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呑めるパン屋はパンもすごいけどサラダもヤバイ件。

「サラダの国のトマト姫」というパソコンゲームがあって、小学校同級生のハヤシさんのお兄さんがやってたのを触らせてもらった記憶が妙に焼き付いています。 さて。そんなことを思いだしたのは、茅場町にある JET BAKER さんにお邪魔したから。こちらは「呑めるパン屋」さんをコンセプトにしたお店で、パン好きの界隈では有名であろう1軒。オズマガジンでも何度も取材させてもらっています。ビールへのこだわりもすごいようですが、今回はランチで。 パスタランチとサラダランチがありまして、パスタランチをチョイス。「サラダは普通サイズでいいですか?」(小さいのもある)と聞かれたので、「はい」と答えたけど、これが後ですごい後悔になるのでした。ほどなくサーブされてびっくり、これメガ盛りじゃん! メニューのサラダランチの注意書きを読むと、「サラダはラージサイズも選べるけど、普通サイズを完食した人しかオーダーできません」て書いてあった。こういうことか…。 で、パスタも150gの大盛りにしちゃったんだけど、これ絶対150gじゃないでしょ?ってボリュームでした。そこにパンが5種ほど添えられてます。このパンがめちゃくちゃ美味しくて、おかわりOKなんだけど、全体のボリュームが凄すぎておかわりなんて無理どころか、サラダは2/5くらい残してしまいました。本当にごめんなさい(ラージの挑戦権得られず。。)。 次行くときは絶対に、サラダは小さいの、パスタも普通盛りにして、パンをおかわりするんだから。いや、ホントにパン美味しかったんです、めちゃくちゃ。なのに、すべてをサラダの国の巨人兵たちに阻まれてしまったわ。 おかしなリポートになってしまいましたが、評判は本物! 必ずやリベンジします。というか、夜行きたいよ。

47の、お酒を巡る旅に出よう

  2月の湘南国際マラソンが中止になってしまいました。残念だが仕方ないですね。 さて。メトロミニッツ ローカリズムの最新号が本日発行です。特集は「47都道府県 SAKE FILE」。その名の通り、日本中の春なお酒を網羅しています! 最初、日本酒の特集だと思いましたが、ビールもワインもジンも、オールジャンルでした。 いやほんと、日本中に素敵なお酒の作り手がこんなにいるのかと驚くばかりです。トップバッターを飾る秋田の「稲とアガベ醸造所」さんは、新規参入が難しい日本酒の世界でクラフトサケを手がけ、山梨の室伏ワイナリーさんは上質なテーブルワインを提供しています。どれもこれも、飲みたすぎるし、是非とも現地を旅して味わいたい! 後半は全都道府県から選抜されたお酒がズラリとファイリングされていて、見ているだけで酔える、というのは嘘ですが、ワクワクするのは確かです。今時はほんとボトルデザインがオシャレでいいですね。コレクション欲さえもくすぐります。 ぜひお酒好きの方はこの一冊を抑えておいて、旅の目的地にしてもらうもよし、近くに行く機会があれば足を伸ばすもよし。なんせ日本全国おさえてありますんでね。僕もまずは近隣エリアを攻めようと思います。 目印は、網中いづるさんによる和のイラスト。おめでたい感じでいいですね。ぜひ東京メトロ構内のラックを探してみてください。それから毎月29日には Kindle版も発売されます ので、バックナンバー含めてチェックしてみてください。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_レンブラントの身震い

