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感想_スパイダーマン:スパイダーバース

ラグビーの新リーグ、「リーグワン」開幕しましたね。楽しみだ! さて。映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019年公開)鑑賞。中学生のマイルスはある日突然変異したクモに噛まれ、特殊な能力を得るが、それをうまく使いこなせず混乱する。そんな最中、目の前でスパイダーマンが死に、開かれた異次元の扉から続々とスパイダーマンたちが登場。キングピンの野望を阻止し、スパイダーマンたちは元の世界へ帰れるのか。そしてマイルスの運命は!? いよいよ新作も公開中のスパイダーマンですが、初のアニメーション作品でアカデミーも受賞したこちらを鑑賞。面白かったです。あらためてスパイダーマンのアクションてカッコいいよね。単に空を飛ぶよりはるかにワクワクするよ。シャレも効いてるしね。そしてスパイダーマンたちが総勢6人も登場! アベンジャーズ的なオールスターよりもスパイダーアクションの多重奏のほうが燃える気がするわ。 お話としては、大切な人を失いつつも一歩踏み出して成長するという、王道のスパイダーマン誕生もの。主人公が黒人だからか、スーツも黒基調で超絶クール! エアジョーダンもお似合いだし。その他、中年のピーターにスパイダー・グウェン、もろ日本インスパイアのロボに、ノワールにハムと、全スパイダーマンが単体で主役はれそうな立ちっぷり。 「BOMB!」とか「NO NO NO NO」とかのセリフをコミックさながらに織り込んだり、アニメーションのスペクタクルも十分(と同時に、ほぼこの世界を実写で成立させてるハリウッド&最新VFXって異常だなとも思ったり)。この作品を実写化しても面白そうだなと思ったり。まあとにかく、ユニバース入り乱れて楽しすぎます。そういえば次元転移装置は、『ベイマックス』ぽかったな。 10月には続編も公開するっていうし、実写の3部作もチェックしないといけません。ますますスパイダーマンが好きになる一作で、誰でも楽しめるアクションエンタメ。うちの6歳児も楽しんでたよ。そしてどうでもいいけど、スパイダーマンのLINEスタンプを愛用しています。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

凧上げの聖地にて

指先がかさつきすぎてTouch IDが反応してくれない今日この頃です。不便。。 さて。長男が保育園でもらった凧をあげようと横浜の臨港パークへ。近所の公園でもそれなりに上がりそうだったので、ここなら風もいい感じだろうと思ったので。あと、広くて周囲に木がないし、ちょくちょくここで凧上げしている人を見かけたことがあるので。 公園に到着して早速上げてみると…めっちゃ上がる! 助走なども必要なく、凧を空に掲げて手を離せば、あっという間に風をキャッチしてぐんぐん上空へ! 凧は簡易的なものだったので、そんなに期待していなかったのですが、こんなに気持ちよく上がるとは!! 糸を最大限伸ばせば、もう半永久的に上がっていそうな感じで、地上ではさほどの風は感じなかったものの、上空では海風来てるんですね。もうここは凧上げの聖地と言っていいのでは。気がつけば子供以上に楽しんでしまったのでした。 現場からは以上です。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

「間(あわい)」にあるものたち

忘れてたけどこの三連休中に初詣行きたいです。 さて。『あわい』という小さなZINEをいただきました。これは、フォトグラファー/ライターの忠地七緒さんが、撮影、文章、編集をすべて手がけたものです。表紙にこう書かれています。「あわいは決めきれないゆらぎに潜む”らしさ”を届ける雑誌です」 「あわい」とは「間」と書きますね。文字通り物事の間という意味で、この本では白か黒か、正解か不正解かという二元論ではなく、その間にある、人それぞれに違う、うまく名前をつけられないような感情や価値観を肯定したいという意図が込められているのだと思います。 誌面を彩るのは、麻佑さんという女性のポートレート@真鶴、芸人/放送作家の佐藤満春さんのインタビュー、編集者の古川誠さん(現オズマガジン編集長)のインタビューです。それぞれの立ち位置や歩んできた道のりがつづられていて、写真と文章がちょうど半分ずつくらいの比率になっているところが、すごく忠地さんらしいなと感じました。ひとりでこれを作るってすごいな。編集技術自体は僕にもあると思いますが、実行・実現させるのって別の話。 誰かの心のうちをこんなふうに読ませてもらえるって嬉しいことで、ちょっと自分にも近いものがあるなぁとか、まるで違うけどそういう考え方もあるんだなぁとか、そよそよと琴線に触れてきます。そして、自分の中のあわいについてはどうなんだろう?って考えてみる。 あわい。よく思うのは、51対49くらいの感じでAを選んでも、他者にはその割合は見えなくて。どんなに迷っていても明日には選択がひっくり返っても、そのプロセスは見えないんですよね。でも、結論だけを見れば100対0に思われてしまうこともあって、そのギャップがなかなか難しいよな、と。便宜上Aを選んだけど、そんなに割り切れてないんだよとか、自信ないんだけどなとか。 人は他者との相対性の中で生きてるので、誰もがあわいの中にいる。その中で絶対的なものを持てたら強いけどなかなかそうもいかないから揺れ動く。ひと昔前は「トレンド」とか「常識」とかの優位性が強かったのでそっちを見てれば迷いにくかったし、「固定観念」や「世のムード」を疑わずにいられたけど、今はそういうものが溶けてきたので、自分で見つけなきゃいけないし、自己肯定しないとしんどい。選択肢も多いからな。 自分で自分の座標軸を見つけて、それが人からどう見え

