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勝手に2022年のアートフェスまとめ(後編)

  昨日の前編に続きまして 、後編をお届けします。 長野県: 浅間国際フォトフェスティバル 軽井沢のお隣、御代田にて行われる国際写真展。2018年の初回に伺いましたが、ロケーション最高です。浅間山の麓、古い施設を活用していて、とてものどかで爽やか。そこに世界中の様々な写真作品が集まっていて圧巻でした。これは是非行きたいなー! 7/16〜9/4まで。ワーケーションするか!? 愛知県: あいち2022 あの、あいちトリエンナーレからもう3年か!と驚きますね。その名を「あいち2022」と変えて行われる今回は、どんな内容になるんでしょうか。名古屋のほか、一宮と常滑が会場になるそうです。芸術監督は、森美術館館長の片岡さん。アーティストラインナップ、僕が知っている名前は限られますが、かなり期待できるような気がしています。 宮城県: Reborn-Art Festival 2021-2022 去年と今年で前後期に分けて開催されるリボーンアートフェス。後期にあたる今年は8/20〜10/2まで石巻を中心に展開されます。常設作品もあるのが嬉しいところ。東日本大震災から11年。今、行くべきアートフェスかもしれません。 岡山県: 岡山芸術交流 ご紹介してきた中で唯一行ったことがないのがこちら。3回目となるこちらは9/30〜11/27に岡山市内で開催です。瀬戸芸の秋会期と重なるので、合わせていくのもいいかもしれません。 青森県: 十和田市現代美術館 芸術祭じゃないのですがおまけで、「(仮称)地域交流センター開館記念展 名和晃平 生成する表皮」という展覧会が6/18〜11/20まで開催されるので備忘録として付け加えておきます。 ということで、夏休みいくらあっても足りそうにないですが、どれも回数を重ねた実績があり、より進化しているように見受けられるので、どこに行っても深く楽しめそうな気配です。できたらこの全部をレビューできたらいいなということで、そんな目標を持ちつつ。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

勝手に2022年のアートフェスまとめ(前編)

にわかアートフリークとなって早10年以上。この2年は芸術祭もいろいろと苦しんでいましたが、いよいよ今年は全国各地でリアル開催が出来そうな雰囲気です(今のところ)。ということで、勝手にこの夏〜秋の芸術祭まとめ。たくさんあるので2回に分けます。 新潟県: 大地の芸術祭越後妻有2022 昨年開催予定が直前で1年の延期となっての本年。作品は去年時点で大体出揃っていたので、今年はなんと春から秋までのロングラン。これは貴重! 夏の妻有はもちろん素晴らしかったですが、春も初夏も梅雨も晩秋も楽しめてしまうなんて素敵ですね。里山の風景に、20年を超える芸術祭の歴史が蓄積して、恒久作品も新作も唯一無二の体験として刻まれる場所。 香川県&岡山県: 瀬戸内国際芸術祭2022 越後妻有と双璧をなす、瀬戸内海の芸術祭。今回も春、夏、秋の3期開催。 瀬戸内海の独特の美しさと、小さな島々の旅情感、そしてサイトスペシフィックなアート作品。草間彌生の南瓜はやっぱり何度見ても圧巻なほか、心臓音のアーカイブや、豊島美術館など、何度でも訪ねたくなる大型作品の多さも特徴。島々をつなぐフェリーもまた、かけがえのない時間をくれます。 愛媛県: 道後オンセナート2022 松山市の道後温泉を舞台にしたアートフェス。じわじわと温まって今回はGWにスタートして来年2月までのロングラン展開。歴史ある温泉街とアートを楽しめるのはもちろん、松山周辺エリアを合わせて周遊するのも楽しいアート旅。しばらくぶりに訪ねたい場所。 滋賀県: BIWAKO BIENNALE 2022 こちらは10〜11月に滋賀県近江八幡市で行われる琵琶湖ビエンナーレ。規模は大きくないですが、2年に一度のペースで粛々と続いて古参芸術祭ですね。近江八幡という古都とアートの組み合わせは情緒があります。 それぞれのサイトを見ているだけでワクワクしてきますね。 明日の後編に続く! よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

