スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

感想_ルックバック

さて。映画『ルックバック』劇場鑑賞(2024年公開)。チェンソーマンの藤本タツキによる青春マンガのアニメ化。マンガを描くことが大好きな藤野は、引きこもりで同じくマンガ好きの同級生京本と出会う。導かれるように二人で作品をつくり上げついに雑誌連載が決まるが二人は別の道を進むことになり…。 周囲の評判がとても良く、58分という尺もありスキマ時間にサクッと鑑賞。THE青春ジュブナイルという感じでほろ苦なあと味。ネタバレを避けるのがなかなか難しいですが、強烈な感動やわかりやすいメッセージよりも、各シーンの意味を考えてるといろんな点がつながって全体像が浮かび上がる系の良作でした。作画もアニメーションも凄く情感あって良かったな。エンディングの音楽も。 自己愛の強い藤野は自身を責めるが、パラレルワールドがその背中をそっとさすってくれる。あっちの世界線でも京本の運命はおそらく変わらないし、藤野と漫画の距離も多分変わらないことを示唆する。人は出会うべくして出会い、別れるべくして別れるってことなのかもしれない。 背景しか描けなかった京本が、物語を立ち上げ藤野を救うくだりがハイライトで、それは藤野との出会いが背中を押してるし、きっと漫画の力でもあるんだろうな。主役ではないとされる、背景もれっきとしたクリエイティブであり、それを作る人々へのリスペクト。藤野のアシスタント探しでも直接的に言及してましたね。人は一人では生きていけないという普遍へのメッセージもあるのかな。 京都アニメーションの事件をこんな風に直接的に描いたのは驚きで、作者なりの追悼や怒りの意味があったのでしょうか。これを使うのはまだ早過ぎるようにも感じましたがニュースで見るのとは違うインパクトがあったので、風化させない意味でもよかったのかな。そして創作に昇華することで理不尽に負けない決意も示してくれたとも思いました。 4コマ漫画というモチーフも良かったですね。とてもシンプルなフォーマットだけどその最小の物語でさえ人を動かすチカラになりうること。藤野キョウの物語はこれからもまだ続いていく。その原点は学級新聞の片隅の四つの四角にあるし、もしかしたらファーストキスというあの作品にも通じるのかも。 創作は誰かを救うこともあるし、時に誰かを傷つけてしまうこともある。無力感に苛まれることも多いけど、たった1人の感動が得がたい幸福感も与えてくれ

感想_汝、星のごとく

さて。凪良ゆう『汝、星のごとく』(2022年刊)読了。小さな瀬戸内の島での出会いは17歳。父が家を出た暁海と、恋多き母に連れられてきた櫂。誰にも言えない孤独と不満を抱えた2人は惹かれ合い結ばれる。時間と距離のすれ違い、母の呪縛、大切な人との別れ。運命に翻弄され、過去という亡霊に取り憑かれた2人がその行く末に見つけたものとは。2023年本屋大賞受賞作。 初めての凪良さん作品、周りの絶賛評に誘われましたが、自分にはそこまでフィットせずでした。展開がドラマチックすぎると思ったし、思わせぶりなセリフが多いけど一つ一つのシーンが深まらない。結果、2人をもうひとつ好きになれませんでした。 選択が常に極限すぎるからかな。理不尽もらい事故に不条理袋小路などなど本人に非のないハードモードの目白押しで同情はするけど自分ごとにはなりにくい。好みでしかないけど、価値観の小さなささくれや、日常の他愛のない湿気にこそ、普遍が露わになるのではと思っている自分がいるので、そこが相容れなかった。 もしも櫂にあの事件がなかったら。暁海の母が昔のままだったら。それでも2人の物語が重なり合っていた、ようには思えなかったのです。境遇以外の2人のつながりが脆弱だったし、櫂の文才も暁海の刺繍センスも、裏付けに欠けていた。あるいはエクストリーム波瀾万丈シーソーゲームをサバイブできたのはこの二人だからこそとも言えるのかもしれないけどね。その絶対性に共感も知性も要らないのかな。 このラストならもはや暁海と北原先生の互助は不要に思えるし、結局のところ櫂の私小説なのだとしたら何を突っ込んでも野暮にしかならないぜ(櫂’s脳内美化フィクションで片づいちゃう)。凪良さんも施設育ちとwikiにあったからこれが事実と言われたら受け入れるしかないものね。15年にわたる恋物語を下敷きに、創作や自立、ヤングケアラーにジェンダーと、色んなエッセンスが入りすぎて本筋がボヤけた感じもしました。ラブストーリーだよねこれ? 結ばれぬ恋としての重みは足りなくて、なんとなくセカチューを思い出しました。男女両A面という意味では冷静と情熱の間か。って例えが昭和臭なので、つまりは歳食ったおじさんのタワゴトですね。令和に求められたある種の通過儀礼であり、時代を超える作品ではない(と思う)けど、その時代を確かに彩った物語として位置付けられそうな気がするのでした

