたのですが、僕が知らないだけだったかも。特集見ているとすごそうな名前がたくさん出ていました。アニメ音痴なオレ。 一方の装苑に出てくるクリエイターも知らない名前ばかりで、世の中には才能が溢れまくっているんだなと思いましたよ。個人の才能がインターネットによって羽ばたきやすい時代、と同時にライバルが古今東西の強者たちという厳しい時代、生き残るのは半端じゃなさそうだ。 アニメにもクリエイターにも特段の強い興味があって買ったわけではないのですが、やはりこうやって知らない知識に触れられる雑誌というメディアは貴重ですね。もちろんきちんと編集されているというのが大事なことで、さすがに尖っていた両誌。このパッケージとアーカイブは、雑誌ならでは。ページが有限だからこそのまとまり。 ファッション誌が8月とはいえここまでファッションから離れた特集を組むのは驚きでしたが(今じゃ普通のことかしら)、ファッションて洋服だけがすべてではなく、クリエイティブマインドこそがその核なるものなのでしょう。いつまでもその核をもって好奇心を刺激し続けてほしい両雑誌なのでした。マーケットに迎合した特集なんて見たくないんだぜ。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

海街の暮らしに触れる旅

雨上がりの夕空を見て夏の終わりを感じる今日この頃です。切なひ。 さて。メトロミニッツの最新号が配布されていました。特集は「海街ステイケーション」ということで、定期的に特集されるステイケーション号。でも登場するのは愛媛と高知なので、ステイというより普通にバケーションな感じですが。目印は花くまゆうさくさんのゆるイラストかわいい。 海街といえば、 このあいだいってきた庄内 も海街と言えそうですが、どうしても平野と山の印象が強いですね。お魚も美味しかったし、海水浴楽しかったけど。それに比べると、ここに出てくる愛媛の宇和島とか、高知の室戸は「海街」度が高いような気がします。カツオに鯛めしにアジ・サバ・ブリと、どれもこれも美味しそうだぜ。ちなみに宇和島市の人口は7万人、室戸市は1万ちょっとか。 町としては小さいほうなのだと思いますが、どちらの町にも豊かな自然と文化がしっかりありそうです。古いもの、古いものを新しくしたもの、新しいもの。それらがつながりながら新しい文化を生み出している最中。町はいつだって変化の途中にあるんだよね。目に見える開発ばかりが変化じゃないし、少しずつ衰退していくのは嬉しいことではないけれど、変化にほかならない。 それにしても「 むろと廃校水族館 」なるものがあったとは! 近くの海で定置網にかかった生き物たちを展示しているとかで、25mプールにサメがいたり、教室にウミガメがいたり、跳び箱が水槽になっていたりと、なんてユニークなんだ! 廃校の利活用はわりと見てきたつもりだけど、全然知りませんでした。 海も山も、まだまだ、まだまだ、知らないところ、素敵なところがいっぱいありますね。自分では見つけられないこういう場所を教えてくれるから、雑誌っていいですよね。そしてフリーマガジンだからこそできるニッチさ。もっともっといろんなところに行きたいものです。 よりみちしながら、いきましょう。なくなれコロナ! 今日も、いい1日を。