パソコンの見過ぎでかなり疲れ目です。ブルーライトカットのメガネしたほうがいいのか。。 さて。マーカス・デュ・ソートイ『レンブラントの身震い』(2020年刊)読了。数学者である著者が、ディープラーニングで盛り上がるAIの最前線を訪ね、果たしてAIは芸術性をも獲得することができるのか!? を考察する一冊。面白かった! 難解かも?と最初は恐る恐るでしたが、語り口のうまさにすぐにのめり込みました。話題のディープラーニングによってAIが飛躍的に進化し、囲碁の世界チャンピオンを破ったエピソードなどを小気味好く紹介し、A Iの現在地を掘り下げる過程は、SFを見ているような気分に。しかしこれはすでに起きている現実で、SFでもなんでもない!(2020年の本なので、今はさらに進んでいるんだろうな) 話の展開が恐ろしく上手くて、AI囲碁の話から、アルゴリズムの起源、それを生み出した数学とは何なのかまで掘り下げたうえで、この本の核となる「AIは創造性を持ち得るのか」という主題にたどり着きます。この鮮やかな展開こそ数学者の真骨頂であり、証明という哲学を生きる者の成せる業かと恐れ入る。そして中盤以降、本題である絵画、音楽、そして小説、それぞれのジャンルにおけるAIによる創作の最前線をリポートする。ドラマチックな展開だ! 結論から言うと、現時点でAIが人間を越える芸術性を獲得することはなく、そこに至る可能性は今のところ低そうに思えます。ですが、邦題のソースであり表紙にもなっているようにレンブラントそっくりの絵を描く力を持ち(しかし、そこには本物のレンブラントにある、見る人を身震いさせるような魂がないらしい)、即興でジャズを奏でることもでき、コンピュータが作ったと見分けることができない文章がすでにあるそうです。 以前から、たとえば流行りのポップソングや、映画のシナリオなどには、ある程度人の心を掴みやすい規則性というか、売れ筋とされるような常套パターンが存在すると考えているので、それは機械でも再現できるのではないか?と思っていました。まさにその試みはいたるところで行われていたこと、そしてかなりのレベルでは実現しているそうです。ただ、そこにはどうしても創発的なものがなかったり、部分はよくても全体をオーガナイズする力が今のところAIにはないため、退屈なものになってしまうのだそう。 そのかわり、囲碁のよう

ウィズコロナ3年目に思うこと

『ドライブ・マイ・カー』がいよいよいいとこまでいきそうで楽しみですね~。 さて。オミクロンが日本でも猛威を振るっています。身の回りにも感染や濃厚接触という言葉が聞こえ始めました。コロナはついこの間やってきたばかりな気がしますが(しませんか?)、もう3年目に突入です。とりあえず今思うことを備忘録として記しておくことにします。 年末の新聞で、アメリカ疾病対策センター前所長ロバート・レッドフィールドさんに取材した記事を読みました。曰く、コロナがなくなることはなく、共存のためのよりよい薬や検査などがすべて出そろうまでにあと3~5年ほどかかるだろうという意見でした。でも、オミクロンが今のところは危険性が低いのかも??という見通しもあるように、ウイルスが変異しているので、通常の風邪くらいのものにもなる可能性もあるとのこと(それを切に願う)。 必要なのはワクチンと「免疫検査」としていて、同時期にワクチンを接種しても免疫に個人差があるので、一律に一定期間間隔で接種するのではなく、免疫が落ちてきたら接種、という検査体制&サイクルが望ましいとのことでした。それができるならいちばん良さそうです。 オミクロンがやがて収まったとしても、ウイルスはまた変異をするのでしょう(次はなにクロンだ!?)。より脅威になるかもしれないし、より楽観できるものになるかもしれない。どちらにしても状況はあまり変わらないというか、あと3年くらいは第n波が繰り返されると思っておいたほうがよさそうです。今のこの行ったり来たりこそが、目下のニューノーマル。もやもやはするけれど、それが現実なんでしょう。それを抜けた先には、次のまた新しいノーマルがあるはず。 パンデミックなのか、エンデミックなのか、そのあたりの名付けは終わってからでも遅くないですね。今はもうしばらく、マスクに手洗い、ソーシャルディスタンスを、粛々と。今宵は満月です。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