水面を覗き込んだら宇宙が見えた

さて。鍵岡リグレアンヌの個展「Undersurface」を鑑賞してきました。6/22〜8/3まで天王洲アイルのMAKI ART GALLERYさんにて。 去年か一昨年の企画展で一目惚れした鍵岡さん、待望の個展です。今回は彼女の代表的なシリーズ「Reflection」をメインにした展示。このシリーズは水面をモチーフに独特の技法で唯一無二の絵画作品に仕上げたもの。その色彩の美しさと、彫刻的な立体感、そして見る人を引き込むリズムが素晴らしいのです。 ちょうど作家さんが在廊していていろいろお話も聞かせていただけました(!)。さまざまな水面を求めて各地に足を運んでいること、ビビっとくる瞬間をひたすら待ち、撮影した写真をもとに水彩画の習作をまず起こすこと(今回はその展示も。見比べるとまた楽しい)。そしてそこから作品に落とし込むこと。 風や波によるゆらぎに同じものは一つとなく、その時々の光や周囲の環境を写し込んだ水面はまさしく一期一会であり、そこで切り取られた瞬間がこういうふうに作品化されるプロセスにまず感動。さらに作品を前にすると、宇宙から見た地球や大陸のようにも見え、無限の広がりが感じられるというのもすごい。ひとつの水面から立ち上がる永遠。刹那と悠久をつなぐアート。大げさではなくそう思うのでした。 うん、作品のリズムがそう感じさせるんだよね。水がひとつところにとどまらないように。命の循環や自然の摂理をも思い起こさせて、ずっと見ていられる。豊島美術館の作品『母型』にも通じる輪廻を感じますね。物質の動きを伴わないあくまで絵画なのにそれを成し得ているという神業作品。背景をうかがえたことでいっそう深く魅せられたのでした。いや本当にいい時間だった。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

谷中よりみち記。2024初夏

さて。久しぶりに谷中へ。HAGISOカフェで朝のひとときを過ごしました。おそらく宿泊中の外国の方がひとり朝食を食べていただけの静かな平日。朝の光が少しずつしみわたってきて古民家リノベらしい、懐かしさと穏やかさが実に心地いい。せわしない日常にはこういう時間が必要ですよねーとひとりごちる。 ひみつ堂は開店前からすでに行列していて(かき氷が美味しい季節になりました)、おなじみの店が相変わらずの姿を見せる一方で、知らないお店もできていれば、町の一角の建物が取り壊されて新しい建物の工事が始まるところも。全体的な空気感は下町のそれで変わらないけど、変化自体は常にありますね。 この町にはけっこういろいろな思い出があるので、来るたびにあれこれを思い出したりします。以前は新しいお店を躍起になって探していたけれど(そういう仕事だったため)、そこから離れたことで、時間がたったことで、そういう変化もあるのか。 なじみの町をふらっと散歩するよさと、そもそもそういう町があるよさを感じた朝だったのでした。人って思い出に生かされてますよね。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

浜松よりみち記。2024年6月

さて。浜松でふらっと入ったお店がとても良かったのです。駅前すぐのLIBERMENTさん。この日はシェフがひとりで切り盛りされてました。 クラフトビールとナチュラルワイン、それに合わせたお料理がセールスポイントとのことですが、お料理が本当に美味しい! サラダは新鮮でトリュフの香りがよく、枝豆のガーリック炒めもシンプルながら秀逸、から揚げも三ツ星級に美味しければ、サーモンのリゾットはボリュームたっぷり大絶品! なにこれハズレなし! シェフは元ホテル勤めとのことですが、素晴らしいお仕事です。 クラフトビールはすべて缶のようでしたが、写真の反射路ビヤ(ファンです)のやつが美味しかった! 時間の都合もありワインに手を出せませんでしたが次は楽しみたいですね。 どうやって見つけたかと言えばGoogleマップで「クラフトビール」で検索しただけ。簡単で便利な時代ですな…。なんの不満もないどころか大満喫したのにそこはかとない味気なさを感じたりもしちゃうのがソフト老害クオリティ。 浜松には仕事で年に2回くらい来ていましたがしばらくご無沙汰になりそうです。普通に遊びに来たいぜ。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