名もなき詩は、鳴りやまない。

  デクラークがキヤノンイーグルスに加入とか胸熱過ぎるだろ!!!(ラグビーの話です) さて。胸熱といえばMr.Chirdren。今年デビュー30周年をむかえ、いろんなところでその名前を見かけますが、penでも特集されてましたー。今さら僕ごときに彼らを語る言葉なんてないのですが、彼らの音楽とともに青春時代を送ったひとりとして敬意を表しておこうと思います。カラオケ行くとみんなミスチルは微妙に敬遠しつつ誰かが一曲入れると一気にミスチル祭りとなるのってあるあるでしょうか? 誌面には、メンバーたちの言葉はなくて、写真家、アートディレクター、ミュージシャン、ジャーナリストたちが、彼らへの想いを語っています。ディスコグラフィとあわせて展開されるので、歴史を振り返りつつ、客観的な目線なので読者にとって近い気持ちで読めるかもしれません。ファン目線。あのジャケット好きだったな〜とか、あのMVめちゃクールだったよね〜とか。制作の裏話もあるのでファン的には嬉しいはず。本人たちの言葉は音楽雑誌に任せましょう。 ミスチルはこんなにもメジャーで大衆的なのに、先鋭的・社会的でもあって、ここまで全方位的に評価されているのは本当にすごいなと思います。僕は、とにかく桜井さんの綴る歌詞に惚れ込んでいて、言葉選びひとつから、文脈づくり、メロディとの合わせ方、ときに強引・力技で旋律に押し込んじゃう早口歌いも含めて、唯一無二というか、他の追随を許さないとはこのことか。 ラブソングは主観的であくまで私的なのに普遍性があり、メッセージソングには社会への怒りや疑問に共感性を乗せているところがすごい。この振り幅とクオリティ、ほんとまねできないし、お手本にしたいところ。ここまで社会性ある歌を連発できるアーティスト、いないですよね。好きなのは「I’ll be」と「NOT FOUND」あたり。 今は、ミスチルを日常的に聴いているわけでもないですし、最近のアルバムを聴いてもいないのですが、ときどきふと思い出してあれもこれも聴きたくなる。青春そのものだなぁと思います。DNAに染み付いているレベル。 どう言葉を紡いでも陳腐になっちゃいますね。偉大過ぎる! 50周年まで突っ走ってくれるということなので、ここからの20年、彼らは70代で僕は60代に向かって、終わりなき旅、楽しみですね! よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日

寝そべりながらこれからのこと考えてみる。

道端の紫陽花が花開き始めた6月。うちの紫陽花はいつ咲くかしらん。 さて。最近「寝そべり族」なる言葉を新聞などでよく目にします。中国で、競争社会や過酷な労働に嫌気がさして、消費、恋愛、結婚、出産などから距離を置くことで自らの自由を取り戻そうとしている人々。最初にこの言葉を用いた人は、実際に年に2ヶ月くらい働いてあとは本当に寝そべりながら、1日2食で暮らしているとwikiにありました。おそらくかなり哲学的で、現代社会への抵抗運動でもあるそう。 欧米では「大辞職」と呼ばれる現象が起きていて、これはコロナきっかけで低賃金の労働者たちがこぞって職を辞しているそう。エッセンシャルワーカーの燃え尽きもあいまっているそうで、Web3にもあったけど、これまでの社会の基本的なあり方でもあった、一部の人が搾取する構図への抵抗運動という見方もできるようです。マクロな視点で見れば。 お国も違うし、背景にあるものも複雑ですが、多くの人が自らの生き方を顧みていることは間違いなさそうです。コロナも大きなきっかけ。今の時代、「天下をとろう」と言われても、「なんで天下をとらなくちゃいけないの?」となりそうです。僕たちは何も、天下人になりたいわけでもなかったし、そのために生まれてきたわけでもないですし。 同じように、「結婚して子を持とう」と言われても、それは誰かにとってのひとつの幸せの形かもしれないけど、別の誰かにとっては「なんで?」ってなるわけで。それが万人に共通する正解とする根拠がもはや見当たらない。そして世の中は、ひとりでもなんとか生活できるくらいには整っているし(収入があればという前提になってしまいますが)、それを後押しするビジネスやらサービスがたくさんある。 一方で、じゃあ何のために生まれてきたの?と問われても、そう簡単に答えが出ないのも事実であり(明快に答えられたら幸せかもしれません)。ウェルビーイングも簡単じゃないぜ。そりゃあ寝そべって考えたくもなりますね。ポテチもあるとなおいいな。 今更ながら、自分の生き方や幸せは、誰も保証なんかしてくれないということ。あんまりそういうことを考えてこなかった僕は、それはそれである意味幸せだったとも言えますが、ちゃんと問い続けないとなと思うのでした。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_雨上がり、君が映す空はきっと美しい

