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街と人の間に、本と本屋さんがあれたなら


八重洲ブックセンターの本店が来年3月で閉店するそうです。跡地にできる商業施設に入るようですけれども。

さて。昨日ポストしました、発売中のオズマガジン「日本橋・京橋・八重洲」特集のコラボ企画として、その八重洲ブックセンター本店さん併設のドトールさんと、丸善日本橋店さんのカフェで、オズマガジンのミニ写真展が開かれています。

こんな感じで(八重洲ブックセンターさん)誌面に載っていた写真が大きく引き伸ばされて、雑誌と合わせて展示されております。丸善日本橋店さんの方では、オズマガジンを買うとカフェで使える200円引き券も(先着100名さま)。そして、オズマガジン編集部は両店の間くらいにあることもあり、特集もご当地なので、編集部員のおすすめスポットが記載されたミニペーパーも配布中。↓こちら


この4月から、より街にフォーカスしているオズマガジンらしい、特集×書店さん×カフェという取り組みですね。時代はずいぶん変わりましたが、本屋さんは情報集積地であり、街の文化拠点でもあることを改めて実感。逆に言うと、何かしらの付加価値機能を強調していかないと、今後の書店さんはますます厳しいかもしれません。

街に溶け込む本屋さん、街へと開かれた本屋さん。そして、街の外の人と中の人の架け橋になるようなオズマガジンであれると、作り手、届け手、受け手が、良い形で繋がっていけるのかもしれません。

お時間ありましたらぜひお運びください。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

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