オズマガジン2022年9月号「池袋案内」

マクラを18年ぶりくらいに新調しましたが、前から安眠できてるので違いがわかりません。 さて。オズマガジン最新号「池袋完全ガイド」が発売しましたー。巻頭でがっちり池袋を特集したのは初めてか、相当久しぶりか。実はここ数年で池袋はずいぶんと変化しています。 池袋が23区で唯一、消滅可能性都市とされたのが2014年で、その危機感からの大改革によって復活を遂げたのはけっこういろんなところでニュースに。具体的には、駅周辺の大型公園を美しく再生しカフェなどを設置し、市民のにぎわいと憩いの場に。 それから区庁舎も実質0円で税金投入せずにナイスな建物に一新したことも大きな話題に(高層階を販売したり、旧庁舎跡地を貸すことで建築費を相殺)。かつ区民に開かれたスペースも。その跡地はハレザに変身してオープン。もともとアートカルチャーのバックボーンがある街なので、それを活かしつつ新しい池袋に進化してます。 そんな行政のやる気に導かれたのか、発見しにくかった小さなお店も増加中。カフェやビストロなどなどが点在するように。ラーメン激戦区なのは相変わらず。あとは三省堂がリニューアルしたり、ジュンク堂は相変わらずマンモス書店だし、天狼院書店もあったりと、本屋さんも元気です。 知らなかったけど、駅の東西をつなぐ北口のウィロードがアーティストによって一新されてたり、西武鉄道が謎の本社ビル建て替えてたり。IWGPもすっかりクリーンですよ。 ワタクシ、まさにIWGPリアルタイムに池袋を拠点にしていたので、その頃とは隔世の感がありますな。一般的に言えばイメージのいい街ではなかったと思いますが、もともと住めば都でなかなか良かったところ、当時よりも暮らしやすさは確実にアップデートしてるようですね。 なにげに、「わめぞ」(早稲田、目白、雑司ヶ谷)や、東長崎〜江古田などの西武線沿線、最近じゃディープレトロな大塚など、お隣エリアもお散歩向きの街と、大池袋の楽しみ方いろいろです。ぜひ、オズマガジン片手に出かけてみてくださいね! よりみちしながら、いきましょう。案外いい街、池袋。今日も、いい1日を。

桃太郎は問いかける!?

好きな果物は梨、桃、あとは、、マンゴーかな? の僕です。 さて。メトロミニッツ ローカリズムの最新号の特集は「桃に恋して」。カバーはまさかの桃太郎! これは斬新です。 そんな特集のプロローグも、桃太郎のお話から。といっても、町田康さんによるオリジナルの桃太郎。その名もピーチ小説「桃太郎の伝説」です。なんと桃太郎の子孫を町田さんが訪ね、本当の桃太郎伝説を聞くというフェイクドキュメンタリー。この短編小説のためだけにこのフリーマガジンをゲットする価値あると思いましたわ。 昨今、昔話の桃太郎の是非が問われていること、ご存じでしょうか。桃太郎は、鬼ヶ島を侵略し、何も悪さをしていない鬼を虐殺し、財宝を略奪したのでは?というものです。言いたいことはわからなくもないですが、そこに目くじら立てる必要があるのかはよくわかりません。というのを逆手に取った、さらなる寓話! 上手い! 否、美味い! そう、思わず特集本編より熱く語りそうになりましたが、美味しい桃の特集です。桃太郎伝説にも登場する桃とカマンベールのピザ(!)が出てきたり、桃マーマレードトーストが出てきたり、豚肉のゴルゴンゾーラと桃バルサミコソースが出てきたり。どれもエキセントリックな気がしますが、いやいや、めちゃくちゃ美味しそう! 桃、万能かよ! 取材先は和歌山です。 もちろん見目麗しき桃のパフェも出てきますし、そもそも桃ってなんと100以上もの品種があるんだそうです。梨やイチゴや林檎は多少気にしていたけど、桃の品種を気にしたことなかったな。俄然食べたくなってきたし、もともと桃、好きだし。ちなみに、桃って剥きにくくてすごく無駄にしちゃうんだよなって思って検索したらナイスな剥き方が続々出てきたのでお試しあれ。 そのほか、バーミヤンのロゴの由来なんかの雑学も詰まった、桃特集。そりゃ、表紙の美丈夫な桃太郎ばりに、誰もが見惚れ幻惑させられる一冊でした。果たして桃太郎が教えてくれることとは何だったのか。そしてオレは桃を買わずにいられるのか(無理そう!)。メトロミニッツは東京メトロのラックか、見つからなければKindleストアでゲットしてくださいね。 よりみちしながら(桃をおともに)、いきましょう。今日も、いい1日を。