  トランクルーム借りたいような気がする今日この頃。徒歩圏内であるといいんだけどな。 さて。汐見夏衛『雨上がり、君が映す空はきっと美しい』(2021年刊)読了。くせっ毛は言うことをきかないし、ジメジメして滅入るし、雨なんて大嫌い。そんな風に思っていたコンプレックスの塊の高校1年生、美雨。でも、憧れの先輩、映人と言葉を交わしたのは、そんな雨の日だった。 『君はきっとまだ知らない』 の汐見さんの単行本、これもなかなか良かったです。等身大の高校生と言っていいですかね、こんな風に自分を肯定できず、いろんなことを諦めたり、逃げ出してしまったり、そういう経験がある人には特に共感できるような、そして背中を押してくれるのではないかという本でした。 登場人物はごく少数で、決して大きな世界ではありません。それゆえに主人公の心情がストレートに伝わります。自分を卑下して、先輩への恋心をひた隠しにし、でもどこかで奇跡を願ってしまう自分が愚かで醜いとすら追い込んでしまう美雨。対照的に、おおらかでどこまでも明るく自由で太陽のような映人。それには理由があるわけですが、2人のコントラストはわかりやすくて、自然に好感が持てるのです。 映画がキーアイテムにもなっているので、映像的な描写も美しく、渡り廊下の横の水たまりを見つめる描写は胸を打つものがありました。雨樋からの水滴がコツコツと地面を打ち続け、やがて土を掘り、水たまりとなり波紋を映す様を、自らの恋心となぞらえる。その裏では、毒親(最後にフォロー入るけどなかなかひどい)からの呪いの言葉によって少しずつ闇が深くなっていったことも示唆しつつ。全体、雨と水にまつわる単語をちりばめて、物語世界全体を包んでいるのも綺麗ですね。書影イラストもいい感じ。 なんだか、映画『虹の女神』を思い出したな。何気ない日常のきらめきを切り取るような物語。この小説も、いい青春映画になりそうで。あと、隅っこにいた自分が対極にいる人と触れて価値観が開かれていくという意味では、『ウォールフラワー』も頭をよぎったのでした。映画つながり。 できすぎている部分もありますが、それよりも瑞々しく優しい世界に癒されました。青春好きさんはよろしければ。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