リペア好き

いやしかし、あんなに降るとは思いませんでしたね、雪。 さて。最近、洋服が傷んでいる。シャツの襟が破れ、アウターのパッチワークが裂け、ショートパンツのポケットに穴が開き、レインウェアのインナーの圧着テープが剥がれた。どれもお気に入りで長く着ているので、劣化は致し方ないけど、こんなに立て続けに壊れなくてもいいのに。 でも、まだまだ着たいので、お直し屋さんに駆け込みました。不要なものを必要としてくれる方に譲るリサイクルやリユースが一般的になったように、リペアももっともっと盛んになるといいですよね。でも洋服直しのお店はたくさんあるから、皆さん利用しているってことですよね。 元通りにならなくても構わなくて、器を金継ぎするように、修理跡もまた味わいになって悪くないなと。洋服に関してはルイ・ヴィトンのようにメーカー主導でのリペアが進むといいなと思います。然るべき対価を支払ってのリメイクという方向でもいいな。 そういえば、自転車もカメラも修理して使っていて、修理代が買値を超えかねない勢いですが、それを惜しいと思うのはなるべくよそうと思っています(でも思ってしまうんですけどね。新品買えるじゃん、て)。手放してしまったら2度と手に入らないものが多いですから。 そういえばスーツケースも壊れていたんだっけ(どうして壊れものがこんなに多いんだろう)。海外旅行も当分なさそうだから放置していたけど、今のうちに直してもらうことにしよう。 新品を買うのももちろん好きですが、長く付き合いたいと思えるものと出会えた喜びも大事にしつつ。 とりとめもありませんけれど。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_神話最強王図鑑

  オフィスがフリーアドレスになったのですが、僕は固定席のままでした。ちょっと残念。 さて。『神話最強王図鑑 No.1決定トーナメント!! 戦いの舞台は-天上界へ!』(2021年刊)読了。ゼウスやルシファー、オーディンにポセイドン、さらにはスサノオに多聞天など、神話に登場する神・悪魔・幻獣たちによるナンバーワン決定戦! 本屋さんで子供と見本を読んで、2人してコーフンした一冊。その日は購入を見送ったものの、長男は熱望し、僕自身も興味深かったので、後日購入。全部で24の神や悪魔の類が、仮想のトーナメント戦を行います。 ヒンドゥー教の神様ヴィシュヌと北欧神話のフェンリルが戦ったり(ヴィシュヌの勝利)、ギリシャ神話のゼウスと仏教の多聞天が戦ったり(ゼウスの勝利)、ある種の異種格闘技戦。戦いの展開はファンタジーというか妄想ですね。それぞれの特技を繰り出しながら3コマ形式で勝敗が決められていきます。 こういう神話ものキャラクター、とても好きなんですが、結局すべてゲームか漫画に紐づいた知識なんですよね僕は。ヒンドゥーはマンガ『3×3EYES』だし北欧神話はゲーム『伝説のオウガバトル』だし、オーディンはファイナルファンタジーなんかにも出てきますよね。トール(ソー)やロキは『アべンジャーズ』とも繋がりますし。『三国志』も似たようなタイプなのかもしれません、僕にとっては。 興味深いのは、そういう原体験をまだ持っていない6歳児も興味津々ということ。読み聞かせつつ、一人一人のキャラクターは背景を説明しつつ、おそらく半分程度しか理解できていないと思うのですが、とても楽しんで1人でも食い入るように読んで(眺めて?)いました。戦隊モノやポケモンとも、もしかしたら通じているのかもしれません。共通項はバトルもの。 つまるところ、バトルものって多くの人の心をとらえるプラットフォームであり(ワンピースも鬼滅も特撮もポケモンもアベンジャーズも)、神話キャラはその系譜、ん? 系譜というか原典か。なんせ紀元前から存在するのだから! おお、なんか大発見をした気がする。人は、生まれながらにしてバトル好き!? ……ってちょっと怖い気もするな。。 と思って少し検索してみると「かっこいい」というキーワードがあがっていました。対決とトーナメント型式を勝ち上がることが格好よさにつながり、そこを入り口とした好奇心から子供達の

