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勝手に2022年のアートフェスまとめ(前編)

にわかアートフリークとなって早10年以上。この2年は芸術祭もいろいろと苦しんでいましたが、いよいよ今年は全国各地でリアル開催が出来そうな雰囲気です(今のところ)。ということで、勝手にこの夏〜秋の芸術祭まとめ。たくさんあるので2回に分けます。


新潟県:大地の芸術祭越後妻有2022

昨年開催予定が直前で1年の延期となっての本年。作品は去年時点で大体出揃っていたので、今年はなんと春から秋までのロングラン。これは貴重! 夏の妻有はもちろん素晴らしかったですが、春も初夏も梅雨も晩秋も楽しめてしまうなんて素敵ですね。里山の風景に、20年を超える芸術祭の歴史が蓄積して、恒久作品も新作も唯一無二の体験として刻まれる場所。


香川県&岡山県:瀬戸内国際芸術祭2022
越後妻有と双璧をなす、瀬戸内海の芸術祭。今回も春、夏、秋の3期開催。 瀬戸内海の独特の美しさと、小さな島々の旅情感、そしてサイトスペシフィックなアート作品。草間彌生の南瓜はやっぱり何度見ても圧巻なほか、心臓音のアーカイブや、豊島美術館など、何度でも訪ねたくなる大型作品の多さも特徴。島々をつなぐフェリーもまた、かけがえのない時間をくれます。


愛媛県:道後オンセナート2022

松山市の道後温泉を舞台にしたアートフェス。じわじわと温まって今回はGWにスタートして来年2月までのロングラン展開。歴史ある温泉街とアートを楽しめるのはもちろん、松山周辺エリアを合わせて周遊するのも楽しいアート旅。しばらくぶりに訪ねたい場所。


滋賀県:BIWAKO BIENNALE 2022

こちらは10〜11月に滋賀県近江八幡市で行われる琵琶湖ビエンナーレ。規模は大きくないですが、2年に一度のペースで粛々と続いて古参芸術祭ですね。近江八幡という古都とアートの組み合わせは情緒があります。


それぞれのサイトを見ているだけでワクワクしてきますね。明日の後編に続く!


よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。


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