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オズマガジン2022年9月号「池袋案内」

マクラを18年ぶりくらいに新調しましたが、前から安眠できてるので違いがわかりません。

さて。オズマガジン最新号「池袋完全ガイド」が発売しましたー。巻頭でがっちり池袋を特集したのは初めてか、相当久しぶりか。実はここ数年で池袋はずいぶんと変化しています。

池袋が23区で唯一、消滅可能性都市とされたのが2014年で、その危機感からの大改革によって復活を遂げたのはけっこういろんなところでニュースに。具体的には、駅周辺の大型公園を美しく再生しカフェなどを設置し、市民のにぎわいと憩いの場に。

それから区庁舎も実質0円で税金投入せずにナイスな建物に一新したことも大きな話題に(高層階を販売したり、旧庁舎跡地を貸すことで建築費を相殺)。かつ区民に開かれたスペースも。その跡地はハレザに変身してオープン。もともとアートカルチャーのバックボーンがある街なので、それを活かしつつ新しい池袋に進化してます。

そんな行政のやる気に導かれたのか、発見しにくかった小さなお店も増加中。カフェやビストロなどなどが点在するように。ラーメン激戦区なのは相変わらず。あとは三省堂がリニューアルしたり、ジュンク堂は相変わらずマンモス書店だし、天狼院書店もあったりと、本屋さんも元気です。

知らなかったけど、駅の東西をつなぐ北口のウィロードがアーティストによって一新されてたり、西武鉄道が謎の本社ビル建て替えてたり。IWGPもすっかりクリーンですよ。

ワタクシ、まさにIWGPリアルタイムに池袋を拠点にしていたので、その頃とは隔世の感がありますな。一般的に言えばイメージのいい街ではなかったと思いますが、もともと住めば都でなかなか良かったところ、当時よりも暮らしやすさは確実にアップデートしてるようですね。

なにげに、「わめぞ」(早稲田、目白、雑司ヶ谷)や、東長崎〜江古田などの西武線沿線、最近じゃディープレトロな大塚など、お隣エリアもお散歩向きの街と、大池袋の楽しみ方いろいろです。ぜひ、オズマガジン片手に出かけてみてくださいね!

よりみちしながら、いきましょう。案外いい街、池袋。今日も、いい1日を。


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