さて。三重に行ってきました。何年振りだろう。定かじゃないけど10年くらい前にお伊勢参りして以来かもしれません。いろいろよりみちできたのでまとめます。 津に宿泊したのですが、朝食を探して見つけた「かくしか食堂」さん。和の定食を3種類用意されていて、朝も、おそらくお昼もそれを提供されています。朝は7:30からオープン。これがとんでもなく絶品で、この日のメインの秋鮭のふっくら焼き加減が絶妙で口に入れた瞬間、じゅわっと口福広がりまくり。おひたしなどの副菜も、お味噌汁も白米も完璧でした。リピート確定というかこれを食べるために津に来たいレベル。 前夜はクラフトビールを求めてキャンプバー・ランタンさんへ。とっても小さなお店でキャンプごはん風のメニューをご提供。ビールはタップマルシェでご当地の伊勢角ビールをと思ったら売りきれてた無念。まあいい。三重大に通っているというフレンチ女性と、彼女を訪ねてきた父親(エールフランスの整備士らしい)、そして地元客おじさんと店長が、アニメの話で盛り上がってました(情報は全部漏れ聞こえてきた)。そんな楽しいお店。 伊勢で本屋さんを検索して見つけたのが「本屋・散策舎」さん。外宮のすぐそばの小さなセレクト本屋さんで、新刊メインに扱っていました。絵本から宗教哲学までいい感じのラインナップでとても素敵。パッと目に入った「エスノグラフィ入門」を購入。近いうちに読んでレビュー書きます。 最大の衝撃は伊賀市の新堂という無人駅かな?の前に2023年11月出現した「BOOKMARK STORAGE」。SHINDO YARDという複合施設のメインで、カフェギャラリー+図書館です。地元の焼杉で作られた外観がクールで、ひなびた小さな駅とのコントラストがすごい。名和晃平などの現代アートも展示され(24年12月には椿昇の作品も設置予定)、居心地が素晴らしい。訪問したのが夜になってしまったのですが、高校生が数人座って本を読んだりいろいろ。 近隣に工作機メーカーを持つ会社さんが地域貢献施策として作ったそうで、2025年には隣にワイナリーもオープンさせるそう。周囲には特になにもない郊外にこれはほんと驚きました。アクセスがよいとは言えないので、旅行者がふらっと訪ねるのも簡単ではないですが、こういうのが好きな方にはぜひ一度見ていただきたいと思いました。 そういえば上野市の旧市庁舎もホテル
「よりみち」をテーマに綴ります。お出かけのような物理的なもの、心持ちのような精神的なもの、たしなみのような文化的なもの、全部ひっくるめての「よりみち」を推奨していきます。よりみちしながら、いきましょう。(ブログタイトルは『暇と退屈の倫理学』より借用。基本方針は、2022年1月1日のポストをご覧ください)