1/19日曜日おはようございます。一昨日見たセーターを買えばよかったと後悔している僕です。週明けでも残ってるかな?
10年くらい前に実家に眠っていたフィルムの一眼レフカメラを譲ってもらい、旅行やお出かけの時に使っています。デジカメではダメなのかと言われたら、ダメな理由は何も思いつかないですし、フィルムとスマホと両方撮っちゃってるのですが。
ただ、粒子の粗さとか、現像するまで写ってるかわからない感じは、好きです。たまに、いいかも!というのが撮れてると嬉しい。
雑誌の編集では、フォトグラファーさんとのお仕事は重要で、こういう写真が撮りたいとか、こんな風に撮って欲しいとか、お願いをします。自分でカメラの真似事をする様になって良かったのは、無茶苦茶な注文をしなくなったこと。画面の手前のものも、奥のものも、両方目立たせてください、とか昔はお願いしてました。無理だよ!
写真表現は本当に多様で、写真家さんの個性も様々で、その中でオズマガジンによい写真てなんだろうと、あれこれ考えています。時代も気分もどんどん変わるので、正解はないというか、少なくとも一つではないですね。
皆さんプロなので、適当なお願いでも十分よい写真ですが、こだわればこだわった分だけ、いい仕上がりになるというのも本当。神は細部に確かに宿る。
写真は、静岡のイチゴ狩りと、逗子海岸。
ところで、フィルム代も現像代も、どんどん値上がりしてて、趣味にするには懐には優しくないのですけどねー。
よりみちしながら、いきましょう。今日も、いい1日を。
ラグビーリーグワンはプレーオフへ。残念ながら横浜キヤノンイーグルスは進出ならず。 さて。魚豊『チ。―地球の運動について―』1〜6集読了。天動説が信じられる15世紀ヨーロッパで、地動説を唱える者たちがいた。しかしそれはC教では異端とされ、決して誰かに知られてはならない研究。真理に惹かれ、知性を信じる者たちの、命を賭けた美しき生き様を描き出す! 本屋さんでよく見かけ、マンガ系のランキングで上位に入っていたこちら、めちゃくちゃ面白かったです。主人公と思しき少年が、早々に死ぬ展開で驚きました。地動説を巡る大河ドラマなわけですが、主人公は少年ではなく、「地動説」そのもの、あるいは、「人間の知性」かもしれません。サスペンスでありスペクタクルで、これはめちゃくちゃ続きが気になります。 そしてその中身は名言だらけ。「不正解は無意味を意味しない」「怖い。だが、怖くない人生などその本質を欠く」「僕の命にかえてでも、この感動を生き残らす」「芯から湧き出た苦悩は、煮詰められた挫折は、或いは君の絶望は、希望に転化し得るのだ」「この星は生きるに値する素晴らしい何か」「才能も発展も人生も、いざって時に退いたら終わりだ」「文字は、まるで奇跡ですよ」などなど、哲学的とも言えるものばかり。 10年単位で紡がれるドラマと、これらの名言と繋がっていく中で立ち上がってくるのが、もう一つの主人公とも言えそうな、「文字」そして「本」です。まだ識字率も高くない時代、そして手書きの本しかなかった時代に、言葉を記す文字と本は、浪漫そのものとして存在します。100年、200年前の誰かの言葉が、生き様が、研究が、真理が、言葉によって時を超えて受け継がれること。やがてそれは単なる記録ではなく、「感動」を写し取るものとしてさらに多くの人を巻き込むことになること。 地動説が物語の軸にはありますが、この作品が描こうとしているのは人間の感性や感情の伝播と、その美しさだと思います。科学がテーマなのに、しかしそれを動かすのは、成し遂げるのは、人々の直感と情熱と信念という、論理では表せないものというのが実に面白い! データやロジックの比重が高まるからこそ、アートが斬りこんでくる今の時代をも映し出していますね。 まさに、世界が動き出す、そんなコペルニクス的転回に溢れた傑作。活版印刷が登場してきて、第7集はどうなるんだ!? これはマスタ
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