さて。「抽象化することが大事」という趣旨の記事を読みまして、なるほどな〜と思いました。曰く、抽象=曖昧としたものでよくない、というイメージがあるが、本来の抽象化は全体像をつかむことを意味するそう。なるほど、それは大事なことだ。
抽象というとつい、「ふわっと」や「ざっくり」方面にとらえがちですが、そうではなく、より本質的な核心だけを抜き出すのが本来の抽象化ということか。うまくできればその抽象には汎用性がもたらされ、汎用性があれば様々な事象にも応用が効いてくる。だから抽象化ができれば、そこを起点に物事のコンセプトを立てることにもつながっていくと。
個別具体的な各論にとらわれて、マクロに全体をデザインする視点て、抜けてしまうことも多いかもしれないな。ある意味、可視化されている各論を語るのは容易くて、そうではないメタな目線を持てるかは、なかなかセンスや訓練のいることなんでしょう。
あるいは逆に、抽象的なものから具体的なイメージを膨らませることも、僕たちは苦手としているかもしれません。すぐに答え=正解を欲しがったり、他人の目を気にするがゆえに、抽象的なものを難解として遠ざけてしまう部分があるような気がします。不正解でも、自分なりの見解を持って当たれば、それはどこかで大事な意味を持つこともあるはず。
目先の利益や、わかりやすい現象だけではなく、大きな目線と心踊るロマンが必要ってことですかね。などと思ったのでした。おしまい。
よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。
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