キャットウォークに見惚れる

さて。ズーラシアに行きました。1年ぶりくらいかしら。子連れで年に数回、動物園や水族館に足を運んでいますが、そんな日々もおそらくあと5年くらいなんだろうなという気持ちで楽しんでいます。 行くたびにちょっとした発見があったりもして、この日はチーターの美しさに見惚れました。こんなに長く見たのは初めてで、その優雅なウォーキングをけっこうサービスしてくれました(これが本当のキャットウォークか!と)。 ちなみに見た目の違いは、チーターは純粋なドットで、ヒョウは黒丸の中に茶色模様、ジャガーはヒョウ柄の中に小さい斑点。少し前にテレビで知っただけですが。 動物園はだいたい17時前には閉園して強制的に終わりになるのも晩ご飯に差し支えなくていいですね。スタッフの人はきっとこの後もお世話がいろいろあるんでしょう。 次はどんな動物と出会えるかな。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

文を喫する。世界が広がる。

さて。六本木にある文喫さんが、名古屋の栄にもオープンしたそうで機会があったので立ち寄ってきました。 文喫は簡単に言えばブックカフェ。入場料(栄は90分750円)を払えばフリードリンクとたっぷりの蔵書を閲覧できる(栄は3万冊)。しかもここはモーニングのサービスがあり朝は無料でトーストをいただけるという、さすが名古屋極まれり! 7:30からオープンです。 てことでオープン直後に行ったらほぼ貸し切りで優雅で文化的な朝ごはんとなりました! 六本木よりもはるかに広くて席のバリエーションも豊富。くつろげるソファ席や、1人に浸れるカウンター、じっくり読書に耽れる書斎のようなスペースに、がっつり集中できそうなワークシートも。天国かよ!一日中いれるよ! 改めて、文喫という言葉について考えて(漫喫の流用ではありましょうけど)、文を喫するか、と。喫には契りを交わすからくる言葉で口の中で深く切り結ぶ的なニュアンスも。書物をじっくりと味わう、身体的にも精神的にも書の世界に浴する場所だなー。本風呂?書物浴?ブックスパ? 棚に並ぶ本はジャンルごとに並びます。小説、旅、食、建築、ビジネス、デザイン、などなど。本という四角い形はおおむね変わらねど、大きさも色もデザインも多種多様で面白いなあ。そしてその扉(表紙)をひらけば豊かな世界が広がっているわけで。 てなことをふわふわと考えながら『汝、星のごとく』を50ページほど読んだのでした。なんて豊かな時間でしょ。名古屋に来るときはまた寄りたいな。本の続きも気になるしね。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

横浜夜景レストランへ

さて。横浜みなとみらいの辺境というと大袈裟かも知れませんが、山下埠頭のさらに先にあるレストラン「Re:Jounal」さんにお邪魔してきました。横浜エリアでカフェをいくつも展開するUNI COFFEEさんちのお店です。 なんといってもそのロケーションが最高で、窓際の席からはみなとみらいの景色が一望のもとに。テラス席ではそれに加えてベイブリッジも間近に望める、これぞ横浜オーシャンビューと言ったところ。今回ディナーでしたが、みなとみらいのスカイスクレイパーに沈む夕陽の美しかったことよ! お料理も絶品イタリアン。特に牛タンのカルパッチョ(トリュフ添え)と全粒粉タリアタッレのボロネーゼが美味しかったなー! リピートしたいレベル。他にもいろいろ飲み食いして満腹満腹。 その頃にはすっかり夜の帳が下りまして、マジックアワーは気づけば煌めく夜景へ早替わり。暑くもなく寒くもない今の季節にぴったりの夜をごちそうさまでした。 元町中華街駅から徒歩15分ほどとアクセスがいいとは言いにくいですが、それゆえの隠れ家感が心地よい一軒です。ちょっと特別な日にぜひ。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。 なお、テラス席は事前予約ができず、当日朝から早い者勝ちで解放する仕組みでした。確かに天気次第だから賢いやり方かも。

