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庄内よりみち記⑥地元グルメを堪能

スーツケースがこの旅で壊れました。形あるものはいつか失われてしまいますね。涙

さて。庄内といえば食材の宝庫でもあります。つや姫に代表されるお米(ひとめぼれ、はえぬき、雪若丸なども)に、各種フルーツ、そして豚なんかもメジャー。近頃は鶴岡イタリアンに酒田フレンチも知られたところ。そんな食の記録をば。

こちら、地元田村牛乳さんのアイスと、今年誕生したばかりのサンドフィナンシェ。このほかラングドシャクッキーもあって、おみやげにぴったりです。パッケージのキャラクターはランダムでレア柄も入っているよ(出ず!)。

鶴岡駅からほど近い「パリサンク」さんはとっても素敵なカジュアルフレンチ。ハンバーグステーキのセットがめちゃくちゃコスパ優秀で、美味しいうえにスープにデザートにコーヒーまでついて1500円とか。同内容のキッズプレート880円とか神でしょ。店内落ち着いてて広いのも最高。再訪確定。

同じく鶴岡の「matoma」はフードユニット・つむぎやのマツーラユタカさん夫妻が3年ほど前にオープンさせたばかりのお店。お弁当テイクアウトしたのですが絶品すぎて泣いた。マジで泣いた。庄内の素晴らしい食材を、こんなふうに二十四節気に寄り添ったメニューにしてくださってありがとうございます。

豊かな恵みを、こういうふうに編集・変換できる人がいることが、文化を育むんだよなと、強く確信しました。素材だけじゃダメなんだぜ。

酒田のロースター「珈琲島(こーひーとう)」さんは、2019年に日本一にもなったそう! 道の駅で新聞記事と商品を見かけて検索したら、酒田と鶴岡にそれぞれ店舗を構えてらっしゃいました(写真は鶴岡店)。コーヒーはいろんな味わいが揃っていたほか、エスプレッソシェイクがビターな大人味でどストライク。

しかも宿泊したスイデンテラスで、ウェルカムコーヒーを振る舞ってくださるというサプライズもあって、滞在中に3度もオーナーにお会いしちゃったご縁も。こちらも再訪確定。


酒田の老舗パン屋「清水製パン」さんも外せない一軒。朝6時半開店、売り切れ次第終了の地元密着の老舗。具材ギッシリのサンドイッチほか惣菜パンが豊富なほか、ビッグサイズのシューロールも美味しかったです。

焼きそばパンが自分史上もっとも美味しかったことも付け加えておきますね。こういう老舗、レトロなだけで味は普通ということも多いですが、こちらは本物かと。お客さんも次々と。

こちらは地元スーパー「主婦の店」で見つけた地元パンと、飲むヨーグルト。地元パンと言いましたが、こちらのシライシパンさんは岩手のメーカーさんでした。「ネオトースト」とありますが、いたってレトロな、シュガーマーガリンのお味。

湯野浜エリアの町中華「龍鳳」さん。チャーハンのチャーシューがとっても好みでしたが、妻の頼んだ酢豚は「普通」とのことでした。餃子はあっさり味。メロンが添えられてるのが、ならでは!

同じく湯野浜の「窪畑ファーム」さんの直営ショップでは、トマトやだだちゃ豆のジェラートが!(イチゴやバナナなどの通常フレーバーも) 想像通りの味ですが、ぜひ一度お試しあれ。

ホテル売店で買ったクラフトビールと、平田牧場のサラミ。美味しかったです。

ということで、子連れということもあって素朴路線が多かったですが、調べた限り洒落たお店もたくさんあるっぽいので、それはまたいつの日かという感じですね。

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