改めて、このブログのことをご紹介します。基本的には筆者の日々や思考を綴るライフログであり、老後のための備忘録ですが、テーマは「よりみち」です。
『暇と退屈と倫理学』という本に、こんなことが書かれていました。「人生について回る"暇と退屈"を振り払うには、深い満足が必要だ。それは、一つ一つの物事をしっかり味わうことで得られる」(かなりの意訳になります、ご容赦ください)
さて、深い満足を得るために、物事をしっかり味わうとはどういうことでしょうか。僕は、自分の目でよく見て、よく感じて、よく考えて、できれば触れてみること、ではないかと思うのです。
つまることろ必要なのは尽きない好奇心であり、それを僕は「よりみち」と表現しています。時間も手間もかかりますが、効率の良い最短ルートだけを行くのではなく、意味や理由ばかりを求めるのではなく、時には非合理も不条理も受け入れながら、いやむしろ積極的に楽しめたら、しばしば私たちを苛む暇と退屈から適切な距離を取れるのではないでしょうか。そんな思考実験の場でもあります。
そんな気持ちを込めての「暇と退屈とよりみちの倫理学」です。基本的には、ごく私的な記録になりますが、気楽にお付き合いいただけたら、そして幾らかでも楽しんでいただけたら、そしてそして多少なりともいい1日のためのきっかけにしてもらえたら、これほど嬉しいことはありません。
いずれにしても長く続けるべくマイペースでやっていきたいと思います。
よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。
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