ウェブスリーを勉強してみたけど。

  プロ野球は交流戦が始まって、NBAはFINALS進出チームが決まりました。季節は巡るぜ。 さて。近頃ちらほら耳にするWeb3ってなんだ?ってなっていたところ、WIREDさんが特集してくれてたので購読しました。うむ、なかなかうまく理解できないな…。とりあえず思ったことを綴りますが、間違いなどあるかもしれませんので、悪しからず。 つまるところ昨今のインターネット界隈において、検索を使えばgoogleなどの、SNSを使えばプラットフォーマーの、アプリを使えば運営会社の、スマホを触ればAppleなどの、利益に貢献することになっていて、もちろん利用者にもメリットがあるわけだけど、同時にある種の搾取もされるという状況を生み出しています。少なくともユーザーは金銭的対価は受け取っていない。 確かに、プラットフォーマーやらその他企業の存在なしに、インターネットを使うことは難しそうですね。このブログだってGoogleが提供しているサービスだし、ここで書いていることが何かしらのデータとして吸い上げられてもいるのでしょう。それで構わないとは思ってはいますが、嬉しいことではないかもしれません。データを利用されないサービスの方が好ましいか。 Web3とは、すなわちすなわちブロックチェーン技術を使ったシステムによって、プラットフォーマーからの解放と、自分たちの何気ない行動を本質的に自分たちのものとして取り返そうということなんだと思います。デジタルではない物理的なものであれば、所有してしまえばそれはメーカーの支配からは独立していましたものね。ネット上でそれがなかなか難しかったところを、NFTなどで物理的所有と同等の価値を作ろうとしていると。 あまりにも自然に、無自覚に、インターネットに触れているので、それを疑うことももはやあまりないですが、自分たちの取り分を取り戻して、より良い未来と仕組みに作り変えようということですね。他にもたくさんの可能性を秘めているそうですが、実際にどうなるかは未知数ということでした。もしかして、オードリー・タンさんたちがやろうとしていることとも近しいのかな? 個々の知恵を正しく集めて、中央集権的なシステムよりもベターなものを生み出そうとしているのでしょう。 個人がより責任を負うことになるとしたら、短期的視野になったりポピュリズムに陥らないのかな?という疑問もありますし、

クレマチスの丘を守りたい。

B.LEAGUEにリーグワンと、決勝戦二本立ての日曜日。どちらも東京開催なのね。バスケはホーム&アウェイでやってほしいような気が。 さて。静岡県の三島市に、クレマチスの丘というアート施設があります。開館20年を迎えたこちらは美しい庭園と、ヴァンジ彫刻美術館を中核にした、猛烈に気持ちのいい場所で、何度かお邪魔しては癒しの時間を過ごしてきました。 こちらのクラウドファンディング情報が流れてきたのでチェックしたところ、コロナによる入館者激減と、作品と施設の経年劣化のダブル・パンチ・ピンチなのだそう。ということでささやかながら支援させていただきました(なお、期限は5/31まで)。僕もまた訪れたいし、子供たちも連れて行きたいし、僕と同じようにここを気に入ってくれる人に、この場所を訪ねてほしいと思うので。 コロナもあってクラウドファンディングも数多出現したと思いますが、自分の好きなもの、大切なことを、こういう形で可視化できるのは良いことだなと思いました。自分が価値を認めるものに、自分はいくら投資するのかという話ですよね、多分。 個人がこんな風に気軽に誰かを支援できるのはネット時代前ではなかなかあり得なかったことでしょうから、こういうのはインターネットの良き側面だなぁとも思うのでした。クレマチスの丘がこれからも、美しい景色とアートによって豊かな感性を育んでくれることを願いつつ。良かったら、足を運んでみてください。 クレマチスの丘 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

「写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策」展が良かったです。

腕の皮がむけました。第一次日焼け終了。 さて。アーティゾン美術館の「写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策」展を鑑賞しました。セザンヌなどの絵画作品を起点にして、2人の写真家の作品へと展開する本展、とても面白かったです。美術館のコレクションと現代作家をコラボさせるジャム・セッション企画の第3弾。 ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴崎敏雄×鈴木理策 写真と絵画ーセザンヌより | アーティゾン美術館 柴田さんのお名前は初めて知りましたが、とても興味深いお写真。なんでもなさそうな風景の幾何学的な部分を切り取り、グラフィックのように見せてしまう神業に驚嘆しました。こんな風に、目に見える世界を写し出せるのかと! 鈴木理策さんは個展も拝見していたので、相変わらずの美しさに感服し、確かにどちらの作家も絵画的とも言えるんだなぁと思いました。 柴田さんを評した「非決定的な瞬間」という言葉がとても腑に落ちて、ドラマチックな何かではない、今もそこにただあるだろう風景で、見つけさえすれば誰でもその写真は撮れるかもしれないのに、誰も見つけられない場所なんですよね。そんな非決定的なはずなのに、唯一無二の視点だという。「こんな目を持ちたい」って惹きつけられる作品。一方の理策さんはカメラを操って絵画を生み出してしまうような、その表現力にため息が出ます。りんご一つをこんなに美しく撮れますかねしかし! 一枚の写真だけでは見落とすかもしれない、その裏に潜む世界はメッセージ、技法を、並列にすることで可視化した今回の試み、とても面白く拝見しました。もう一つ、写真は複数枚並べて一つの哲学を表現出来るメディアでもあるんだよなと再確認しました。大きな一枚で勝負するのもいいですが、小品を連打することで構築される世界も確かにありますね。 さて、それからもうひと企画ありまして、「Transformation 越境から生まれるアート」も拝見。ルノワール、藤島武二、パウル・クレー、ザオ・ウーキーの4人にフォーカスして、国を超え、時代を超える音で作家たちがその性質を変化・進化させていった様をあぶり出していました。僕はポスタービジュアルにも作品が使用されているザオ・ウーキーに引き込まれました。 Transformation 越境から生まれるアート|アーティゾン美術館 そんなこんなで、カメラ片手に街に繰り出したく

