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雪どけ水のある町で

今週も月曜日の話題は佐々木朗希から始まった僕です。

さて。今月のメトロミニッツが発行されておりました。特集は「水のこと考えてる?」で、ズバリ水です。初めて知りましたが、宮城県で初めて水道事業が民営化されるなど、水の周りが騒がしい…というわけでもないですけど、水にまつわる特集で、主に雪どけ水の便りでした。

巻頭で登場するのは山形県。雪が溶け(今年は特に多かった)、しばらくぶりに姿を見せた地面の下からは新しい命が芽吹いているようで、山菜が姿を見せ、海からサクラマスが戻り、そしてその雪どけ水は様々な豊かさを地域にもたらしていくのだそう。つい最近、山形を訪ね出羽三山の雪化粧を眺めてきたので、その景色を思い出して胸が高鳴ります。まだまだ知らない山形がたくさんあるなぁ!

そして衝撃だったのが、こちらのページ。4月中旬から約1ヶ月ほど、白川湖に雪どけ水が流れ込むと、水没林なる風景が現れるのだそう。霧のかかったそのあまりにも幻想的な風景に目が釘付けになりました。これは地元出身の小関一成さんが撮りためたものだそうです。

2月に写真展をやっていたようで、これは実物見たかったな〜! サイトで写真見られますので、ぜひご覧ください。写真集買おうかな。。

話が少しそれましたが、水とひと口に言っても実に様々なものがありますね。雨、川、海、水道、霧、そして雪どけ水。姿を変え、地球を巡り、私たちの周りを循環していくこの存在は、命そのもの。日本では、当たり前にそこにあるものだから特別に感じることは少ないけれど、本当はとても貴重なものとして、もっともっと大切にしないといけないのかもしれません。

そんなことを、ふと思う一冊でした。東京メトロのラックまたは、29日からはKindleストアでもどうぞ。
よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。

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