スポーツのある街作り

津波、大変なことになりましたね。一晩中ケータイがけたたましく鳴ってたのですが、それは神奈川県の誤配信だったそうで。 さて。ラグビー観戦に新横浜まで行くついでに、気になっていた日産スタジアムの中の「日産ウォーターパーク」行ってきました。ここ、プールとスパが一体になったような施設で、とても良かったです。 プールは、子供向けの15mほどのものと、流れるプールに、けっこう大きなウォータースライダーも(身長120cm以上から)。ポイントはバーデゾーンのスパ的な施設が種類豊富なこと。ジャグジーっぽいのやアロマやミストの部屋などもあって楽しい。 大きなレジャープールや本格スパに比べると、見劣りはするかもしれませんが、料金も手頃だし大人も退屈しなくて小学校低学年の子連れにはぴったりかと。なんなら大人だけでも、ジムやスパ行くほどでもないんだよなくらいのテンションには合うなと思いました。(ただしコロナ対策で換気しまくりで寒いので要注意) 新横浜は日産スタジアムにこのプール、そしてスケートパークもあるなど、新横浜公園がとにかくスポーツ好きには素晴らしく、子供の遊び場としても理想的。最近は野球もサッカーもボールパーク構想が広まって日本各地に個性豊かな施設の計画があるようで、楽しみですね。 プロスポーツを頂点にして、市民スポーツまで盛んになるようなエコシステムができれば、健康増進やシビックプライド醸成に大きく寄与しそうです。プロアスリートが、プレイや競技の魅力を伝える以上に、運動そのものの大切さや楽しみを啓蒙できるといいなと思うのでした。ハード、ソフト両面からそういう街づくりができたら、持続可能性の高い都市になる気がします。 個人的にはスポーツとアートはこれからの豊かさや幸福感に欠かせないものではないかなと、流れるプールをたゆたいながら思うのでした。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

あの興奮をもう一度。リーグワン観戦記

  2023のフランスラグビーW杯行きたいものです。 さて。先週開幕したラグビー新リーグのリーグワンを観戦してきました。横浜をホームとする横浜キヤノンイーグルスvsコベルコ神戸スティーラーズ@日産スタジアム。 ラグビー観戦は2019W杯以来。スタジアム周辺、のぼりがたくさん立っていて新リーグを盛り上げるムード。スタジアムにはキッチンカーが大勢集まり、子供向けのラグビー版ストラックアウトがあったり、今日はホーム開幕戦ということでTシャツのプレゼントがあったり(嬉しい)。あと、フォトスポットはでっかいカメラ(キヤノンだけに)だったな。 試合は立ち上がり1分で神戸のミスからイーグルスが先制トライ。その後も随所に好プレーが出て連続トライを奪う。後半、神戸も反撃に出る時間帯もありながら、最後にはCTB梶村のこの日3つ目のトライが飛び出して、55-21でホームのキヤノンイーグルスが見事勝利! あらためて、生で見るのは面白かったな〜。ラグビーの場合、スタンダからだと局地的なディテールはよくわからず、笛が鳴ってもそれがなんの反則かは見た目にはわからない(目が肥えてればわかるのかな)。でも、パスのスピード感や全体のフォーメーションなどは、テレビでは伝わらない部分で、ライブで観る価値あるなと再確認できたのでした。 余談ですが、当日の朝、横浜駅の近くで、イーグルスのキャプテンであり日本代表でもある田村優選手と遭遇。思わず「田村選手!? 今日観に行くんでがんばってください」と声かけちゃいました。テンションあがったわ。 長男も初めてのラグビー観戦を楽しんでくれたようで、また来たいと言ってくれたのは収穫。せっかく自分たちが暮らす街に誕生したチームなので、全力で応援したいと思います。僕の人生を変えるんじゃないかというくらい興奮したW杯から2年。新たなラグビーの未来にめちゃくちゃワクワクしているのでした。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