東京レガシーハーフ、誕生!

近頃は長男のチャリ移動に走ってついていくというムーブを開発した僕です。 さて。東京レガシーハーフなるハーフマラソンが新設されました。東京オリンピック2020の記憶を受け継ぐということで、記念すべき第一回は2022年10月16日開催とのことです。ちょうど、横浜マラソンを見送って、秋頃にはハーフに出たいんだよなと思っていたので、これは渡りに船。エントリーしよう。 トップページ | 東京レガシーハーフマラソン コースは国立競技場発着ということで、本来オリンピックでやるはずだったコースの半分くらいなのかな。靖国通りから神保町経由で日本橋らへんまで行って帰ってくる感じで、最初が下り、中盤フラット、最後が上りという感じですね。ラストちょっときつそう! レガシーというカタカナになっちゃうと、どうにも安っぽさは否めませんが、健全な心身を育むことは大事だと思うので、僕としては大歓迎。しかし、ハーフにしてエントリー料2万円超えってのは震えますね。PCR検査料など含まれているようです。せっかくだし、チャリティーに申し込もうかな。今まで元気にマラソン大会出場させてもらってきたご恩返しということで。 一般エントリー期限は6/9まで。抽選(になったら)結果は6月下旬発表予定。ご興味ある方はぜひ~。(写真は東京マラソン2021) よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

けん玉で家族団らんの件。

フラフープができない僕です。子供の頃はできた気がするんだけどな。 さて。フラフープはダメですが、けん玉はできます。嘘です。ということで、パピエ・ティグルにこんなけん玉ありました! ちょっと写真の色味が変ですが、玉の色は青です。こちらは2020年に浜町のお店の3周年を記念して作ったそうで、ロゴ、tokyo、3、ロウソクを4面にあしらって、東京店3周年おめでとうの意。 なんでけん玉だったのだろう?と思ったら、その前にビームスと復興デパートメントによる「KENDAMA TOHOKU」というプロジェクトがあって、山形工房という競技けん玉生産日本一のメーカーとクリエイターのコラボ企画がたちがっていて、パピエティグルも参加してたつながりから、この周年アイテムになった模様。 持ってみると軽くて、扱いやすいことに驚きました。木の質感もとても上質。これなら誰でもけん玉名人になれる! かどうかはわかりませんが、一般的なものよりやりやすいような気がしました。 それ以上でも以下でもありませんが、気に入った長男が楽しく遊んでいて、それを見た次男がやたら「じょうず〜」と連呼&拍手をしていて、和やかな夜のひとときをプロデュースしてくれたのでした。ありがとう、山形工房&パピエ・ティグルさん! よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

