スキップしてメイン コンテンツに移動

#アートシェア2022


よく思うのですけど、トランプ発明した人って天才ですよねー。


さて。元日に放映された「日曜美術館 新春SP」を鑑賞しました。今年注目のアートをめぐる1時間。コロナ禍で美術業界も苦労する中、今年こそは多くの人が素晴らしいアートに触れられることを願って。 #アートシェア2022 


オープニングは新潟県越後妻有から。昨年の開催を断念し、今年に延期した大地の芸術祭。美しいトンネル内のアート作品、清津峡のTunnel of Lightや松代城、最後の教室を水原希子さんが訪れていました。秋も冬も美しいですね。去年も足を運びましたが、今年もやっぱり行きたい! その後のMCもTunnel of Lightから。素敵なロケやな。


荒木飛呂彦さんは名作が大挙やってくるメトロポリタン美術館展の見所を語り(気になる)、ヤマザキマリさんは日本の全国宝を公開するというトーハクの国宝展を推薦したり(おもしろそう)、永山瑛太さんは現美の特撮アートをプレビューし(すごく観たい)、橋本愛さんは夜の青森県立美術館に足を運んだり(うらやま!)。


続いて森美術館の片岡館長が推薦したアーティストは、金沢寿美さん。大量の新聞紙を膨大な時間をかけて鉛筆で塗りつぶすその作品は圧巻でした。それは星空のようであり、実体は言葉とニュースの集積であり、それが結果として個人や社会の記憶を掘り起こすという。これはぜひ実物を観たいです(観れるのかな?)。


さらに脳科学者の中野信子さんと映画監督の樋口真嗣さんは中銀カプセルタワーを紹介。ずーっと保存か解体かというところで議論されてましたが、今年中に解体されてしまう可能性が高いとか。。最後にパフォーミングアートを菅原小春さんが、高知のよさこい祭りを。これも胸熱。


番組内、アートに触れる意義を「利便性に流されないものをどれだけ抱えておけるか」とするコメントがありました。僕にとってアートは心を震わせるものの一つです。菅原小春さんは、本物のダンサーについて「魂のもっと奥の、芯で踊っている。ゆえに、孤独」と評してました。誰かのものさしは要らなくて、自分の芯を揺さぶるもの、響くものを見極めるときに、利便性は少し邪魔になるのかもしれません。利便性過多時代。


番組では取り上げられませんでしたが、僕は瀬戸内国際芸術祭を楽しみにしています。行けるといいな。


よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。


コメント

このブログの人気の投稿

相模原camp

さて。キャンプ行ってきました。我が家は道具無しの素人なのでバンガローに宿泊して、ふとんもレンタル。食事類はすべて友人家族におんぶにだっこ。感謝しかありません。 向かったのは相模原のほうの青根キャンプ場というところ。とにかくお天気に恵まれて、夜〜朝こそひんやりしましたが気持ちよくて。バンガローはきれいでエアコンもあったので快適そのもの。 子供達もいろいろ手伝ってくれてお昼はカレーを作り夜はお鍋を作り、翌朝はホットサンド。燻製もあったりどれもこれも美味しくて。自然の中でいただく手作り料理。ベタですが本当に最高ですね。 施設内に大浴場があるのも嬉しいし、川も流れてて釣りや川遊びに興じることも。2日目は近くの宮ヶ瀬湖で遊んで帰りました。とにかく子供たちが楽しそうで、多幸感あふれるキャンプになりました。めでたし。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_天気の子

  『天気の子』(2019年公開)鑑賞。異常気象で雨が降り続ける東京に、神津島から家出してきた16歳の帆高。ある日知り合った陽菜というもうすぐ18歳の子は、祈るだけで晴天をもたらす不思議な力を持っていた。ふたりは、その能力を仕事にしはじめて。 前作『君の名は。』がとても面白かったので期待もありつつ、世の評判はけっこう割れていたようで、とても楽しみでした。そして、すっごく楽しめました。 ハリウッドリメイク意識か!?(してほしい!)というくらいのディザスター感、チェイスアクション、そしてジブリなみのファンタジーで、やりすぎ感すらあったと思いますが、やはり真骨頂はジャパニーズ青春エンタテイメント。美しいアニメーション、花火大会の奥行きとかすごいですね。実写にするならぜひ3Dで観たい。 いろんなポイントがあったと思いますが、いちばん感じたのはイノセンスを問われるなぁということ。「君の名は。」以上に、ふたりの主人公の関係に力点が置かれていて、ファンタジーでありながらも真っ直ぐな感情の動きに、思わず涙ぐみました。この真っ直ぐさを受け入れられるか、言い換えると「きれいなものをどこまで信じていられるか」で評価が割れそうな気がしました。 知らぬ間に陽菜を損ない続けていた帆高の自責の念はどれほどだったか。それを思うと、山手線の線路内を走る非現実的にも見えるあのシーンは「ありえない」ほどの想いをちゃんと表現してくれたシークエンスだと感じました。 雨が降り続いた東京は、どこかコロナと共生する今の自分が重なります。どんな苦難があってもそれでも僕たちはそこで生きていくし、物語は続いていく。もちろん去年の段階でそんなことを考えていたはずはなく、それだけ本質をとらえていたということでもあると思います。 天気や生死、運命など、世界にはどうにもならないことがたくさんあるけど、その中でそれぞれに役割を探しながら生きている。大事なのは、ちっぽけな僕たちでも、確かに世界のカタチを変えうる瞬間というのはあるんだということ。須賀のいうとおりそれはただの自惚れ、思い込みかもしれないとしても。 追っ手を振り切って屋上を目指す帆高に、須賀は逃げるなと言った。帆高...

旅を想うだけで楽しい。

軽井沢のハーフマラソンに出てみることにしました。ちょっと楽しみ。 さて。オズマガジントリップの最新号は「春のひとり旅」。気軽に行ける関東近郊を中心にいくつかのエリアが紹介されていて、気候とあわせて旅気分が盛り上がる一冊。 千葉県のいすみ市は、豊かな自然の中で古民家などのお店が集まっていて、穏やかな1日が過ごせる場所。古書の買取と販売を行う上田のバリューブックスさんはいつか行きたいお店。買取を依頼したことがあるだけで訪問のチャンスはまだないけれどいつか必ずですね。 最近仕事でよく静岡には人宿町なるかつての繁華街がリノベーションなどで盛り上がっているとか。それは知らなんだ、次の出張の際には足を伸ばしたい。そして木更津のクルックフィールズには新しい宿泊棟に図書館もできたとなればぜひ再訪しなくては! 真鶴出版にも泊まりたいんだよなぁ!! といった具合で、うわーあそこもここも行きたい!というところの連打です。遠すぎないしニッチすぎないエリアセレクトが嬉しいところ。やっぱり知らないところに行くのはわくわくするし、そこに行くことを想うだけでなんだか元気が出ますね。 やっぱり3年分の我慢というか、縮こまっていた部分がいろいろとあるんだよなぁと、ちょっとずつ思うことが多いですね。旅とか、雑談とか、そういうしばらくぶりの当たり前。 ストレッチするような心持ちで、お出かけを楽しみたいですね。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。