グラストCOMICS_2021年12月刊2作品

人間ドックで再検査出ちゃいました。ドキドキするぜ。 さて。異世界ファンタジー漫画レーベルの、グラストCOMICSの12/24刊が発売中ですのでご紹介。まずは『不死の軍勢を率いるぼっち死霊術師、転職してSSSランク冒険者になる。』1巻。タイトル通り、規格外のネクロマンサーである主人公ローグが、そのまま規格外の冒険者になって、ある国の危機を救いに出るというお話。 ネクロマンサーというゲーム好きをくすぐるワードに、チートスキルがあわさった王道パターン。画の感じもいいです。物語はこれからというところですが、昨今のコミックらしくテンポよく話が進んでいきます。どうやらけっこう大きな秘密がありそうで、これからが楽しみ。 もう1作品『転生先は回復の泉の中 苦しくても死ねない地獄を乗り越えた俺は世界最強』1巻。こちらは「回復の泉」というドラクエユーザーに刺さるパワーワードが。転生して6歳になってしまった主人公エルビスが回復の泉に閉じ込められて溺れること6ヶ月の間にさまざまなチートスキルを身につけ、泉の外で冒険が始まるという物語。 少年漫画テイストの画で、こちらも王道な異世界ストーリーが展開されます。エルビスのフィアンセ、シルヴィアとは何者なのか。回復の泉にはまだ秘密があるのか。などなど、こちらも今後が気になる展開。 昔、ドラクエ2で隠しコマンドの復活の呪文を入れるといきなり主人公がLv48で始まるってのがありましたが、異世界ものの設定ってなんかそれを思い出すんですよね。雑魚キャラを一蹴しまくって終盤までザクザク進むあの爽快感が忘れられないぜ。 最近の漫画は展開が早い&異世界ものはテンプレ感がけっこう強いがゆえに、最初の5話の中に世界観のオリジナリティやこの先の広がりや深さを匂わせる布石をしっかり打てると、連載を読んでおらず単行本1冊ずつ読む人にも、続刊への期待感につながっていきそうな気がするので、そこらへんが編集の腕の見せ所かもしれません。などと言いつつ続刊も楽しみに。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

一休さんのミッションインポッシブル

次男の1歳6ヶ月検診に行ってきました。なかなか貴重な体験。 さて。ようやく年賀状を書き終えました。かれこれ10数年、落書きをさせてもらっております。以前は1枚1枚描きおろしていたのですが、さすがに回らなくなって数年前から1枚だけ描いてスキャンしてプリントとなりました。来年は絵もデジタルで描こうかな。 寅年ということでなぜか一休さんが思いつきました(12年前はバターになる虎を描いた)。不可能を可能にしよう!的なことですかね。ミッションインポッシブル。虎の造形とかかなり適当に描いたのですが、納得のポージング。なお、一休の右手が指6本なことを家族に指摘されました。まったく気づかなかったよ(ミッションインポッシブル2)。 送り先は、ほぼ友人関係に収束していて、賀状でしか連絡を取らない仲間がいるのもなんだか面白いというか、昭和世代ならではなんでしょうね。いつまで続くかわかりませんけれど、ものを書くのが好きな人間なので、義務感ではなく趣味でやってこうと思います(その割に遅いけど)。 それから、ようやく初詣に行きました。横浜市内にある杉山神社。打ち出の小槌が大々的にフィーチャーされていて、なんだか縁起良さげでかわいい(屋根の上にも)。由緒を検索したら、あまりよくわかっていないそうですが、横浜地方にやたらとある神社だそう。そんなご当地だったとはつゆ知らず、それもそれで悪くないなと思うのでした。下の写真のネズミは、一回転させるといいことあるそう。勢い余って1周半回ってしまったので、1.5倍いいことありますように。。 おみくじは「吉」でした。裏面には、八百万の神に感謝して暮らすようにというありがたいお言葉。まさにそうですね。全てのものに感謝し、謙虚に精進する1年にしたいと思います。こればかりはミッションインポッシブル(3)にならないように。 ということで、どうでも良さがすごいですが、引き続き頑張りたいと思います。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