コーヒーのために旅をするのか、旅を豊かにするためにコーヒーがあるのか。

気温上昇とともにエスプレッソシェイクが飲みたくなる今日この頃です。 さて。メトロミニッツ ローカリズムの最新号が配布されていましたよ。特集は「おいしいコーヒーの旅」と題しまして、小笠原諸島、福岡、沖縄の3つの町を旅しています。どのコーヒー屋さんもそりゃあ素敵そうで、いつか足を運んでみたいなぁと思いますよね。というか、全国に、世界中に、唸るほどあるコーヒー屋さん、選りすぐるのが難しそうだな~。 ついこの間、 静岡のイフニコーヒーを訪ねたばかり なので、旅×コーヒーの醍醐味はよくわかります。その土地に、町に、根付いたコーヒースポットを訪ねるのは旅のひとつのハイライトになりうるもの。そこでは地元の人々を眺めたり、周辺のイベントをチェックしたり、ただただ美味しいコーヒーを味わったりと、いい時間が過ごせるものです。旅の数だけ、いいコーヒー屋さんのストックが増えていくといっても過言じゃありません。 名古屋でも素敵カフェに出会ったのでしたよ。 ところで、僕が行きたいコーヒー屋さんのひとつに、香川県の直島にある アカイトコーヒー さんがあります。たまたま家族がこちらの珈琲豆を通販で買ってきて知ったお店ですが、直島という場所が好きなのと、店名がかわいいのと、どうやら本に縁がありそうなのと、そんな理由で気になっています。画像検索なんて野暮なことすると、あら、佇まいも素敵ですやん。これはますます心惹かれました。 直島と言えば、今年は 瀬戸内国際芸術祭 の開催年です。夏か、秋に、行きたいな~。夏がいいな、海水浴もできるから。よし、そんなわけで、僕の中でコーヒーを巡る旅2022が動き出しました。実現するのかどうかはわかりませんが、いつか行きたいコーヒー屋さんをストックしておくのってなかなか悪くありません。みなさんもぜひ、おいしいコーヒーの旅を。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

孤独は媚薬、そして魔物

マクロン大統領と、生年月日が全く一緒な僕です。40代のほぼ全てを大統領として過ごすのはどんな気分だろう。 さて。 「 孤独が支えるトランプ現象: 日本経済新聞 (nikkei.com) 」という記事を読みました。大雑把に言うとトランプ元大統領を支持した人には、孤独を抱える人が多かったという調査結果があるそうです。離別や、格差、そしてコロナと、背景には色々あれど、孤立は極論に傾きやすくなるというデータもあるのだとか。 孤独は、自分と向き合い、思索を深めてくれるものだと思います。ひとり、自問自答を繰り返すのは、その意味でとても有意義だと思いますし、そこから価値あるものもたくさん生まれるはず。でも一方で、極論に傾きやすくなるというリスクがあることも、肌感覚でわかる気がします。極論かどうかはさておいて、自分ひとりだけで考えた意見や自分の中の常識が、世の中のスタンダードと照らし合わせてみたら随分とギャップがあることって、きっと多くの人が経験ありますよね。え、これオレだけ?みたいな。 一人でいると、自分の思考が強化されすぎるんでしょうね。反論する人は誰もいないわけだから、常に正当化され、ときに独善化してしまうのかも。そうなると、たまたま同じ意見の人と出会った時の同調度・共振度は必然的に高くなり、そうでない場合にはむしろ排他的になってしまうんでしょう。あるいは、よくぞ私の考えていることを代弁してくれた! という快哉だってありますよね。うん、こういうことも、いろんなシーンで日常的にあることだと思います(いい例えが浮かびませんが)。 誰かと一緒にいること、行動を共にすることは、多少なりとも摩擦とストレスも伴うものだから、避けたくなることも多いです。限られた時間だから、ひとりで自分の好きなことをしたい気持ちも、ごく自然なことです。でも、摩擦やストレスを避けて一人でい続けると、自分がどんどんわがままになって、いつしかモンスターになってしまうのではないかという疑心暗鬼的恐怖感も、僕にはあります。僕たちは誰かと繋がって、キャッチボールやラリー(そしてときにスマッシュ!)を繰り返しながら、いろんなものを受容していかなくてはいけないのだろうな、そんな風に思わされる記事なのでした。 二元論ではなく、自分と違うものを取り入れることって本当に大事ですよね。他人の靴を履いてみる。そういうのも、ある種のよ