感想_オッペンハイマー

さて。映画『オッペンハイマー』(2024年公開)鑑賞。原爆の父ことロバート・オッペンハイマー。その世紀の発明は、数多の命を一瞬にして奪い、しかしそれは悲惨な戦争を終わらせるものだった。本年度アカデミーの作品賞、監督賞、主演&助演男優賞ほか7部門受賞作! クリストファー・ノーラン最新作はシリアス伝記映画。インターステラーとかテネットのようなハイパーSFからこういう濃密ヒューマンまで撮れるんだから、毎度のことながらインテリジェンスすごすぎだろと。作り手によってはとっても地味になりそうなところですが、いくつものドラマを走らせ、巧みな映像表現と、あといちばん思ったのは音楽の使い方が神業すぎて、退屈しらずの3時間でした。え、もう180分経ったの!? オッペンハイマー本人はなかなかの曲者で、学生時代にはメンタルもちょっとやられてたり、共産主義者の集会に顔を出したことで疑いもかけられたり。科学者としての実力は確かながらそのこじらせた性格もあって、プロジェクトを共にする仲間たちとも一触即発(他の科学者たちも曲者揃いなんですけど)。 そんな様子を戦後の時間軸に起点をおきながら(こっちがモノクロ)、回想形式で振り返るシナリオ(こっちがカラー)がまずすごいんだよな。オッペンハイマーは善人ではなかったかもしれないけれど、純粋な科学者であり、ある種の犠牲者でもあった。映画的ハイライトをリハーサル実験にもってきて、メガトン大爆発映像と不穏に神経逆立てる音楽で盛り上げつつ、主眼はあくまで数奇な運命を俯瞰することに置いた緻密な構成よ。 「あなたはどうしたいのか、何をしたいのか」と問われるシーンがいくつかあって、オッピーは答えに窮する。いったい私は何をしたのだろうと自問するような。学者として理論を突き詰め、実践に没頭し、衝き動かされるまま、求められるまま進んでいたら、気づけば後戻りできないところまできてしまっていた。その功罪は個人の手にはあまりにも大きすぎて。殺意のあった毒林檎は止められたけど、大義のための原子爆弾は個人の意思ではもはや止めることは出来なくて。 アインシュタインとの邂逅がなんだか胸熱で、彼もまた世界を変え、やがて忘れられていくオッペンハイマーの未来を唯一知る人。2人だけが知る会話に疑心暗鬼にとらわれたストローズのエピソードは、結局のところ真相は当事者にしかわからないことのメタファーに

横トリ鑑賞。野草のような僕たちの未来

さて。横浜トリエンナーレ行ってきました。リフレッシュした横浜美術館を中心にした国際芸術展。8回目。 今回のテーマは「野草:いま、ここで生きてる」。複雑性を増し、様々な危機に見舞われる現代、それでも時にしなやかに、時に力強く生きている私たちを、野草になぞらえながら問いかけます。 アーティストをディレクターに招聘するのが横トリの特徴で、ゆえにコンセプチュアル。とっつきづらさもありますが、その分深みもあると思います。会場の挨拶文にある言葉が全てという感じだったので、一部引用させていただきますね。 「私たちはささやかに想像してみることを提案します。すなわち、私たちの生とは、任意に結びつき、横につながり、予期せず出会い、他者に対して開放的で、絶えず変化し生成する、そのような野草であると」 多様性や環境に対する個人的な闘争から、歴史的・社会的な国や共同体レベルの紛争までがあふれる世界で、ここに集まった作品群もそういった争いに根差したものが多かったです。会場入って最初に飛び込んでくるのは男女も肌の色も混然としたマネキンで首の上からスマホを持った手が伸びます。多様性や見えない差別を問いつつ、現代のスマホ脳を批判してるようにも見えます。 厳しい環境の中わずかな手元の素材で絵を描くコソボのアーティスト、台湾で働くベトナム人のストライキを再現した作品、鮮やかな壁の前に張り巡らされた有刺鉄線のオブジェなどなど、ワールドワイドなそれぞれのサバイブが可視化され目の前に置かれます。それは苦しさ、厳しさを突きつけてくる。 それでも僕たちは生きているし、生きていかなくてはならない。タフな状況ではあるけれど、古今東西、野草の如く確かに生きてきたわけで、どんな危機も乗り越えられると信じるに足ると思います。あなたも、私も、きっとそれぞれ何かと戦っている。一つひとつは小さな野草の叫びを捨て置くことなく目を凝らし、耳を澄まし、想いを致すこと。それらを尊重し共生することが、大事なことなのでしょう。 美術館の他の拠点とも連携して展開されていますが、願わくば館を飛び出して屋外のパブリックなところでもまとまった数と規模の作品が見られると、より街と人の目に触れて意義が高まるのかなとも思いつつ(難しいですよね)、おかえり横浜美術館! 横浜美術館が閉まってると横浜のアート界隈がやっぱり寂しいので嬉しいです。 美術館横の壁面

