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アートは世界の鏡なり。

8年愛用したモンベルのサンダルが潰れたので翌日即補充。定番商品のありがたみよ。

さて。森美術館で開催中の「ワールド・クラスルーム:現代美術の国語・算数・理科・社会」を鑑賞。開館20周年記念展だそうですが、ちょっと前に周年の「LOVE展」やったばっかじゃん!と思ったらあれはもう10年前でした。うそやん。

てのはおいといて。さまざまなものに光を当てその手法も多岐にわたる現代美術はもはや総合学科とも言うべきもの。ということで、アートを国語・算数・理科・社会・哲学・音楽・体育・総合とわけてキュレーションした展覧会。国語なら言葉にまつわる作品が、社会は作品数も多くてさまざまな世相を切り取ったもの、理科は化学を参照したり科学的アプローチを取ったものなどといった具合。

ここ数年森美術館はアジアを意識していると思いますが、今回もやはりアジアの作家が多く出品していました。必然的にアジアの国々の社会を切り取ったものも多いので、地味と言えば地味かもしれませんが、グローバルで観た美術館のアイデンティティとしては正しいんだろうなと思いました。宮島達男さんのデジタルカウンターや、奈良美智さんの絵画、杉本博司さんの写真など日本のスターアーティストの作品も。

アートを入り口に世界のさまざまな物事に触れられること、それらの背景を知るきっかけを与えてもらえるのはとても貴重なことだなと再確認する展示でした。好きだったのはメイン写真の作品でジャカルタの古い自作看板を交換して収集したもの。

しかしお客さん、外国の方がとても多くて驚きました。あと、5/27〜28に行われる六本木アートナイトの作品が屋外に先行展示されていましたよ〜。行きたいな。

よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。











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