山に潜るか、海を愛でるか。

暑いけど、なんだか全力で夏だ〜という感じがしていません。なんでかな? さて。最近妙にアウトドアに気持ちが向いてるところ、カーサブルータスが「Summer House 山の家、海の家」特集なんてするから食いついてしまいました。三浦やら軽井沢やらの素敵すぎる家々が紹介されてるほか、湘南、八ヶ岳、伊豆、那須などいわゆる、リゾート地の別荘購入ガイドつき。まあ庶民には到底手が届かない暮らしではありますが、目の保養というか、夢を見るのは大事というか。 山や海がそんなに好きなのかと言われたら、僕なんて多分それほどではないはず。ベッドタウンで20年生まれ育ち、それから東京で20年ちょっと暮らして、今は未経験の田舎あるいはリゾートでの暮らしに好奇心が向いているというのが実際のところ。ついでに子育てには、自然豊かなほうがよさそうというのと、都会の便利さに少し飽きた的な部分もありそう。 あとは、身体性みたいなものに気持ちが向いてるのもあるかな。自分の体を動かしたい。なるべく隅々まで。生活のささいなことを省略しないで、自分の手や足を、あと頭を使ってやりたい願望がある。便利なものをたくさん使わせてもらったけど、それがなかったらどうなるのかという実験がしたい。夢見てるだけで、すぐに嫌になっちゃうのかもしれませんけどね。 いきなり移住も、購入もできないだろうから、まずは旅行からですかねー。ワーケーションとかもしてみたいけれども。なんともないものねだりで、よりみち的な欲求だなぁと思います。でもほら、人生一度だし、いろいろ知りたいということで。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

山に恋して。

朝顔が毎朝元気に咲いていて、こんなの40年近くぶりだなーと思いました。悪くないぜ。 さて。TRANSITの「美しき世界の山を旅しよう!」特集を読みました。久しぶりに買いましたがとても良かったです。 写真家上田優紀さんのパタゴニア紀行に始まり(絶景!)、現地在住フォトグラファーによるアルプスのスノーリゾート(美景!)、アパラチアントレイルの編集部ルポがあって(壮観!)、石川直樹さんのヒマラヤの記録(無双!)がある、と。おまけに、世界の山の宿カタログと、野川かさねさん&小林百合子さんの鉄板コンビによる山小屋旅もありました。ほか、山TIPSもたっぷりと。 ここのとこ妙に山ものに縁があるような気がしていて、夏でそういうものを目にする機会が増えてるからというのもありますが、心のどこかで解放感を求めているんだろうなと思います。バックトゥネイチャー。観光登山しか経験がないからまだ見ぬ山の奥の方への無償の憧れなんでしょうね。それは恋に恋するような気持ちなのかも。でも、この本にあるような山の稜線とか、ハイカーの笑顔とか、濃い霧とか、この目に焼き付けたいよね。 TRANSIT、数年ぶりでしたが、テキストを少し減らして、硬派な部分は残しつつ、日本の山も入れて比較的ライトなところも加えたり、カタログがあったりで、とっつきやすくなった気がしました。コロナを経て現地取材が物理的にままならない状況もあってのことかと想像しますが、結果的には悪くないのではないかなと。次号はタイ特集ということで、海外旅行に普通に行ける日は近づいてると思いたいですね。 ということで、山への思いが募ってしょうがないです。ロングトレイルしたい! よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