スケーター始めました。

さて。長男君がスケボーを始めたのに引っ張られて、自分もスケボー始めることにしました。長男がやってるのをただ見守るのがあまりにヒマすぎるので。 先輩から古いデッキを譲ってもらい目指したのは新横浜のスケボー広場。の前に、小机駅のスケボーショップ5050さんに寄って板を見てもらい、ダメになってたパーツを交換してもらって準備完了(なお古すぎるから買い替えを勧められたけれど)。 パーク横の受付でリストバンドもらっていざデビュー。ど素人おじさんで恐れ多かったですが、特にイジメられることもありませんでした。長男君はひと月ぶり4回目とかなのに、ちゃんと成長しててランがずいぶん安定していました。果敢にオーリーにもチャレンジしたり、ひとりで黙々と練習できるところがえらいです。 アタシのほうは、まずはランからだとひたすら直進を折り返しまくり。片足で乗るのムズイぞーって思ってましたが30分くらいたつとぼちぼち安定して乗れる感じに。そうなるとスノボー感覚になってきてターンとかはなんとなーくできるように。おお、これは面白い! オーリーまでは行かなかったけれど。 で、2時間ほどやったら足パンパンになってきてそっかこういう感じもスノーボードと一緒なんだなと。いい風感じていい汗かきましたわ。 パークにはいかにもなスケーターさんがいるのはもちろんのこと、文字通り踊るようにステップを踏む白髪おじさまもいれば、まだまだ初心者と思しきソロ女性もいれば、親子スケーターもいて、いろんな人がくるもんだな〜と思いました。新しい趣味ができて嬉しい。 気軽にいける近所に滑れる場所がないのが悩みですが、たくさん楽しみたいと思います。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

ブルーライトハマスタ!

さて。何年振りでしょう?のハマスタにいってきましたー。横浜市による小学生無料ご招待企画に当選しまして意気揚々とvs阪神戦。 17:30プレーボールと早いのは小学生向け?と思ったら今日明日の連戦は「BLUE LIGHT SERIES」と名付けられた企画だったから。石井竜也が君が代を歌って、試合後にはライブもあるとか。入場時に青いペンライト配られて、5回終了時に照明がおとされてご覧の光景になったのでした。これは楽しい!し、子供喜ぶ! さて試合の方はジャクソンと虎の村神様(注:ワタシ阪神ファンです)の先発。ジャクソンは球威はありそうだけど立ち上がりから荒れ気味でこれは簡単に点が取れそうだなと。一方の村上はストライク先行、ストレートは140km台後半でテンポもよく、なるほどこれがMVPのピッチングかと納得。 がしかしまさかの横浜先制、ジャクソンも立ち直って中盤はゼロ更新。ようやく阪神は森下のタイムリー(記録はヒットとエラー)で同点に。チャンスマーチ鳴り響き押せ押せだったけど、後続倒れて同点止まり。小雨も降ってきて小学生は飽きてしまったし、8時も回ったので8回表まで見て帰路に着いたのでした。 なお試合は延長12回の引き分けで、終了時刻が遅くなったため規定により石井竜也ライブも中止になったそうです(なお、翌日はリンドバーグ出演でこちらも試合が長引いてライブ中止だったそうで)。 久々の野球場、阪神も応援できて、小学生に野球観戦を体験させられて、ベイスターズエールも楽しめたのでした。スポーツシティ横浜、ほんとにありがたいです。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_哀れなるものたち