オズマガジン2022年2月号「東京パンさんぽ」②

一回着ただけのシャツのボタンが取れててがっくりしました。前回脱いだ時にはあったはずなんだけどな。 さて。昨日に続いてオズマガジン最新号のご紹介。本日は、第2特集の「さんぽmagazine 蔵前〜浅草橋」について。この10年でがらりと雰囲気が変わったのが蔵前という街で、オズマガジンでもたくさん取材させてもらいましたが、そんな10年をダイジェストでまとめたような特集です。 日本橋と浅草の間という立地もあって、昔から職人が多く暮らしたのがこのエリアで、浅草橋には人形屋さんが多く、蔵前には玩具屋さんが多いです(バンダイも蔵前)。さらには江戸時代には米蔵があったり、昭和には蔵前国技館があったり、なかなか独特なルーツを持った街。大きな駅がないので、開発ともほどよく距離を保っていました。 そんな背景もあって、ものづくりに関わる人がポツポツとお店を開き始めたのが10年ちょっと前。家賃の安さも手伝って、東京の東側がいいらしいぞという噂も広まって、その流れは加速していきます。誌面に登場するSyuroさんはフロンティアのひとりで、2010年にオープンしたカキモリさんは今や蔵前のランドマークに。気がつけばコーヒーショップも増え、飲食店も充実し、まっこと散歩が楽しい街になったのでした。昭和レトロなビルもけっこうあったりします。 前置きが長くなりましたが、そんな変遷をまとめた特集でした。ショップヒストリーを紐解くページもあれば、街のキーパーソンによるガイドもあり。そして最新トピックスと、お店の方達のポートレートも。今のこの街の魅力がしっかり網羅されたページになっていると思います。 最後のひとつお知らせを。1/24〜30の7日間、 torigoeTさん でコーヒーイベントの開催が決定しました。誌面に登場したお店のコーヒー関連商品の販売、ここだけの限定コーヒー缶の販売、そしてこの日だけの蔵前おさんぽMAPの配布も! ぜひ遊びにいらしてください。僕も顔を出したいと思います。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

オズマガジン2022年2月号「東京パンさんぽ」①

昨日は一粒万倍日かつ天赦日でしたね。おみくじ引いたら吉でした。 さて。オズマガジン最新号が発売になりました。2022年「東京パンさんぽ」特集。定番のパン特集! パンのプロ、池田浩明さんによる昨今の注目キーワードを旗印にして、パン屋さん巡りへと繰り出します。いやー、こんなにも新しい、そしてユニークなパン屋さんができているのかと、嘆息必至。 挙がったキーワードは「マルチ」「サワードゥ」「上陸」「健康志向」「専門店」「ローカル」「高加水」「レストラン」「イタリア」「第7世代」「薪窯」と気になるものばかりで、表参道の「AMAM DACOTAN」や代々木公園の「fumigrafico」、祖師ヶ谷大蔵の「REGINA」(表紙のお店)と、どれもこれもわざわざ行きたくなるお店ばかりじゃないか。 もはやパンが美味しいくらいでは驚くことはなく、食感、空間、世界観、含めてトータルで完成度の高いお店が集まるのがさすが東京。行きやすいところばかりではないけれど、だからこそ訪ねる価値があるというもの。誌面ではそれぞれのストーリーもしっかり掘り下げられています。 朝も昼も夜もおやつも楽しめて、噛み締めるたび幸福感に包まれるパン。今時のパンは安くはないけれど、決して手が出ないものではないのもいいところ。いつものテリトリーから少し足を伸ばして手に入れる、小麦香るささやかな贅沢って、いいものですよね。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