そうだ、美術館か博物館行こう。

トレランシューズが加水分解し始めていて悲しいです。あんまり履いてないのに。 さて。ブルータスの最新号が「通いたくなるミュージアム」特集ということで、コンビニで見かけて購入しました。博物館から美術館まで、全国137施設が紹介されています。最近は雑誌がとにかく売れなくてどこも苦戦しているのですが、カタログ性の強いものは、ふとした時に購入する動機付けになるような気がしました。すぐ読み捨てる一過性のものより、ある程度の保存版が選ばれそうな気が。 中身は、トップバッターが北海道に2年前にオープンした、民族共生象徴空間ウポポイの中にあるアイヌ民族博物館と、そこから車で1時間半の平取町立二風谷アイヌ文化博物館。続いて、岡山と香川の現代アート施設。直島には新たなギャラリーが登場していますね。それから山梨と長野の考古館で縄文時代の文化を巡っています。土器とか土偶とか。続いて大学のミュージアムに、その他全国の知られざる様々な博物館。 遠方が多いのでパッと使うのは難しく、ちょっと地味かなーというのが感想ですが、夏休みに限らず、いつか行きたい場所を探すのに良さそうです。美術館こそよく行きますが、博物館にはなかなか足が向かないのが正直なところですが、この夏は子供を連れて、国立科学博物館でも行こうかな。大阪中之島美術館は、機会があればぜひ行きたい。あとは、テッパクか! ところで、いつの間にかブルータス編集長変わっていたんですね。そう言われてみるとちょっと雰囲気が変わったようなそうでもないような。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

お気軽アウトドアに出かけよう

気がつけば夏のバーゲンが始まってました。のんびり買い物行きたい。 さて。オズマガジンTRIP「お気軽アウトドア」特集が発売中でした。すっかり定着してきたグランピング施設などを中心に、関東近郊のアウトドアな小旅行を紹介しています。よく見かけるドーム型のテント施設が、こんなに爆増していることに驚きましたよ。どこもかしこもあれでした。建物建てるより導入コストが低いんでしょうね。水回りいらないし。 でも確かに楽しい気分で泊まれることは、 市原の高滝湖グランピングリゾートで体験済み (掲載されてました)。要するに以前はコテージだったものが、ドームテントになったということでしょう。家族連れとしては十分な広さがあり、民宿などよりは隣の部屋に気を使わなくてもいいので、落ち着いて泊まれます。子供もテンション上がるし。 当然そのロケーションは自然が豊かな場所が多いので、いろいろな外遊びも一緒に楽しめるのがなおいいですね。食事はバーベキュープランが付いてたりしますしね。今までは、アウトドアの遊びをすると、宿泊はちょっと移動して温泉とかホテルとかを探すことになってましたが、今はこういう自然の中に宿泊施設があって、とてもよい選択肢になっていると思います。 ということで、夏休みシーズン、お気軽アウトドアに出かけましょう! ソーシャルディスタンスが取りやすいのも嬉しいところ。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

オズマガジン2022年8月号「湘南へ」

  今週のたなくじは「超吉」だったらスーパーラッキーマンの僕です。いいことあるかな? さて。いいことの予感にあふれているのが今月のオズマガジン「大人の夏休み 湘南へ」特集。ボーダーのデザインも爽やかに本日発売です。湘南特集は確か4年ぶりですかね。誌面をパラパラとめくっていると、あ〜夏が来たな〜!という気持ちになりました。早々に梅雨明けて酷暑からのひと休みでイマココですが、わけわからないサイクルですね。。 でも、気を取り直して、夏休みの季節です。小学生はきっと来週後半あたりから。大人も全力で行くことにしましょう。そんな僕たちのために、誌面では茅ヶ崎や辻堂、逗子に大磯、江の島などなどザ・湘南な街がガイドされています。個人的には横須賀も足したかったけどまあ仕方ない。 この2〜3年に誕生したお店がとにかくたくさんあって、もちろんいろんなことがありすぎたその間だって、街も暮らしも休むことなく生き続けているんだよなと再確認。特集の合間に、前田エマさんの自転車にまつわるコラムがあるのですが、それがとてもいいアクセントでした。思い込みの中で生きる僕たちが、たまたま知らないだけの当たり前が、本当に、ずいぶんとたくさんあるということ。例えばそうだな、キリンてウシの仲間なんだよとか(なんだそりゃ)。 巻末のニュース記事に載っていた美術展が、夏休みの企画だったことも、夏休み感をいっそう伝えていてくれて、雑誌がくれるこういうなにげない気分て、いいもんだよなと思うのでした。湘南からずいぶん話がズレてしまいましたけど、湘南=夏休み=わくわくする。ってことです。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。