長男6歳1ヶ月、次男1歳6ヶ月。

昨日から仕事始めでした。今年も頑張りたいと思います。 さて。子育てのことも定期的に記録しておこうと思います。まるでどこかの駅のホームで通過していく新幹線を見送るように、本当に何もかも忘却の彼方に飛び去っていってしまうので。現在、長男6歳、次男1.5歳。なかなか賑やかです。 長男が生まれて2年くらいは子育てをほぼ妻に任せてしまっていました。今考えると本当に申し訳ないのですが、妻が育休を取り、時短で職場復帰し、僕は変わらずフルタイム勤務という状態を、これっぽっちも疑っていなかったのです。問いを持ち合わせてすらいませんでした。 今は、週に2回のお迎えを担当するようになり、在宅勤務が増えたこともあって以前よりははるかに育児に参加するようになりました。とはいえ、まだまだ見えない育児(着るものの補充とか、予防接種の予約とか、旅行の子供達の準備とか)は妻に頼ってしまっていますが。 それでも、長男の時と比べて、ここまで次男とは長い時間接していることで、長男の時には知らなかったことを知れているように思います。日々新しくできるようになったこと、どんな風に笑うのか、食事は何が好きで何が嫌いなのか。そして、気づきました。一緒に過ごした時間の長さに比例して、愛情というのは増していくものなんだな、と(そのほかの感情もか)。 家族に限りませんね。友人であれ、同僚であれ、共にした時間が長ければ長いほど、関係性は深まっていきますね。とても単純なことですけれど。 そう思うと、コロナによって人と会う機会が制限されるのは、やっぱり少し怖いことのように思います。深いつながりを築くには、どうしても同じ空気を共有する時間が必要なんじゃないかと、今のところ僕は思っています。 さて、最後に最近の息子たちの備忘録。 長男:この半年で随分大人になって、名実ともに小学生になるんだなぁと。文字を読むのが上手。トランプを一緒にできるように。学芸会ではお休みの子の役も担当。工作、お絵描きが大好き。朝は弱い。ゾウのぬいぐるみ「もも香」を寵愛。 次男:働く車が大好きで、働く車の歌を要求してくる。言葉はまだだけど、こちらの言うことをとてもよく理解している。ごはんはじっとしていられず、すぐ椅子から立ち上がって危なっかしい。お風呂好き。「よーいどん」でスタスタ走る。「いないいないバァ」を自分でやる。「糸まきまき」をやる。 よりみちしなが

#アートシェア2022

よく思うのですけど、トランプ発明した人って天才ですよねー。 さて。元日に放映された「日曜美術館 新春SP」を鑑賞しました。今年注目のアートをめぐる1時間。コロナ禍で美術業界も苦労する中、今年こそは多くの人が素晴らしいアートに触れられることを願って。 #アートシェア2022  オープニングは新潟県越後妻有から。昨年の開催を断念し、今年に延期した大地の芸術祭。美しいトンネル内のアート作品、清津峡のTunnel of Lightや松代城、最後の教室を水原希子さんが訪れていました。秋も冬も美しいですね。去年も足を運びましたが、今年もやっぱり行きたい! その後のMCもTunnel of Lightから。素敵なロケやな。 荒木飛呂彦さんは名作が大挙やってくるメトロポリタン美術館展の見所を語り(気になる)、ヤマザキマリさんは日本の全国宝を公開するというトーハクの国宝展を推薦したり(おもしろそう)、永山瑛太さんは現美の特撮アートをプレビューし(すごく観たい)、橋本愛さんは夜の青森県立美術館に足を運んだり(うらやま!)。 続いて森美術館の片岡館長が推薦したアーティストは、金沢寿美さん。大量の新聞紙を膨大な時間をかけて鉛筆で塗りつぶすその作品は圧巻でした。それは星空のようであり、実体は言葉とニュースの集積であり、それが結果として個人や社会の記憶を掘り起こすという。これはぜひ実物を観たいです(観れるのかな?)。 さらに脳科学者の中野信子さんと映画監督の樋口真嗣さんは中銀カプセルタワーを紹介。ずーっと保存か解体かというところで議論されてましたが、今年中に解体されてしまう可能性が高いとか。。最後にパフォーミングアートを菅原小春さんが、高知のよさこい祭りを。これも胸熱。 番組内、アートに触れる意義を「利便性に流されないものをどれだけ抱えておけるか」とするコメントがありました。僕にとってアートは心を震わせるものの一つです。菅原小春さんは、本物のダンサーについて「魂のもっと奥の、芯で踊っている。ゆえに、孤独」と評してました。誰かのものさしは要らなくて、自分の芯を揺さぶるもの、響くものを見極めるときに、利便性は少し邪魔になるのかもしれません。利便性過多時代。 番組では取り上げられませんでしたが、僕は瀬戸内国際芸術祭を楽しみにしています。行けるといいな。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1

