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幸せのために生きるのではなく、生きてることが幸せだ。

最強寒波ってパワーワードですよね。とにかく大きな被害が出ませんように。

さて。ちょっと前まで日経新聞で「幸福感」にまつわる連載コラムがありました。幸福感が高いと収入も寿命も増えていろいろメリットありまくるというのが実証されていて、じゃあどうやって幸福感高めるねん、というお話です。

誰でも実践できそうな3つの方法が紹介されていて、それは「味わって食べる」「経験を楽しむ」「自然と触れ合う」だそう。自然と触れ合うは素直に共感できますかね。経験を楽しむは、ネガティブなものも含めて楽しめるかどうかが大事だそう。味わって食べるは盲点というか、でも、言われてみれば大事なことのような気もします。食事もそうですし、それ以外もよく味わうこと。

でも、この方法には落とし穴があって、「幸せになろう」と思ってやると、ストレスがかかってしまって逆効果なのだとか。これもそう言われるとそんな気がしますね。幸せになるぞー!と力んで自然に触れてたら、なんだか興醒めですもんね。そうじゃないだろ、と。

これを回避するには中長期的な視野に立つこと、自分のためよりも利他的に取り組むことが重要だそうですよ。単純だけど奥深くて、当たり前のようでいて禅問答的な、きわめて、よりみちの倫理学っぽいテーマだなって思いました。幸せになりたいけど、幸せになろうとすると逃げていく。

そのものを急いで手に入れようとするのではなく、大らかに健やかに朗らかにいた結果、望んでいたものが意外と近くにあったというのが理想的ですかね。これも、頭で考えすぎるとよくないですね。幸せのために味わうのではなく、作ってくれた人のために、一緒に食べる誰かのために味わおう。そういうことなのかもしれません。

これを読んで、今年の抱負は「利他」にしようと思いました。リターンは求めませんよ(おわかりかと思いますが、駄洒落です)。

綺麗な景色を見るのも、幸福感高まりますよね。よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。


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