感想_君はきっとまだ知らない

久しぶりに大道芸を楽しみました。観覧者も一頃より随分増えてましたよ。 さて。汐見夏衛『君はきっとまだ知らない』読了。正義感が強く、クラスのまとめ役だった光夏は、ささいな出来事をきっかけにクラス全員から無視されるように。ギリギリのところで耐えていた光夏の前に、幼馴染だった千秋、春乃、冬哉が現れ、彼女をサークル活動に誘うが、今の自分を知られたくない光夏は、彼らを拒絶してしまう。 自己肯定感をなくしてしまった高校生の物語。こういう迷いや挫折は、学生にはつきものと言えそうです。いや、学生に限った話ではなく、すべての世代に共通するものがあるように思います。失敗や、不運が重なることで、いろんなことがうまくいかなくなり、自分は何者なんだろうと思い惑い、袋小路に迷い込むようなこと、大なり小なりありますよね。 大抵は、それでも折り合いをなんとかつけてやっていくのでしょうけれど、どんどん悪い方に行ってしまうことだってあるわけで、光夏はまさにそんなタイミングでした。真面目で、それまでは自分に自信があったからこそ、思い描いていた自分とのギャップに苦しんでしまったという。   そんな彼女を救ったのが、幼馴染の3人、とりわけ千秋(男子です)でした。なぜ疎遠になっていた彼らが現れたのかはネタバレになるので控えますが、光夏が見失った光夏自身を、彼らが思い出させてくれます。おそらく彼ら自身も当たり前だった光夏の存在を再確認したのでしょう。自分だけでは見えないこと、気づけないことも、誰かがきっと見ていてくれる。特に世界がまだ小さい学生には、この物語がそれを知るきっかけとして機能しそうです。 人は1人じゃないし、1人では生きていけないこと。それを教えてくれる1冊です。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

名古屋よりみち記。Q.O.L COFFEEでモーニング。

朝ランで名古屋城を周回しました。ランナーたくさんで、刺激になります。 さて。名古屋に泊まったので、モーニングハントの時間です。ランニング中に見つけた「Q.O.L COFFEE」さんが気になったので入ってみたら、素敵なお店でした。市役所の近くの交差点の角。外壁にはいい感じのペイントと、バスケットゴール。 スペシャルティコーヒーがラインナップされていて、コーヒー頼むとサラダとトーストのハーフがついてくるというのでそれをオーダー。さすがは名古屋、モーニング文化の街。ほかに、サンドイッチやパニーニも美味しそうでした。この日のコーヒーはルワンダの浅煎り。 2階に移動すると、ラフなファクトリーテイストだけど、絵画が飾ってあって洒落てながらも、落ち着く空間。9時頃入りましたが、あれよあれよと満席に。人気店のようですね。いい朝時間、いただけました。 最初、どこに行っていいかわからないので、名古屋モーニングとかでweb検索したところ、まとめ記事の類がいっぱいヒットしました。こちらのお店はそのランキングには入ってなかったですが、とても良かったという事実に思うところもありますね。 検索は便利だけど万能ではないというところでしょうか。良し悪しじゃなく、足で探すのもまた一興ということですね。  よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

静岡よりみち記②オクタゴンブリューイングに凱旋す。

  浜松の帰宅時間の渋滞がなかなか凄くて驚きました。以後、気をつけよう。 さて。ということで、浜松に来たので、OCTAGON BREWINGさんに行ってきました。2019年のラグビーW杯を観戦した帰り、浜松でクラフトビール飲めるお店を探して見つけたこちら。その時以来の2度目の訪問です。 ハウスビールとゲストビールが10種以上並んでいて、適当に気になるものをオーダー。それからおすすめというソーセージと、あとはフレンチフライをつまみながら、本を読みつついただきました。ブック&ビア。 浜松の夜はなかなかに賑わっていて、ようやくこういう夜の喧騒も戻りつつあるのだなぁと実感。その一方で、おそらくこの2年で閉店したと思われる空き物件も目について(駅近の一等地なのに)、複雑な気持ちです。でも、また来るからね。 新しいお店を開拓するのもいいですが、こういう再訪の旅もまたいいんですよね。別に、お店の方とお話ししたりすることもなく、ただひとりで自己満足するだけなんですけれど、それでもなんとなくね。クラフトビール巡り、楽しいです。ま、ビールもだいたい何飲んでも美味しんですけれど。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。