ノスタルジーの正体

 箱根駅伝往路、青学が磐石でしたね。復路にドラマはあるのか。 さて。実家の近くの児童公園に子供達を連れていきました。自分が子供の頃に遊んだ記憶もある大きなタコ滑り台に、長男は大はしゃぎ。他にもパンダ公園とか怪獣公園(いずれも通称)があるからまたの機会に連れて行きたいものです。今の家の近くというか最近こういう遊具をあまり見ないのは、安全性が低いのか、コストが見合わないというところでしょうか。単に不人気とか? そんな実家で過ごす正月はどうやら最後になりそうで、両親は今年中にこの戸建てを手放してコンパクトなマンションに居を移すことを決め、僕の生家(厳密には生まれてないけど)はなくなるようです。その話を聞いた時はやはり切ない気持ちになりましたし、なんなら自分たちが住まおうかとも考えたのですが、ちょっと現実的ではなさそうで、それも致し方ないかと思うように。 何もかもが移ろっていく世界で、変わらないものなんて何一つないというのが真実かもしれません。だからこそ、変化してないように見えるものに僕たちは一種の憧れを抱くのでしょう。どうにかして時を止めておきたいと思って、絵を描き、写真を撮り、物語を紡ぐ。この絶え間ない時の流れを永遠の名のもとに刻み留めたいから。 それをノスタルジーと呼ぶのですね。昔懐かしいものに惹かれるのはなんでだろうってずっと思っていましたが、変化のスピードが日に日に速まる今こそ、これまで以上にこの感傷は強まるのかもしれません。たとえ束の間の慰めに過ぎなかったとしても、確かに僕たちにはそれが必要なのです。なぜなら、僕たちの気持ちは、世の中や、コンピュータほどには早く変わっていかないのだから。そんな風に思う帰省でした。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

2022年の抱負

  家族でカルタに興じながら一年をスタートさせました。格付けもチラ見。 さて。2021年はオズマガジンを離れると言う大きな変化のあった年でした。それなりに戸惑いもあった気がしますが、過ぎてしまえばそれもすっかり遠ざかり今は新しい仕事と環境にすっかり染まっています。人間の本質は変化だと言った人がいましたが確かにそうだなと思います。付け加えるなら、適応。 自分がやりたいこととは何だろう?と考えると、究極的には「楽しく暮らすこと」となります。そう考えると、オズマガジンの仕事は僕の暮らしを楽しくしてくれるものでしたし、今従事する本を届ける仕事もまた、新しい楽しみを教えてくれるものなのです。そして、どちらも待っていてくれる人がいて、その中で僕に与えられた役割があるということ。それってありがたいですよね。 まあでも、世界は知らないことばかりというのも、改めて知ったことでもあるので、まだまだもっともっと面白い世界だってあるはずなので、その可能性は閉ざさずに、まずは目の前のことにしっかり取り組みたいと思います。一人前にできたら次に考えるべきことがあるはず。 唐突ですが、今年の抱負は、ホームランを一本打つ、で。これまでは職人的なモノづくりをしてきて、その経験を生かしつつ今はもう少し俯瞰して、一発かっとばしたいと言う気持ちです。 寅年ということで、猛虎襲来、頑張りたいと思います。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