さて。『哀れなるものたち』観賞。自殺を図ったある女性が、天才外科医ゴッドウィンによって胎児の脳を移植され一命を取り留める。ベラという名を与えられ、身体は大人、しかし精神は子供という彼女は、次第に外の世界に興味を持ち始めて…。エマ・ストーンの主演女優賞はじめアカデミー賞4部門受賞の話題作! 強烈エキセントリック・ファンタジー! 序盤はモノクロでマッドサイエンティスト色が強かったけど、中盤カラーになってからはコメディ色がたちのぼり、やがて終盤は複雑なテーマ性も併せ持つという離れ業! かなり面白かったです。どこから語っていいかわからないくらいの切り口てんこもり。 まずは美術賞取ったビジュアルから。箱庭的なセットと毒々しいほどに華美な背景、そしてベラのめくるめく衣装を見てるだけでも楽しい! はじめは子供の無垢さを表すような白くてふわふわな衣装、外の世界に飛び出しカラーモードになると原色中心、やがて成熟とともに色彩は落ち着きすっかり理性的になった終盤はリトルブラックドレスを思わせる黒と、意味合いもいろいろ込められてそう。時々出てくる魚眼レンズもメタ視点のようでそれも楽しかった。そりゃ賞取るわ。 役者陣も見事で、人の一生を演じたようなエマはもちろん、ドンファンかと思いきやダメンズだったマーク・ラファロの達者さも最高で、特殊メイクもハマってたウィレム・デフォーは今日も快演。その他端役も曲者揃い! このぶっ飛んだ世界に命を吹き込んでましたよね。鶏犬とかもキモカワ!(かわいくないか) 何より考えてしまうのは「理性」についてか。本能のままに生きる子供ベラが知識と経験を得て社会に溶け込み大人女性ベラとなり生きる方針を見つけていく話だったわけですが、その「社会性を身につけること」の喜びと哀しみの両面を描いていたようにも思います。幸福や善悪とは別の、ヒトの定めとしての問いかけ。 良識ある社会の中で、人は本音も本能も本性も隠しながら生きるようになる。でも隠し持つそれらがなくなるわけではないし、悪なわけでもない。程度の差こそあれそういうものを誰しもが持ち、持ち方次第でそれは欠落にもなる。哀れなるものというタイトルの原題はpoor thingsで、poorにはそういう欠損の意味も含まれるのかなと。 この貧しさも厄介で、物理的なものもあれば、精神面での豊かさの対極でもあるわけで、ダンカンやアルフィー

こんな負け方あるんかい

さて。秩父宮にキヤノン対クボタの試合を観に行きました。プレーオフを賭けて負けられない一戦。 前半は良い感じに攻めて、田村さんのオシャレなワンタッチパスや、絶妙な左足キックでトライを奪っていい感じでリードを奪います。がしかし後半途中からFW陣が押され始め、ラインアウトからモールで押し込まれたりして失点。 とは言え残り5分とかで2トライ差あるから大丈夫だろと思っていたのに、まさかのラスト2分くらいでトライ決められ、そしてラストプレーで完全にぶった斬られてのサヨナラトライでノーサイド。うそやん…。 プレーオフが一気に遠のく痛すぎる敗戦でした。うーん、今シーズン観戦5試合目ですが、後半に追い上げられることが多いなー。スタミナの問題なのか、メンタルなのか。いや、デクラークら怪我人が多くて層が薄くなってるのも一因か。 あまりにも悔しい幕切れに、心底ほろ苦い気持ちになって、すっかりキヤノンイーグルスファンになったことを自覚した金曜の夜でした。あーつらい。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

スケートトリップin長津田

町田に行った帰り道、スケボーできる場所ないかな?と探したら長津田の玄海田公園にニュースポーツ広場なるパークがありました。 そんなに大きくはないけどいくつかのセクションもあって地元スケーターが集まってました。隣にはインラインスケート用のスペースがあり、その隣にはバスケゴールが3、4個。バーベキュー場に大きなグラウンドもあったね。よき公園かな 長男君は前回のスケボーから2ヶ月くらい空いての3回目ですが、それでも前回よりなんか進歩してるんだから子供ってすごいわ。しかも最後には段差に挑戦したいと言い見事に玉砕してましたが、その意気やとてもよし! 1時間くらい滑ったところで小雨降ってきたので退散しましたが楽しかったね。パーク巡っていろいろ行くのも面白いしね。ところで、やはり見てるだけは退屈なので自分もスケボー始めたいと思います。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。