スキップしてメイン コンテンツに移動

サッカーの難しさとは

さて。サッカー日本代表がアジアカップの準々決勝で姿を消しました。それに対して失望や批判の声が出ているようです。僕は試合も見てないし、記事とコメントを拾っただけですが、勝手に2つ思ったことがあります。

◾️流れを変えるのが難しい
サッカーは任意で時間が止められないので、流れを切る、変えるのが難しそうです。大体のスポーツはタイムが取れたり、時計が止まったりしますが、サッカーはできない。ラグビーもできないけどわりと時計止まるしリスタートも速くないから、ハドル組んだりコミュニケートする時間あったりしますもんね。あとサッカーはピッチ上で選手が集まるシチュエーションもないな、ハーフタイムしか。

そうすると連続する局面の中で、いくつもの選択肢からプレイをチョイスする時の意思統一ってかなり難しいでしょうね。勝ってる時、負けてる時、流れがきてる時きてない時、選手が変わった時、アクシデントが起きた時…。どんどん変わるゲームにどうアジャストしていくのか。

そのための決まり事、規律って最先端のチームにはどのくらいあるものなんでしょう。サインプレーもあんまりなさそうだしな。サッカーの最大の難しさってそういうところかもしれません。技術以上のチームとしての哲学、悪い流れを断ち切るためのコミュニケーションの手段をどう持つのか。

ひいては、個を繋ぎ合わせ連動させるため、チーム、組織には適切なシステムと明確な運用指針が必要てことか。それがないと綻びが生まれ、亀裂となり破綻してしまう。うん、多くの職場に適用できる学びがありそうです。

◾️いい時は課題が隠れてしまう
思ったことその2。サッカーに限らず、うまく行っている時には課題は見過ごされますね。結果が出ていても100%すべてがうまくいっていることは多くないわけで、何かしらの問題があるはずだけど、結果がいいとそこに目がいかなくなりがち。そしてひとたびつまづくと急にネガティブ要素に注目される。

流れの良い余裕のあるうちに手を打てるのが理想だろうけど、そうはいかないものですよね。とこれは、自分の仕事のコンディションとかに置き換えて思ったことでした。

よりみちしながら、いきましょう。ここからの日本代表に期待しながら。今日も、いい1日を。



コメント

このブログの人気の投稿

相模原camp

さて。キャンプ行ってきました。我が家は道具無しの素人なのでバンガローに宿泊して、ふとんもレンタル。食事類はすべて友人家族におんぶにだっこ。感謝しかありません。 向かったのは相模原のほうの青根キャンプ場というところ。とにかくお天気に恵まれて、夜〜朝こそひんやりしましたが気持ちよくて。バンガローはきれいでエアコンもあったので快適そのもの。 子供達もいろいろ手伝ってくれてお昼はカレーを作り夜はお鍋を作り、翌朝はホットサンド。燻製もあったりどれもこれも美味しくて。自然の中でいただく手作り料理。ベタですが本当に最高ですね。 施設内に大浴場があるのも嬉しいし、川も流れてて釣りや川遊びに興じることも。2日目は近くの宮ヶ瀬湖で遊んで帰りました。とにかく子供たちが楽しそうで、多幸感あふれるキャンプになりました。めでたし。 よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

感想_天気の子

  『天気の子』(2019年公開)鑑賞。異常気象で雨が降り続ける東京に、神津島から家出してきた16歳の帆高。ある日知り合った陽菜というもうすぐ18歳の子は、祈るだけで晴天をもたらす不思議な力を持っていた。ふたりは、その能力を仕事にしはじめて。 前作『君の名は。』がとても面白かったので期待もありつつ、世の評判はけっこう割れていたようで、とても楽しみでした。そして、すっごく楽しめました。 ハリウッドリメイク意識か!?(してほしい!)というくらいのディザスター感、チェイスアクション、そしてジブリなみのファンタジーで、やりすぎ感すらあったと思いますが、やはり真骨頂はジャパニーズ青春エンタテイメント。美しいアニメーション、花火大会の奥行きとかすごいですね。実写にするならぜひ3Dで観たい。 いろんなポイントがあったと思いますが、いちばん感じたのはイノセンスを問われるなぁということ。「君の名は。」以上に、ふたりの主人公の関係に力点が置かれていて、ファンタジーでありながらも真っ直ぐな感情の動きに、思わず涙ぐみました。この真っ直ぐさを受け入れられるか、言い換えると「きれいなものをどこまで信じていられるか」で評価が割れそうな気がしました。 知らぬ間に陽菜を損ない続けていた帆高の自責の念はどれほどだったか。それを思うと、山手線の線路内を走る非現実的にも見えるあのシーンは「ありえない」ほどの想いをちゃんと表現してくれたシークエンスだと感じました。 雨が降り続いた東京は、どこかコロナと共生する今の自分が重なります。どんな苦難があってもそれでも僕たちはそこで生きていくし、物語は続いていく。もちろん去年の段階でそんなことを考えていたはずはなく、それだけ本質をとらえていたということでもあると思います。 天気や生死、運命など、世界にはどうにもならないことがたくさんあるけど、その中でそれぞれに役割を探しながら生きている。大事なのは、ちっぽけな僕たちでも、確かに世界のカタチを変えうる瞬間というのはあるんだということ。須賀のいうとおりそれはただの自惚れ、思い込みかもしれないとしても。 追っ手を振り切って屋上を目指す帆高に、須賀は逃げるなと言った。帆高...

旅を想うだけで楽しい。

軽井沢のハーフマラソンに出てみることにしました。ちょっと楽しみ。 さて。オズマガジントリップの最新号は「春のひとり旅」。気軽に行ける関東近郊を中心にいくつかのエリアが紹介されていて、気候とあわせて旅気分が盛り上がる一冊。 千葉県のいすみ市は、豊かな自然の中で古民家などのお店が集まっていて、穏やかな1日が過ごせる場所。古書の買取と販売を行う上田のバリューブックスさんはいつか行きたいお店。買取を依頼したことがあるだけで訪問のチャンスはまだないけれどいつか必ずですね。 最近仕事でよく静岡には人宿町なるかつての繁華街がリノベーションなどで盛り上がっているとか。それは知らなんだ、次の出張の際には足を伸ばしたい。そして木更津のクルックフィールズには新しい宿泊棟に図書館もできたとなればぜひ再訪しなくては! 真鶴出版にも泊まりたいんだよなぁ!! といった具合で、うわーあそこもここも行きたい!というところの連打です。遠すぎないしニッチすぎないエリアセレクトが嬉しいところ。やっぱり知らないところに行くのはわくわくするし、そこに行くことを想うだけでなんだか元気が出ますね。 やっぱり3年分の我慢というか、縮こまっていた部分がいろいろとあるんだよなぁと、ちょっとずつ思うことが多いですね。旅とか、雑談とか、そういうしばらくぶりの当たり前。 ストレッチするような心持ちで、お出かけを楽しみたいですね。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。