このブログを通して考えていきたいこと

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 改めて、このブログのことをご紹介します。基本的には筆者の日々や思考を綴るライフログであり、老後のための備忘録ですが、テーマは「よりみち」です。 『暇と退屈と倫理学』という本に、こんなことが書かれていました。「人生について回る"暇と退屈"を振り払うには、深い満足が必要だ。それは、一つ一つの物事をしっかり味わうことで得られる」(かなりの意訳になります、ご容赦ください) さて、深い満足を得るために、物事をしっかり味わうとはどういうことでしょうか。僕は、自分の目でよく見て、よく感じて、よく考えて、できれば触れてみること、ではないかと思うのです。 つまることろ必要なのは尽きない好奇心であり、それを僕は「よりみち」と表現しています。時間も手間もかかりますが、効率の良い最短ルートだけを行くのではなく、意味や理由ばかりを求めるのではなく、時には非合理も不条理も受け入れながら、いやむしろ積極的に楽しめたら、しばしば私たちを苛む暇と退屈から適切な距離を取れるのではないでしょうか。そんな思考実験の場でもあります。 そんな気持ちを込めての「暇と退屈とよりみちの倫理学」です。基本的には、ごく私的な記録になりますが、気楽にお付き合いいただけたら、そして幾らかでも楽しんでいただけたら、そしてそして多少なりともいい1日のためのきっかけにしてもらえたら、これほど嬉しいことはありません。 いずれにしても長く続けるべくマイペースでやっていきたいと思います。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

誰かを楽しませられる人でありたい

   12/31おはようございます。大晦日ですし、この1年を振り返ろうかと。 …思っていたのですが、録画してた『志村けんとドリフの大爆笑物語』観たら楽しくなっちゃって振り返るのは来年でいいや。笑 TVerで見逃し配信やってるのでお正月お時間ある方は是非です。 ドリフは子供の頃のうっすらした記憶で、面白いというよりは、コントがしつこくて長く感じてた記憶があるのですが、今見てもやっぱりしつこかった。笑 でも、めちゃくちゃ楽しくて声出して笑っちゃいました。大人になったのか、懐かしいのか、今の時代にも響く普遍だったのか。たぶんその全部でしょう。 作り手のドリフへの敬意が感じられて良かったですね。後半、コントほぼそのまま再現して見せ続けるというやり方は、変にドラマや裏側を語りすぎることなく、コントそのものにドリフの魂が詰まっているから、それを見せればいいんだっていう気概を感じました。もっともっとコント見たかったです。 演者の皆さんも、単なるモノマネではなくて(成り切っているんですが)、コントとして楽しまれていたように見えました。主演の山田裕貴さんも良かったし、長さん役のエンケンさんが流石だし、そしてカトちゃんを演った勝地さんが素晴らしすぎましたね。 人を楽しませるって素晴らしい。1年の終わりにいい笑いをもらえて、気分良く年越せそうです。富士山も美しかったし。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。そしてみなさん、よいお年を。

感想_キングスマン:ファースト・エージェント

 12/30木曜日おはようございます。映画監督ジャン・マルク・ヴァレの訃報が悲しすぎます。『ダラス・バイヤーズクラブ』はマスターピース。 さて。映画『キングスマン:ファースト・エージェント』(2021年公開)鑑賞。1914年、謎の組織により世界を巻き込んだ戦争が計画される。かつて紛争により妻を亡くしているオックスフォード公は、この計画を止めるべく動き出すが、待っていたのは悲劇だった。ヒットシリーズの3作目は、キングスマン誕生の物語! 前2作はスタイリッシュでスノッブなところが最高でしたが、今作はそのノリももちろんありつつ、反戦という、より重厚なメッセージも持った作りで、これはこれで大満足。 前半の見せ場は実在の悪僧ラスプーチンとのダンス要素を取り込んだアクション。ラスプーチンの気色悪さとロシアの伝統的ダンスのムーブとクラシック音楽というトリッキーなアンサンブルが完成してて、ここはキングスマンの真骨頂。3人がかりで倒せないんだから実質最強だったという。てか、なんでオックスフォードの脚治ったんだ?w 息子コンラッドの純粋さと戦地での活躍が華々しかったがゆえに皮肉な結末に胸が締め付けられ、その悲劇を二度と繰り返さないためのキングスマン誕生のエピソードはお見事。やさぐれたオックスフォード公、こう言うのも変だけどカッコ良かったぜ。レイフ・ファインズて上品すぎるんだよなと思ってたけどそれをいい意味で裏切ってくれた気が。中盤がシリアスなので、キングスマンらしくはなく、その辺りがどう受け取られるのかは気になるところ。僕はアリです。 最終盤は再びのキングスマンらしさ満載。キレのあるアクションに生首どすんのトラウマカットあり。ラストの黒幕が小物だったのが玉に瑕ながら、キラーワードの "Manners maketh man."も登場したし、剣視点の映像やシルエットで見せるカットも秀逸でキメるところはちゃんと流儀を通してくれてて嬉しいです。パラシュート落下失敗からのありえない崖登りは笑ったぜ。 アーサー王と円卓の騎士をコードネームとする理由もしっかり描かれて、いい着地だったと思います。ただ一つ、やっぱりエグジーとハリーが見たかったよな、というのは言いっこなしですかね。 ということで、ぜひ前2作予習の上ご覧いただきたいキングスマン。さらなる続編があるのかは知りません