ソレイユの丘に行ってきた。

ようやく年賀状をお送りしました。関係各位、大変遅くなりまして申し訳ありません。まさか郵便局のアプリが終了しているとは思わず。。 さて。横須賀市にあるソレイユの丘に初めて遊びにいってきました。神奈川県東部では名の知れた公園ですかね。海のそば、キャンプ場あり、BBQあり、たくさんの遊具あり、ゴーカートにスワンボートあり、動物もいれば畑で収穫もできるレジャー施設。小さい子連れファミリーターゲット。 噂には聞いていましたが、確かにこれは子供連れには楽しすぎるスポット。冬でお天気も良くはなかったので、さほどの混雑はなかったですが、これは季節がいいときはすごいことになりそう。千葉でいうアンデルセン公園かな。入り口入ってすぐに菜の花畑があって、12月〜3月まで咲いているとのことでびっくり。冬に咲くのもあるのか。 朝の10時半について、16時半過ぎまでたっぷり遊んで、駐車場代1000円と施設回数券3200円(12枚綴り)。観覧車とかメリーゴーランドとか、遊戯施設ひとつにつき大体1枚なので、1日遊ぶと使い切るかなという感じ。安くはないですね。無料で遊べるゾーンもたくさんありますが、どう考えても子供たち有料施設で遊びたがるでしょうからね。 子供たちの笑顔をたくさん見られて、屋外で健康的に遊べて、いい休日でした。小学校低学年までがメインターゲットでしょうから、その間に一度キャンプにきてもいいかもなと思うのでした。でもどちらかといえば、このあたりなら油壺にできるグランピングに行きたいかな。あるいは大人なら三崎でまぐろさんぽ。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_スパイダーマン:スパイダーバース

ラグビーの新リーグ、「リーグワン」開幕しましたね。楽しみだ! さて。映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019年公開)鑑賞。中学生のマイルスはある日突然変異したクモに噛まれ、特殊な能力を得るが、それをうまく使いこなせず混乱する。そんな最中、目の前でスパイダーマンが死に、開かれた異次元の扉から続々とスパイダーマンたちが登場。キングピンの野望を阻止し、スパイダーマンたちは元の世界へ帰れるのか。そしてマイルスの運命は!? いよいよ新作も公開中のスパイダーマンですが、初のアニメーション作品でアカデミーも受賞したこちらを鑑賞。面白かったです。あらためてスパイダーマンのアクションてカッコいいよね。単に空を飛ぶよりはるかにワクワクするよ。シャレも効いてるしね。そしてスパイダーマンたちが総勢6人も登場! アベンジャーズ的なオールスターよりもスパイダーアクションの多重奏のほうが燃える気がするわ。 お話としては、大切な人を失いつつも一歩踏み出して成長するという、王道のスパイダーマン誕生もの。主人公が黒人だからか、スーツも黒基調で超絶クール! エアジョーダンもお似合いだし。その他、中年のピーターにスパイダー・グウェン、もろ日本インスパイアのロボに、ノワールにハムと、全スパイダーマンが単体で主役はれそうな立ちっぷり。 「BOMB!」とか「NO NO NO NO」とかのセリフをコミックさながらに織り込んだり、アニメーションのスペクタクルも十分(と同時に、ほぼこの世界を実写で成立させてるハリウッド&最新VFXって異常だなとも思ったり)。この作品を実写化しても面白そうだなと思ったり。まあとにかく、ユニバース入り乱れて楽しすぎます。そういえば次元転移装置は、『ベイマックス』ぽかったな。 10月には続編も公開するっていうし、実写の3部作もチェックしないといけません。ますますスパイダーマンが好きになる一作で、誰でも楽しめるアクションエンタメ。うちの6歳児も楽しんでたよ。そしてどうでもいいけど、スパイダーマンのLINEスタンプを愛用しています。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

凧上げの聖地にて

指先がかさつきすぎてTouch IDが反応してくれない今日この頃です。不便。。 さて。長男が保育園でもらった凧をあげようと横浜の臨港パークへ。近所の公園でもそれなりに上がりそうだったので、ここなら風もいい感じだろうと思ったので。あと、広くて周囲に木がないし、ちょくちょくここで凧上げしている人を見かけたことがあるので。 公園に到着して早速上げてみると…めっちゃ上がる! 助走なども必要なく、凧を空に掲げて手を離せば、あっという間に風をキャッチしてぐんぐん上空へ! 凧は簡易的なものだったので、そんなに期待していなかったのですが、こんなに気持ちよく上がるとは!! 糸を最大限伸ばせば、もう半永久的に上がっていそうな感じで、地上ではさほどの風は感じなかったものの、上空では海風来てるんですね。もうここは凧上げの聖地と言っていいのでは。気がつけば子供以上に楽しんでしまったのでした。 現場からは以上です。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

