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影の仕事の報酬は誰が支払う?


人間ドックの結果が返ってきて、軽度の異常はあるものの概ね問題なしってことでした。軽度の異常、気になるな。。

さて。新聞で「シャドーワーク」なる言葉を知りました。1981年に哲学者のイバン・イリイチさんが提唱したそうで、子育てや家事などの報酬をともなわない仕事全てのことを言うそうです。で、最近はむしろ、現在のデジタル社会の中で気付けば消費者が負担している労働にフォーカスが当たっているそう。

すなわち、アプリやらウェブサイトでの会員登録だったり、オンラインショッピングでの購入手続きだったり、そういう何やかや。何かに興味を持ってクリックしたものの、ID登録で嫌になった人、多いんじゃないですかね。僕はもちろん何度もあるわけですが、この煩わしさこそがシャドーワークということ。思い当たることがありすぎるぞ!

デジタル社会の前であれば、窓口に行って、企業側がやってくれていたかもしれない作業がいつの間にかこちら側にきていたという話で、もちろんそのおかげでコストが下がったり無料でサービスを享受できたりしているから、一概に良い悪いは言えないのですが、費用は減っても自分の時間や労力を差し出しているとしたら、果たしてそれは便利と言えるのか。一度立ち止まって見た方が良いことかもしれません。

最近のウェブサイトは問い合わせ電話番号が載ってないことも多くて、メールなりチャットなりでの相談がスタンダードですよね。それで解決すれば良いのですが、なかなか知りたいことにたどり着けなかったり、すぐには希望がかなえられなかったりして悶々とすることもよくある話。ちょうど今、旅行予約でもやもやしてるんだよな。

テクノロジーによってずいぶんと利便性や効率性などたくさんの恩恵を受けたように思いますが、事実として恩恵を受けている実感もありますが、決してそれは無償ではないということ、個人情報などのデータに限らず、場合によっては恩恵以上のコストを支払っていることもあり得るということを今一度考えたほうがいいよなーと思うのでした。ただより高いものはないってか。

よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。


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