Amazonみたいな倉庫からお届けします

12/29水曜日おはようございます。牛乳大好きなので喜んで引き受けたい今日この頃。 さて。仕事納めは倉庫で棚卸し作業でした。出版社が作った本は基本的に本屋さんに流通していきますが、在庫と返品された商品は倉庫に置かれることになります。昨日はその在庫商品の数量チェックをチーム総出で。 倉庫には自社の本がずらり銘柄ごとに積み上げられていて、これを手分けしてカウントしていきます。とはいえ、基本的には倉庫できちんと管理されているものなので、その数値に間違いがないかの確認作業。今はまだ人の手でやってますが、あと1〜2年のうちに本にもICチップが搭載されそうなので、そうなるとこの作業も機械化されることになるんじゃないかと思います。DX。 改めて本の流通網のすごさを感じつつ、しかし行き場のない本は廃棄となることを思うと、無駄のないよう作らねばならないと身が引き締まるのでした。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

ステイケーション・ラバー

12/28火曜日おはようございます。今日で仕事納めでございます。1年間お疲れ様でした。 さて。オズマガジンで何度か「ステイケーション」を特集しましたが、僕はこの愛好家です。ステイケーションとはステイ+バケーションの造語で、リーマンショック後のアメリカで生まれたそうです。すなわち、遠くに行くのではなく近場に留まりながら休暇を楽しもうというもの。 ちょうどこの5年くらいはいろんなホテルが増えてきて、ステイケーションを楽しみやすい環境が整ってきたとも言えると思います。別にホテルステイだけがすべてじゃないですが、ホテルなりゲストハウスなりといった非日常は旅行気分が高まっていいんですよね。 何がいいって、移動コストがかからないことと、地元に宿泊すると普段は見ない時間の日常に触れられること。あまり行かない場所に足を運ぶのも楽しいです。 ということで、先日横浜のベイシェラトンさんでステイケーション。クラブフロアを利用しました。夕方チェクインしてラウンジでお茶とおやつ。そのあと高層階の部屋から夕暮れのマジックアワーを堪能(富士山くっきり。スカイツリーはっきり。冬は空気が澄んでますね)。 カクテルタイムのクラブラウンジは満席ということでオードブルと飲み物を部屋に運んでいただけることに。期せずしてインルームダイニングが楽しめてむしろありがたかったです。お酒飲んでお風呂入って早めに就寝。翌朝はビュッフェを楽しんでプールに入って読書して。最高かよ。ああ、最高だよ。 ということで、年末年始のステイケーションもおすすめです。これもまたある種の旅ということで。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

スケートパーク・サンデー

12/27月曜日おはようございます。中二の頃、友達のスケボーで遊ばせてもらった記憶がある僕です。 さて。長男がスケボー欲しいと言うのですが、簡単じゃないし買ってもすぐにやらなくなるのでは?と訝しんでいた僕。そしたら新横浜で体験会があると言うので行ってきました。 新横浜には大きなスケートパークがあって、大人も子供もいろいろに楽しんでました。その横っちょの空き地で体験。子供だけかと思いきや大人もいたりして、僕も申し込めば良かったけど、息子のサポートがあったからな。 いざやってみると、子供って飲み込み早いのですね。僕が思ってたより遥かに適応して、サポートしながらとは言え小1時間である程度のスピードでも立っていられるように。自分で漕ぐには至りませんが、全然立てないのではと思ってたので頑張ったな。 いやーどうせできないとか、勝手に決めつけて機会を奪いかねなかったと思うと怖いですね。反省。やりたいと言う意思はなるべく大事にしてあげないとなー。 しかし、大きなパークがあるっていいことですね。みんないい顔してました。スケート意外のいろんな競技もひっくるめてこういう施設がどんどん増えれば都市は豊かになりそうだけどな。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。