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感想_バーサス(1・2巻)

さて。作画:あずま京太郎 原作:ONE『バーサス』1・2巻読了。とある異世界において、人類は魔族の侵略により滅亡の危機を迎えていた。47体の魔王を倒すべく育てられた47人の勇者たち。ついに最後の戦いへと臨むが…待っていたのは圧倒的な力の差だった。滅亡の道しか残されていないと思ったそこに現れたのは、まったく別の世界。そしてそこでもまた人類は滅亡の危機にあった…。

話題の異世界コミックと思いきやこれは異世界を超えたファンタジー。SFであり、ミステリーであり、オカルトでありのカオス設定で、つまりはこれマルチバースもの。そこに進撃の巨人みを足した構成ですかね。出てきたバースは全部で13。そのすべてで人類は天敵の前に追い詰められている。で、その天敵同士を戦わせたらどうなるか、ってところまで。

スケール大きいし、先も気になる。天敵同士が潰し合うだけじゃさほど話が広がらなそうだし、むしろ天敵たちは相当レベル高いから徒党を組んでさらなる脅威になっちゃうのかな。人類には今のところ1mmの勝ち筋も見出せやしませんけれど。大下克上は果たしてあるのか!?

ある程度巻数が進んだらまた一気読みしたいタイプの物語。とにかく天敵たちが怖すぎるぜ! ところで『黄泉のツガイ』が面白すぎるのですがそれはまた今度。

よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

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感想_チ。―地球の運動について―(第1〜6集)

ラグビーリーグワンはプレーオフへ。残念ながら横浜キヤノンイーグルスは進出ならず。 さて。魚豊『チ。―地球の運動について―』1〜6集読了。天動説が信じられる15世紀ヨーロッパで、地動説を唱える者たちがいた。しかしそれはC教では異端とされ、決して誰かに知られてはならない研究。真理に惹かれ、知性を信じる者たちの、命を賭けた美しき生き様を描き出す!   本屋さんでよく見かけ、マンガ系のランキングで上位に入っていたこちら、めちゃくちゃ面白かったです。主人公と思しき少年が、早々に死ぬ展開で驚きました。地動説を巡る大河ドラマなわけですが、主人公は少年ではなく、「地動説」そのもの、あるいは、「人間の知性」かもしれません。サスペンスでありスペクタクルで、これはめちゃくちゃ続きが気になります。 そしてその中身は名言だらけ。「不正解は無意味を意味しない」「怖い。だが、怖くない人生などその本質を欠く」「僕の命にかえてでも、この感動を生き残らす」「芯から湧き出た苦悩は、煮詰められた挫折は、或いは君の絶望は、希望に転化し得るのだ」「この星は生きるに値する素晴らしい何か」「才能も発展も人生も、いざって時に退いたら終わりだ」「文字は、まるで奇跡ですよ」などなど、哲学的とも言えるものばかり。 10年単位で紡がれるドラマと、これらの名言と繋がっていく中で立ち上がってくるのが、もう一つの主人公とも言えそうな、「文字」そして「本」です。まだ識字率も高くない時代、そして手書きの本しかなかった時代に、言葉を記す文字と本は、浪漫そのものとして存在します。100年、200年前の誰かの言葉が、生き様が、研究が、真理が、言葉によって時を超えて受け継がれること。やがてそれは単なる記録ではなく、「感動」を写し取るものとしてさらに多くの人を巻き込むことになること。 地動説が物語の軸にはありますが、この作品が描こうとしているのは人間の感性や感情の伝播と、その美しさだと思います。科学がテーマなのに、しかしそれを動かすのは、成し遂げるのは、人々の直感と情熱と信念という、論理では表せないものというのが実に面白い! データやロジックの比重が高まるからこそ、アートが斬りこんでくる今の時代をも映し出していますね。 まさに、世界が動き出す、そんなコペルニクス的転回に溢れた傑作。活版印刷が登場してきて、第7集はどうなるんだ!? これ...

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