「間(あわい)」にあるものたち

忘れてたけどこの三連休中に初詣行きたいです。 さて。『あわい』という小さなZINEをいただきました。これは、フォトグラファー/ライターの忠地七緒さんが、撮影、文章、編集をすべて手がけたものです。表紙にこう書かれています。「あわいは決めきれないゆらぎに潜む”らしさ”を届ける雑誌です」 「あわい」とは「間」と書きますね。文字通り物事の間という意味で、この本では白か黒か、正解か不正解かという二元論ではなく、その間にある、人それぞれに違う、うまく名前をつけられないような感情や価値観を肯定したいという意図が込められているのだと思います。 誌面を彩るのは、麻佑さんという女性のポートレート@真鶴、芸人/放送作家の佐藤満春さんのインタビュー、編集者の古川誠さん(現オズマガジン編集長)のインタビューです。それぞれの立ち位置や歩んできた道のりがつづられていて、写真と文章がちょうど半分ずつくらいの比率になっているところが、すごく忠地さんらしいなと感じました。ひとりでこれを作るってすごいな。編集技術自体は僕にもあると思いますが、実行・実現させるのって別の話。 誰かの心のうちをこんなふうに読ませてもらえるって嬉しいことで、ちょっと自分にも近いものがあるなぁとか、まるで違うけどそういう考え方もあるんだなぁとか、そよそよと琴線に触れてきます。そして、自分の中のあわいについてはどうなんだろう?って考えてみる。 あわい。よく思うのは、51対49くらいの感じでAを選んでも、他者にはその割合は見えなくて。どんなに迷っていても明日には選択がひっくり返っても、そのプロセスは見えないんですよね。でも、結論だけを見れば100対0に思われてしまうこともあって、そのギャップがなかなか難しいよな、と。便宜上Aを選んだけど、そんなに割り切れてないんだよとか、自信ないんだけどなとか。 人は他者との相対性の中で生きてるので、誰もがあわいの中にいる。その中で絶対的なものを持てたら強いけどなかなかそうもいかないから揺れ動く。ひと昔前は「トレンド」とか「常識」とかの優位性が強かったのでそっちを見てれば迷いにくかったし、「固定観念」や「世のムード」を疑わずにいられたけど、今はそういうものが溶けてきたので、自分で見つけなきゃいけないし、自己肯定しないとしんどい。選択肢も多いからな。 自分で自分の座標軸を見つけて、それが人からどう見え

リペア好き

いやしかし、あんなに降るとは思いませんでしたね、雪。 さて。最近、洋服が傷んでいる。シャツの襟が破れ、アウターのパッチワークが裂け、ショートパンツのポケットに穴が開き、レインウェアのインナーの圧着テープが剥がれた。どれもお気に入りで長く着ているので、劣化は致し方ないけど、こんなに立て続けに壊れなくてもいいのに。 でも、まだまだ着たいので、お直し屋さんに駆け込みました。不要なものを必要としてくれる方に譲るリサイクルやリユースが一般的になったように、リペアももっともっと盛んになるといいですよね。でも洋服直しのお店はたくさんあるから、皆さん利用しているってことですよね。 元通りにならなくても構わなくて、器を金継ぎするように、修理跡もまた味わいになって悪くないなと。洋服に関してはルイ・ヴィトンのようにメーカー主導でのリペアが進むといいなと思います。然るべき対価を支払ってのリメイクという方向でもいいな。 そういえば、自転車もカメラも修理して使っていて、修理代が買値を超えかねない勢いですが、それを惜しいと思うのはなるべくよそうと思っています(でも思ってしまうんですけどね。新品買えるじゃん、て)。手放してしまったら2度と手に入らないものが多いですから。 そういえばスーツケースも壊れていたんだっけ(どうして壊れものがこんなに多いんだろう)。海外旅行も当分なさそうだから放置していたけど、今のうちに直してもらうことにしよう。 新品を買うのももちろん好きですが、長く付き合いたいと思えるものと出会えた喜びも大事にしつつ。 とりとめもありませんけれど。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。